つい気になって潰してしまいがちなニキビですが、肌へ大きなダメージを与えます。
また、放置してしまうと色素沈着や炎症の悪化・クレーター状のニキビ跡などさまざまな症状を引き起こします。
本記事ではニキビを潰してしまったときの正しい対処法、そして万が一跡が残ってしまった場合の治療法まで詳しくご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
ニキビを潰すリスクとは?
ニキビを潰す行為には、見た目以上に深刻な肌トラブルを引き起こすリスクがあります。
クレーターや色素沈着が残りやすくなる
指や爪でニキビを無理に潰すことで、皮膚の深い層にまでダメージが及び、陥没したクレーター状のニキビ跡が残りやすくなります。
炎症が長続きすることでメラニン色素が過剰に生成され、色素沈着を引き起こす場合もあります。
炎症や感染が悪化する
指や爪・器具についた雑菌が傷口から内部に入り込み、炎症が悪化するリスクがあります。
ひどい場合は化膿して熱をもったり、赤みや痛みが続いたりすることも考えられます。
ニキビ跡が残るとセルフケアでの改善は困難
一度ニキビ跡ができると、セルフケアでの改善が難しくなります。美容クリニックで専門医による治療が必要です。
セレクトクリニックでは、残ってしまったニキビ跡の改善のお手伝いをさせていただいております。
ニキビ跡にお悩みの方は、まずはお気軽にご相談ください。
もしニキビを潰してしまったら?すぐにやるべき応急処置
万が一ニキビを潰してしまった場合は、肌を少しでも保護するためにもすぐに応急処置をしましょう。
- 清潔に配慮して膿や血を拭き取る
- 流水やぬるま湯でやさしく洗う
- 消毒する
- 保湿・保護する
- 抗生剤やニキビ用薬の使用(必要に応じて)
上記の方法はあくまでもニキビの状態が比較的良好な場合に限ります。腫れや赤みが強い場合は決して自己判断せず、皮膚科や美容クリニックを受診してください。
ニキビ跡が残ってしまった場合の治療法
セレクトクリニックで行っている、「残ってしまったニキビ跡」の治療方法をご紹介します。
アドバテックスレーザー
搭載されている2種類の波長のうちの一つである589nmの波長が血管系に反応することで、アクネ菌の殺菌効果や炎症の抑制効果により、ニキビや赤みがあるニキビ跡の改善が期待できます。
もう一方の1,319nmは皮下2mmまで届くため、コラーゲンの生成を促進してクレーター状に凹んだニキビ跡へアプローチします。
関連記事:ニキビ跡や赤みにさよなら!アドバテックスレーザーとは
キュアジェット
針を使わず、空気圧によって細胞の間に隙間を作り出すことで薬剤をより深くまで浸透させる医療機器を使った治療法です。
「コンタクトモード」を使用することで、クレーター状のニキビ跡に見られる線維化した組織を断ち切り、下から凹んだ部分を持ち上げるようにして改善を目指します。
ジュベルックやレニスナなど、肌悩みに合わせた薬剤を組み合わせられる点も魅力的です。
関連記事:【医師監修】キュアジェットの効果|いつから効果を実感できる?
トライフィルプロ
硬く繊維状になったニキビ跡の組織にCO2ガスを注入し、できた隙間に薬剤を入れることで効率的な改善が期待できる医療機器を使った治療法です。
薬剤の効果だけでなく、組織の癒着を剥がす際にコラーゲンの生成を促進して肌の内側からハリのある肌を目指します。
関連記事:【症例掲載】トライフィルプロの効果とは?いつから効果を実感できる?
