「クマ対策に良さそうなスキンケアアイテムを使用しているけど、なかなか効果を実感できない…」
「コンシーラーなどでメイクをしてもクマが隠れない…」
そんな悩みを感じている方もいるのではないでしょうか。
そこで、本記事ではクマの種類や原因、当院で行っている目の下のクマ取り治療について詳しく解説します。
クマの状態によっておすすめの治療法が異なるので、どのような対策法があるのかチェックしてみましょう。
目のクマの種類と原因
目のクマは目の下のカラーによって下記のタイプに分けられます。
- 茶クマ
- 青クマ
- 黒クマ
- 赤クマ
クマの種類とそれぞれの原因について解説しますので、自分のクマがどのタイプに当てはまるか確認してみましょう。
茶クマ
茶クマは目の下がくすんだ茶色になっているのが特徴です。
紫外線ダメージによるメラニン色素の沈着や目もとのこすりすぎ、化粧品による色素沈着などが原因とされています。
皮膚に色素がついてしまっているので、目の下の皮膚を下に引っ張っても色味が変わりません。
また、40代の女性に現れやすい「肝斑」というシミの可能性もあります。
青クマ
青クマは目の下が青黒く見えるのが特徴で、血行不良や目の疲れなどによって、目の周りの血流が悪くなることが原因とされています。
目の下の皮膚を引っ張ると色味が薄くなるのが特徴です。
睡眠不足やストレスがたまっている人、パソコンやスマホを使う機会が多い人、皮膚が薄く肌が白い人は、青クマが目立ちやすい傾向があります。
青クマ対策として目元を指でマッサージして血行を促進する方法がありますが、過度な目元ケアは茶くまの原因となるので注意しましょう。
黒クマ
目の下には「眼窩脂肪」という脂肪がついています。
加齢とともに目の周りの眼輪筋の衰えやコラーゲンの減少が起きると、眼窩脂肪が突出して目の下にたるみができることがあります。
このたるみの下に窪みができることで、影によって目の下が黒く見えているのが「黒クマ」です。
黒クマは実際に皮膚が黒くなっているわけではなく、太陽やライトに当たるとより目立ちます。
上を向いたときにクマが目立たなくなるなら黒クマの可能性が高いでしょう。
主に加齢によるたるみが原因ですが、生まれつき脂肪の量が多い人も黒クマになりやすい傾向があります。
赤クマ
赤クマは、目の下の脂肪が突出することで皮下にある眼輪筋がうっ血して色が透けて見えている状態です。
青クマと同じく、目の疲れや睡眠不足などによる血行不良が原因とされています。
血行不良になると赤〜青紫色に見えるため、「紫クマ」ができる場合もあります。
【種類別】目のクマを改善する方法
先述したとおり目のクマにはいくつかの種類があり、それぞれ改善方法が異なります。
茶クマの改善方法
茶クマは皮膚事態に色素が沈着してしまっている厄介な状態です。コンシーラーの使用で誤魔化すことはできますが、根本的な改善にはつながりません。
ビタミンC誘導体やハイドロキノン、アルブチンといった美白成分を含むクリームやセラムを使用することでメラニンの生成を抑制し、悪化しないようにしましょう。
また、乾燥は色素沈着を悪化させるとされるため、日ごろから十分な保湿を心がけることが重要です。ヒアルロン酸やセラミドを含む保湿剤を使用しましょう。
既に定着してしまっている色素沈着にはレーザー治療やケミカルピーリングといった医療的なアプローチが必要となります。
青クマの改善方法
青クマの原因のほとんどは血行不良です。色素が皮膚に定着しているわけではないため、血行を改善すれば目だたくなります。
ホットアイマスクや温めたタオルなどを目の周りに当てることで血行を促進しましょう。
また、睡眠不足や栄養の偏りでも血行不良が起こりやすくなります。
そのため、医療的なアプローチというよりは生活習慣の改善に取り組むことが重要です。
適度なマッサージも血行を改善する効果がありますが、過度にやり過ぎると色素沈着の原因となってしまうため注意しましょう。
黒クマの改善方法
黒クマの原因は主に皮膚のたるみによって影ができることです。
乾燥は皮膚のたるみを悪化させるため、特にヒアルロン酸やセラミドを含む目元専用のクリームを使用してしっかりと保湿しましょう。
また、レチノールはコラーゲンの生成を促進し、皮膚の弾力性を高める効果があります。
たるみが強くスキンケアや生活習慣では改善できない場合、医療的なアプローチが必要となることもあるでしょう。
赤クマの改善方法
赤クマも青クマと同様に血行が原因であるケースが多いです。
目の疲れやストレスが原因である場合もあるため、生活習慣の改善を意識するようにしましょう。
もし炎症の場合は温めると余計に悪化する恐れがある点には注意が必要です。
▶関連記事:【目の下のクマ治療】その方法と効果について医師が解説
セレクトクリニックの目の下のクマ治療
目の下のクマはたるみや色素沈着、血管が透けて見えているなど、人それぞれ原因が異なります。
