「二重埋没法」について、「効果は長く続くのか」「キレイな仕上がりは保てるのか」といった疑問を持つ人は多いです。
この記事では、二重埋没法の概要やメリット・デメリット、施術前後に気をつけるべきポイントまで、解説しています。
二重埋没法の効果について詳しく知りたい人や、施術を受けようか悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。
二重埋没法とは?
二重埋没法とは、メスを使用せずに行う美容手術の1つです。
特殊な医療用の糸を使ってまぶたに小さな結び目を作り、二重のラインを形成・定着させます。
この方法は、メスを使う切開法と比較して手軽かつ短時間で行えるため、「プチ整形」とも呼ばれています。
施術後の腫れや内出血に個人差はありますが、通常は約1週間で落ち着きます。
このようにダウンタイムが短く、生活に支障をきたす期間が短いことも人気の理由です。
また、埋没法の二重はメスを使用せず糸で固定するだけのため、原則として糸を取り除けば元の一重まぶたに戻すことも可能です。
糸を除去した後でも、再施術を行えば再び二重を目指せます。
二重埋没法のメリット5つ
二重埋没法のメリットは、以下の5つです。
- メリット①:施術時間が短い
- メリット②:施術の跡が目立たない
- メリット③:費用を抑えられる
- メリット④:ダウンタイムが短い
- メリット⑤:施術のやり直しができる
それぞれ解説します。
メリット①:施術時間が短い
二重埋没法のメリットのひとつは、施術にかかる時間の短さです。
一般的なメスを使用する整形手術では、医師の経験や症例にもよりますが、数時間かかることがあります。一方、二重埋没法であれば長くて30分程度です。
この短時間でできる施術は、忙しい人にとって都合が良く、長時間の手術に対して不安がある人でも安心できます。
施術時間が短いとクリニックにいる時間も短くなるため、手術にかかる全体的なストレスも軽減されます。
仕事やプライベートが忙しく、時間があまり取れない人にとって大きなメリットです。
メリット②:施術の跡が目立たない
施術の跡が目立たないことも二重埋没法のメリットのひとつです。
二重埋没法では、メスを使用せずにまぶたの裏側に特殊な糸を通して二重を形成します。
このため、顔の前面、特に目立ちやすいまぶたの表面に傷跡が残りません。
手術直後から糸を埋め込んだ痕がほとんど目立たないため、周囲の人に施術を受けたことが分かる可能性が低いです。
さらに、二重埋没法は比較的難しくない施術で回復も早いため、普段の生活に戻るまでの時間が短いのも特徴です。
日常生活への影響を最小限に抑えつつ、理想の二重まぶたを実現したいと考える人には大きな魅力と言えます。
メリット③:費用を抑えられる
二重埋没法は一般的な整形手術に比べて、費用面で優れています。
具体的には、メスを使う切開法などに比べて手術時間が短く、術後の回復も早いため、かかる費用も安く済むのです。
また、クリニックへの通院回数も少ないため、通院にかかる交通費や時間の節約も見込めます。
これらの理由から、他の美容整形に比べて総合的にコストパフォーマンスが高いと言えます。
メリット④:ダウンタイムが短い
ダウンタイムの短さも二重埋没法の大きなメリットです。
メスを使わずに行える二重埋没法では、腫れや内出血が起きにくいため、ダウンタイムが短く済みます。
手術後の回復期間が格段に短くなるため、仕事や日常生活への負担軽減が可能です。
クリニックによっては、施術後すぐのメイクも問題ないため、翌日から仕事に復帰できるケースも少なくありません。
このように一般的に切開法に比べて回復が速いため、忙しい人に適しています。
美容手術の中でも二重埋没法はダウンタイムによる負担が少なく、仕事やプライベートへの影響を最小限に抑えながら理想の目元を手に入れることができるのです。
メリット⑤:施術のやり直しができる
二重埋没法のメリットのひとつは、施術のやり直しができることです。
施術に使用する糸は簡単に抜糸ができ、再度希望に合わせた位置で埋没できるからです。
たとえば、施術後に二重のラインが思っていたものと異なっていた場合や、時間が経過してから二重の幅を広げたいと考えた場合でも、再施術を行うことで望む二重の形に改善できます。
一般的な切開法と比較すると、埋没法は腫れも少なく、ダウンタイムも短いため、修正を行う際の身体的・時間的負担も軽く済みます。
このように、二重埋没法は柔軟な調整が可能なため、美容に関心が高い若年層や中年層、また美容手術を検討している人におすすめです。
二重埋没法のデメリット2つ
二重埋没法のデメリットは、以下の2つです。
- デメリット①:永久に同じ二重幅が持続するわけではない
- デメリット②:向き不向きがある
以下でそれぞれ確認します。
デメリット①:永久に同じ二重幅が持続するわけではない
二重埋没法では、永久に同じ二重幅が持続するわけではないことがデメリットです。
時間経過と共に埋没糸が緩む可能性がございます。また埋没糸が持続した場合でも、加齢と共に皮膚の弛みが生じる場合があります。
皮膚の弛みが生じると、皮膚の重さにより二重幅が狭く感じることがあるので、違和感を感じたら対処を行いましょう。
対処法として、下記の3つが挙げられます。
- 再度埋没法を行う
- 皮膚自体を切開する二重全切開を行う
- 皮膚の弛みだけではなく目を開く筋肉自体が弱まっている場合は眼瞼下垂処置を併用した二重全切開を行う
デメリット②:向き不向きがある
二重埋没法は、まぶたの状態や個人の条件によって適さない場合があります。
特に、まぶたが厚い人や目の開きが悪い人は、埋没法で望む結果を得ることが難しいでしょう。
厚めのまぶたでは、埋没法で糸を使用してラインを作っても、糸が支えきれず取れてしまうリスクがあります。
また、目の開きが不十分な場合には「切開法」など他の方法を選択したほうがよい場合もあるので注意が必要です。
切開法を選択すると、余分な脂肪組織や皮膚を除去でき、より永続的な二重まぶたを形成できます。
まぶたの特徴と目の構造を理解し、医師と相談の上、最適な手法を選ぶことが大切です。
二重埋没法の効果を維持できる期間は?