ポテンツァ
極細の針で肌に無数の穴を空けると同時に、針の先端から高周波を照射し、真皮層まで熱エネルギーを届ける医療機器を使った医療法です。
ドラックデリバリーシステムにより針を抜去する際に、同時に押し出される空気より薬剤を均一に注入する事ができるため、ニキビやニキビ跡、毛穴・赤ら顔など様々な肌トラブルの改善が期待できます。
関連記事:【ビフォーアフター画像掲載】ポテンツァとは? 効果・ダウンタイム・値段などについて専門医が徹底解説
マッサージピール
メラニンの過剰生成を抑制する「コウジ酸」配合のピーリング剤で、色素沈着を起こしたニキビ跡に有効です。
広範囲の施術にも向いており、顔のほか二の腕や背中へのアプローチも可能です。
ミックスピール・サリチル酸ピール
保湿力が高く肌への影響が少ない「乳酸」がメインのミックスピールや、角質の軟化作用に優れた「サリチル酸」をメインとしたサリチル酸ピールもニキビ跡に有効す。
いずれも肌の状態に合わせて複数回の施術を受けることで、ニキビ跡の改善だけでなく、ニキビのできにくい肌を目指せます。
関連記事:【ビフォーアフター画像掲載】ピーリングのメリット・デメリット、リスクとは?施術の流れについても解説
TCAピーリング
トリクロロ酢酸を塗布するピーリングで肌を傷つける事でコラーゲン生成が促され凹みが解消していきます。
主にアイスピック型・ボックスカー型のニキビ跡にも用いられ、階数を重ねるにつれて徐々に症状が目立たなくなります。
関連記事:ビフォーアフター有|TCAピーリングがニキビ跡の根本的な改善治療に向いている理由とは
ダーマペン
極細の針で肌に穴を空け、傷がふさがる過程でコラーゲンやエラスチンの生成を促進する施術です。
肌の保水力やハリ感がアップするため、凹凸や赤み・色素沈着などさまざまな肌トラブルの改善が期待できます。
関連記事:ビフォーアフター有|クレーター肌・ニキビ跡に効果的なダーマペンについて医師が解説!
イソトロイン
イソトロイン内服はビタミンA誘導体が主成分の内服薬です。
主な効果は皮脂腺の縮小であり、ニキビができる原因となっている過剰な皮脂分泌をコントロールします。
関連記事:【専門医解説】イソトロイン(イソトレチノイン)とは?効果や副作用について徹底解説
サブシジョン
線維化し硬くなったニキビ跡に対し、針を使って組織の癒着を剥がす施術です。
単独で行う場合もあれば、できた隙間にヒアルロン酸を入れ再癒着を防ぐ場合もあります。
関連記事:ビフォーアフター有|サブシジョンの効果・ダウンタイムとは
ニキビ跡を悪化させないために気をつけること
ニキビ跡ができてしまったときは、少しでも悪化を防ぐために気をつけていただきたいポイントをご紹介します。
正しいスキンケアを徹底
洗顔はゴシゴシ擦らず、たっぷりの泡でやさしく洗うようにしてください。
なるべく刺激の少ない洗顔料を使い、肌にストレスを与えないようなスキンケアを心がけましょう。
全体的な生活習慣を見直す
睡眠不足や偏った食生活によって皮脂の分泌量が増えるとニキビができやすく、治りにくくもなります。
ビタミンB群やビタミンCなど、肌の健康を保つ栄養素を意識的に摂取しましょう。
ファンデーションの厚塗りを避ける
厚塗りメイクによって毛穴が塞がれると、皮脂の出口がなくなってしまい、アクネ菌が増殖する可能性があります。
ニキビが気になる時期はパウダーファンデーションに変えるなど、肌に負担をかけないベースメイクを心掛けることが大切です。
早めに専門機関を受診する
ニキビやニキビ跡がなかなか改善しない場合は、早めの段階で専門医を受診しましょう。
セレクトクリニックでは、ご紹介した医療機器を症状にあわせて使い、ニキビ跡のお悩みを改善するお手伝いをいたします。
「自分だけではもう治しようがない」とお困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
まとめ
気になるニキビを潰してしまった場合、適切に処置しなければ肌トラブルが悪化してしまう恐れがあります。
日々のスキンケアや生活習慣の見直しなど、ご自身でもできるセルフケアで悪化を防ぎましょう。
それでもニキビ跡が残ってしまってお悩みの方は、ぜひセレクトクリニックへお気軽にご相談ください。
肌トラブルの専門医が悩みを伺い、トラブル改善のお手伝いをさせていただきます。