目の下のクマ治療は、クマのタイプや原因に合わせて適切な治療を行うことが大切です。
当院では、クマの状態に合わせて以下のような治療を行っています。
- ヒアルロン酸注入
- 下眼瞼脱脂術
- 下眼瞼たるみ取り
- ベビーコラーゲン注入
それぞれ特徴が異なりますので、ひとつずつご説明していきます。
ヒアルロン酸注入
たるみによる目の下の窪みが原因となっている黒クマは、ヒアルロン酸を注入することで解消する効果が期待できます。
ヒアルロン酸はもともと体内にある成分で、1gあたり6リットルの水分を保持する力があるといわれています。
肌のハリや弾力を保つ役割があるのですが、年齢を重ねるとともに減少していくのが特徴です。
このヒアルロン酸を窪み部分に注入することで、肌に自然なハリを与えて黒クマを目立ちにくくできます。
即効性があり、施術時間やダウンタイムが短いのもメリットです。
また、もともと目の下の脂肪が痩せていて、窪みがあることで黒クマが目立つケースもあります。
この場合も、ヒアルロン酸注射で効果が期待できます。
下眼瞼脱脂術
目の下の眼窩脂肪の突出が原因となっている黒クマの場合、眼窩脂肪を取り出すことで膨らみが解消され、影ができるのを防ぐ効果が期待できます。
下眼瞼脱脂術は下まぶたの裏側を切開し、余分な眼窩脂肪を取り出す施術です。
黒クマを解消する効果が期待できるだけでなく、スッキリとした目元になるメリットもあります。
下まぶたの裏側を切開するので、傷跡が目立つ心配がありません。
施術後に抜糸の必要はなく、個人差はありますが、通常2日〜1週間程度で腫れや痛みが治まります。
下眼瞼除皺
加齢に伴いできた皮膚のたるみは下眼瞼たるみ取り手術により余分な皮膚を切除することで改善が見込めます。
目の下はたるみができやすい部位で、一度皮膚が伸びてしまうと日常的なケアでたるみを解消するのは難しいです。
余分な皮膚を取り除くことでたるみの影ができにくくなり、黒クマの解消が期待できます。
下まつ毛の生え際を切開して縫合するため、傷跡は目立ちません。
1週間後に抜糸が必要になり、個人差はありますが、腫れは1週間程度、赤みは1〜2ヶ月程度残ることがあります。
また、目の下の眼窩脂肪と余分な皮膚を切除する施術方法もあります。
目の下の脂肪量やたるみ方によって適切な施術方法が異なるので、カウンセリング時にご相談ください。
ベビーコラーゲン注入
コラーゲンは肌のハリや弾力を保つのに欠かせない成分で、ヒアルロン酸と同じように加齢とともに減少していきます。
シワやたるみ、クマ治療では、コラーゲンを気になるところに注入してボリュームを出すことで改善効果が期待できます。
コラーゲンには、Ⅰ型・Ⅱ型・Ⅲ型などの種類があり、当院ではコラーゲンⅠ型とⅢ型を50:50の⽐率で配合した「ベビーコラーゲン」を使用しています。
Ⅲ型コラーゲンは赤ちゃんの肌に多く含まれているもので、肌質改善効果も期待できるのが特徴です。
ヒト由来のコラーゲンなのでアレルギー反応が起きるリスクが少なく、肌なじみが良いため、目の下など皮膚の浅いところの注入に適しています。
クマ治療で使用する際には、目の下の段差を解消することで黒クマが目立たなくさせることが可能です。
また、ベビーコラーゲンは乳白色をしているので、注入することでクマの色味を自然にカバーする効果も期待できます。
施術の流れ
施術をする際には、以下のような流れで行います。
【カウンセリング予約】
クマ治療をご希望の方は、ホームページの予約フォームかお電話にて無料カウンセリングをご予約ください。
【カウンセリング】
治療を始める前にカウンセリングにてお悩みやご希望をお伺いし、治療方法をご提案します。
それぞれの治療方法のメリット・デメリットを含めて、治療内容や施術方法、治療後の経過などをわかりやすくご説明します。
気になることはあれば、なんでもお気軽にご相談ください。
【施術】
患者様に適したメニューが決定したら施術に移ります。
治療内容や施術部位の状態によって異なりますが、施術時間はベビーコラーゲン・ヒアルロン酸が10分程度、下眼瞼脱脂術・下瞼たるみ取りは30分程度が目安です。
なお、本記事でご紹介した治療法はすべて入院の必要はありません。
下瞼たるみ取り治療など、縫合する手術の場合は1週間後に抜糸が必要になります。
料金
目のクマ取りの治療に関する料金は下記の通りです。
施術名 | 料金 |
下眼瞼脱脂術(切らない目の下のたるみ取り) | 200,000円 (税込220,000円) (安藤医師指名料 税込55,000円) |
下眼瞼除皺(切る目の下のたるみ取り) | 398,000円 (税込437,800円) |
※自由診療には本国における未承認医薬品・医療機器が含まれます。
治療に使用する機器は当院医師の判断の元、個人輸入にて手続きを行っております。
▶関連記事:【クマ・たるみ】目の下の脱脂(下眼瞼脱脂)とは?方法や症例写真も紹介!