二重埋没法の効果を維持できる期間は、人によって異なります。
平均3年から5年と言われている一方で、10年以上効果が持続するケースもあります。
【施術前】二重埋没法の効果を長く維持するために気をつけること5つ
二重埋没法の効果を長く維持するために気をつけることは、以下の5つです。
- 施術前に気をつけること①:実績のある医師・クリニックを選ぶ
- 施術前に気をつけること②:糸が取れにくい方法(術式)を選ぶ
- 施術前に気をつけること③:不自然に広い二重幅を避ける
- 施術前に気をつけること④:二重ラインの理想形をはっきりさせておく
- 施術前に気をつけること⑤:まぶたへのダメージを避ける
それぞれ詳しく解説します。
施術前に気をつけること①:実績のある医師・クリニックを選ぶ
二重埋没法の効果を長期間保持するために、施術を行う医師やクリニックの選定は非常に重要です。
医師の技術力やクリニックの実績が不十分な場合、二重のラインを作る糸が取れやすくなり、長持ちしない可能性が高まります。
信頼できる医師を見極めるには、施術を受けた人の口コミや、クリニックのホームページに記載された成果事例なども参考にするとよいです。
事前にリサーチを行い、経験豊富で実績のある医師やクリニックに施術を依頼することで、埋没法の効果を長く維持することが期待できます。
施術前に気をつけること②:糸が取れにくい方法(術式)を選ぶ
二重埋没法の効果を長く維持するためには、糸が取れにくい方法(術式)を選ぶことも重要です。
たとえば二重埋没法のなかでも、点状に糸を留める方法よりも線状に糸を留める方が糸の取れにくさが向上します。
術式を選ぶ際は、医師と十分に相談し、糸が取れにくい方法を選択してください。
施術前に気をつけること③:不自然に広い二重幅を避ける
不自然に広い二重幅を避けることも重要です。
不自然な二重幅は目元に違和感を与え、周囲に施術を受けたことが容易に気づかれてしまいます。
さらに、広すぎる二重幅は糸への負担が大きいため、結果的に糸が緩んだり切れたりする可能性が高まります。
適切な二重幅であれば、糸にかかる負担が軽く、施術効果も持続させやすいです。
一般的には、二重の幅は6~8mm程度が自然とされており、それ以上は不自然に見えることがあります。
施術を受ける前に専門家へ相談し、自分の顔立ちやメイクのスタイル、さらには職業や日常生活なども考慮した上で、最適な二重幅を選択してください。
これによって、美しく自然な見た目を保ちながら、施術効果を長期間にわたって維持することが可能となります。
施術前に気をつけること④:二重ラインの理想形をはっきりさせておく
施術前に二重ラインの理想形を明確にすることは、二重埋没法の効果を長く維持する上で重要です。
理想の二重の形を明らかにしておくことで、医師とのカウンセリング時に具体的な希望を伝えることができます。
これは、適切な施術計画を立てるために重要です。
特に自分のまぶたの厚みや形状に適した二重の形を選ぶことは、施術の持続性に影響を与えます。
また、施術後にやり直したいと思うことを防ぐことにもつながります。
カウンセリングで希望する二重ラインを医師に伝え、その上で施術法の選択を行うことが重要です。
そのためにも、事前の情報収集を行い、自分の考えをはっきり伝えられるよう準備しておいてください。
施術前に気をつけること⑤:まぶたへのダメージを避ける
二重埋没法の効果を長期間保持するためには、施術前にまぶたにダメージを与えないようにしてください。
二重埋没法は、特殊な医療用の糸を使ってまぶたに折り目を作り出す方法であり、その効果を持続させるにはまぶたの状態が重要です。
まぶたにダメージがあると皮膚や組織が弱くなり、施術の効果が薄れやすくなる可能性があります。
たとえば、眠いときやかゆみを感じたときなどに目をこすると、まぶたへストレスを与えることになります。
これが積み重なると、まぶたの皮膚が弱まり、埋没法による折り目が解けやすくなる原因となるのです。
このほか、二重の効果を長持ちさせるためには、マスカラやアイラインなどのアイメイクを擦って落とさないことや、洗顔やクレンジングの際にも丁寧に扱うことが大切です。
また、日中も不用意に瞼を触らないようにしてください。
まぶたは非常にデリケートであり、小さな負担が積み重なることで大きなダメージに繋がります。
美容手術の効果を長期にわたって保つためにも、施術前の日々のケアが非常に重要ということを念頭に置いて行動してください。
【施術後】二重埋没法の効果を長く維持するために気をつけること3つ
二重埋没法の効果を長く維持するために気をつけることは、以下の3つです。
- 施術後に気をつけること①:まぶたに強い力をかけない
- 施術後に気をつけること②:むくみや体重増加に注意する
- 施術後に気をつけること③:目元の筋力を維持する
以下でそれぞれ解説します。
施術後に気をつけること①:まぶたに強い力をかけない
二重埋没法後のまぶたには細心の注意が必要です。
二重埋没法では糸を使用してまぶたの皮膚と内部の構造を固定しますが、ここに強い圧力を加える行為は避けてください。
特に目を強くこすることは、埋没した糸の断裂や移動につながり、二重ラインのくずれの原因となります。
また、アイプチなどの二重まぶた化粧品の使用は、手術の状態を不安定にする可能性があるため控えるべきです。
糸がしっかり固定するまでは、まぶたに負担をかけるような行為は避け、適切なケアを行ってください。
施術後に気をつけること②:むくみや体重増加に注意する
むくみや体重増加にも注意が必要です。
むくみが生じると、まぶたに余計な負担がかかり、二重まぶたのラインを乱す可能性があります。
特に手術後のまぶたはデリケートなため、むくみ対策として塩分と糖分の摂取を控え、適度な水分を摂ること、十分な睡眠をとることが重要です。
また、体重増加によりまぶたに脂肪が蓄積されると、埋没した糸への圧力が増し、二重のラインが不安定になる恐れがあります。
栄養バランスの良い食事と適度な運動を心がけて、体重の急激な増加を防いでください。
二重埋没法の効果を守るため、むくみと体重管理に注意することは極めて重要です。
施術後に気をつけること③:目元の筋力を維持する
二重埋没法の効果を持続させるためには、目元の筋力を意識的に維持することも大切です。
加齢や生活習慣によって目元の筋力は衰えがちですが、これが原因で皮膚がたるみ、結果的に二重の状態を支える糸も緩んでしまう可能性があります。
そのため、日々のケアで筋肉を鍛え、目元の皮膚を引き締めることが重要です。
具体的な方法としては、目を閉じるときにはゆっくりと力を入れ、目を大きく開く練習が挙げられます。
また、目元のマッサージを行い血流を良くすることも、筋肉の健康を促進し、筋力を維持する上で有効です。
ただし、二重埋没法を行った直後は患部がデリケートなため、医師の指示に従って無理のない範囲でのケアを心がけてください。
二重埋没法の効果で理想の二重を目指そう
二重埋没法は、まぶたに極細の糸を使用して二重のラインを作り出す手術です。
比較的手軽に受けられるため、美容手術を検討している成人や高い美容意識を持つ若者・中年層に人気があります。
自分に合う手術かどうか不安な人は、医師やクリニックで事前に相談してください。
カウンセリングを受けることで、自分のまぶたの状態やライフスタイルにあったアドバイスが受けられます。
理想の二重を目指すには、手術のメリット・デメリットを理解し、適切な医療機関を選ぶことが肝心です。
セレクトクリニックでは、二重埋没法の施術も行っています。ぜひお近くのセレクトクリニックまでお越しください。
セレクトクリニックの二重埋没の料金
施術名 | 料金 |
---|---|
二重埋没法2点(瞼板法) ナイロン糸使用 |
40,000円 (税込44,000円) |
二重埋没法3点(瞼板法) ナイロン糸使用 |
50,000円 (税込55,000円) |
セレクトスクエア(表留め1ループ) ポリプロピレン糸使用 |
80,000円 (税込88,000円) |
セレクトクロス(表留め2ループ) ポリプロピレン糸使用 |
120,000円 (税込132,000円) |
セレクトシングルループ(裏留め1ループ) ポリプロピレン糸使用 |
150,000円 (税込165,000円) |
セレクトダブルループ(裏留め2ループ) ポリプロピレン糸使用 |
200,000円 (税込220,000円) |
他院埋没糸抜糸 | 1本当たり 20,000円 (税込22,000円) |
※自由診療には本国における未承認医薬品・医療機器が含まれます。治療に使用する機器は当院医師の判断の元、個人輸入にて手続きを行っております。