セレクトクリニックの目の下のクマ治療
【直撃】下眼瞼脱脂(目の下のくま取り治療)を受けた上原医師にインタビュー
目の下にくっきりと黒グマができてしまっているのが見てわかると思います。
施術前写真では疲れ顔に見えるだけでなく、表情が暗く顔全体もくすんで見えてしまっています。 施術後は、わずか1日でこれだけの変化が期待でき、さらに腫れや内出血などはほとんどわかりませんよね。 今回は手術中の様子や手術後の経過について、上原医師にインタビューしてみました。 |
Q.下眼瞼脱脂を受けようと思ったきっかけを教えてください
目の下のクマが原因で、老けて見られるのではないかと自分自身気になっていた。
また、最近は職業柄、周りのスタッフに「先生疲れてますか?」と指摘されることもあり手術を決めました。
Q.安藤先生にどのようにオーダーしましたか?
目の下の膨らみとくまの程度をみて、くぼみや小じわが処置後に出ないように、適正な量の脂肪の量を取ってほしいとオーダーしました。
Q.施術中の痛みはありましたか?具体的にどのような痛みがおしえてください。
正直、痛みは強い方ではないので、手術がはじまる前は怖かったです。
ただ、麻酔を行なってしまえば、一部痛みがでやすい箇所(内側部)を取るとき以外は気になる痛みはありませんでした。
また、内側部など痛みがでやすい箇所は安藤先生が声をかけてくれたり、麻酔を足して施術を行ってくれたりしたので、私は最後まで大きな痛みを感じることがありませんでした。
ちなみに、施術中の様子を安藤先生に聞いたところ、施術前は強張ってしまいかなり力が入っていたそうなのですが、麻酔を行なった後はとてもリラックスしていたようです。
実際に、施術中に力んでしまうと腫れや内出血が増す可能性もありますので、患者様にリラックスしてお受けいただけるよう、努力して参りたいと思いました。
Q.施術中の感覚は?
痛みとは別に、目の奥の方がひっぱられる感覚がありました。
このような感覚は実際に行ってみないとわからないことなので、私自身とても参考になりました。
Q.麻酔が切れたあとの痛みは?
麻酔が切れた後の痛みはほぼありませんでした。
触ると多少痛いくらいで、日常生活を送る上ではほとんど気になりませんでした。
Q.下眼瞼脱脂をしたことで何が変わりましたか
施術前に比べて若くみられるようになりました。
朝起きて鏡をみても、疲れ顔が気にならなくなり、周りの人からも疲れ顔を指摘されることがなくなりました。
Q.1日後の腫れの状態などダウンタイム
腫れはほとんどありませんでした。手術をしているので多少の浮腫みはありましたが他人からみても気づかれないほどでした。
また、内出血もなく、痛みに関してはほとんど感じませんでした。
Q.次に行いたい施術は?
目元が若返ったので、次はあご下の脂肪吸引を行いたいですね。
施術を行ったらまた感想を掲載いたします。
▶関連記事:【2024年版】クマ取り(下眼瞼脱脂)の種類とメリット・デメリット・リスクとは?専門医が徹底解説
まとめ
クマがあると年齢より老けて見えたり疲れて見えたりすることがあるため、クマを解消するだけで顔の印象が大きく変わるものです。
クマの原因によっては生活習慣の見直しや正しいスキンケア、血行促進を心がけることで改善が見込める場合もあるでしょう。
しかし、日常的なケアでは解消できないケースもあります。
セレクトクリニックでは、クマの状態に合わせて様々な治療を行うことができます。
クマを改善したいという方は、ぜひ一度無料カウンセリングにお越しくださいませ!
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