しわやたるみの改善を目的としたリフトアップ治療「HIFU(ハイフ)」は、エステとクリニックで受けることが可能です。
同じ名前の施術ですが、その特徴や効果には異なる部分が多く存在します。
今回の記事では、エステとクリニックのHIFU治療(ハイフ)の違いについて解説していきます。
▶︎ハイフに関する料金を知りたい方はこちら
そもそもHIFU(ハイフ)とは?
HIFU(ハイフ)はHigh Intensity Focused Ultrasoundを略した用語です。日本語では「高密度焦点式超音波治療法」を意味します。
HIFU(高密度焦点式超音波)とは、超音波を高密度に集束させて狙ったターゲットをピンポイントで加熱して熱変性を起こさせることで、たるみを解消に導きます。
これまで外科手術でしか解消できなかったSMAS層(筋膜層)と呼ばれる皮膚の土台のたるみ治療が、医療機器を用いてメスを使わずに治療を行うことが可能になった画期的な美容治療です。
ハイフ の効果
【リフトアップ効果】
【美肌効果】
【肌のハリ感アップ効果】
ハイフ治療を続けることで、ターンオーバーが整い肌質改善効果も期待できます。
こんな方におすすめ
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▶関連記事:切らずにフェイスラインの改善効果が期待できるHIFU(ハイフ)とは?
美容外科とエステで受けるハイフの違い
ハイフの名を持つ施術は、医療機関やエステ専門店で受けることができます。
しかし、両者にはさまざまな違いがあります。希望通りの効果を叶えるためには、それぞれの施術の違いを踏まえた上で治療を受けることが大切です。
出力の違い
美容外科とエステのHIFU施術の最も大きな違いは、超音波の「出力」です。
エステ店の美容機器ハイフは、美容外科やクリニックのものより出力が弱いものがほとんどです。
これは本来医療器具であるハイフを、エステ仕様の美容マシンにしているためです。
逆に、医師の常駐する美容外科では出力の高いクリニック用の機械を使うことができるので、即効性と持続性を感じることができます。
効果を十二分に実感したい方は美容クリニックでの治療がおすすめです。
効果の実感や持続期間も異なる
前述したとおりエステと美容外科とでは機械の出力が異なるため、同じような施術であっても実感できる治療効果に違いが出てきます。
また持続期間に関しても、出力の弱いエステサロンのハイフは美容外科よりも短い傾向があります。
ゆえに、同じ治療であってもエステと美容外科とでは効果に大きな差があると考えたほうが良いでしょう。
価格の違い
基本的にエステサロンでの施術は、美容医療よりも低価格であることが多いです。
そのためエステでの施術を希望する方も多いですが、ショット数や出力の差を考えると一概に安いとは言えません。
価格ももちろん重要な要素ではありますが、安全性や効果の違いなどの要素を踏まえた上で、本当にお得かどうかを見極めることも大切です。
そもそもハイフは医療行為
ハイフはそもそも、前立腺肥大症などの治療に使用されてきた医療器具を転用したものです。
ハイフによる施術は医療行為のひとつであり、本来は経験豊富な医療従事者による取り扱いしか認められていません。
そのため、エステティシャンが医療用と同出力のハイフを使用することは医師法に抵触している可能性もある危険な行為です。
ハイフはたるみの悩みを改善に導く理想的な顔治療ではありますが、大切なお顔に思わぬリスクを負わないためにも、きちんと安全性を確かめることが大切です。
ゆえに、施術方法など、ハイフ治療におけるリスクも含めてしっかり説明してくれる、信頼できるクリニックで施術を受けることをおすすめいたします。
▶関連記事:HIFU(ハイフ )治療のたるみ・小顔・美容への効果を医師が解説
セレクトクリニックのハイフ治療について
当院で行っているハイフ治療は以下の通りです。
3つの技術でハリ・シワ・たるみにアプローチできる「ウルトラセル2」のHIFU(ハイフ)治療
東京・表参道院ではウルトラセル2という機器によるハイフ治療を行っています。
ウルトラセル2の特徴としては、ハイフ(HIFU)・イントラジェン(GFR)・イントラセル(SRR)という3つの施術を行うことが可能です。
ハイフは皮下脂肪組織や表情筋筋膜(SMAS筋膜)に、イントラジェンは真皮層、イントラセルは表皮や真皮層上部と、それぞれ異なった層にアプローチできるため、トリプル照射によってより高い効果を得ることが期待できます。
イントラジェンとイントラセルが、それぞれの層でコラーゲンの生成を促し、肌のシワや毛穴目立ち、たるみなどを改善に導きます。
また、ハイフはもっとも奥のSMAS筋膜を刺激することで、筋膜からのリフトアップ効果が期待できます。
これらを組み合わせて治療することで、たるみを引き起こしているすべての層を一度に引き締めることができるのです。
注意事項
- 個人差はありますが、ダウンタイムは腫れや赤みなどの症状が出る場合があります。これらは時間経過とともに消失していきますが、腫れは2日程度、赤みが引くまでは3~4日程度かかります。
- 治療後しばらくは紫外線を避ける必要があります。日焼け止めクリームなどで対策をしてください。
- 施術当日の入浴、サウナ、激しい運動は控えてください。
- 起こりうる副作用としては、やけど・感染症・毛嚢炎・色素沈着・浮腫などが挙げられます。
治療後、万が一気になる症状があれば速やかにお申し出ください。その都度適切に対応いたします。
「ウルトラフォーマー3」で行うHIFU(ハイフ)治療
セレクトクリニック大阪院限定で「ウルトラフォーマー3」という最新の機器を用いたHIFU(ハイフ)治療もおこなっております。
2.0mmのカートリッジで4.0mmの筋膜、3.0mmの真皮深層、2.0mmの真皮上層にアプローチ。
部位や症状に応じて細かく照射することができるので、眉の骨上からでも照射することが可能です。
肌質改善にはウルトラフォーマー3ハイフシャワーもおすすめ!
当院では、ウルトラフォーマーの2.0mmのカートリッジを使用し、表皮~真皮の上層にアプローチを照射する『ハイフシャワー』のメニューもございます。
ハイフシャワーは、主に肌質の改善が目指せる治療法で毛穴の開きや小じわ、色調など幅広いトラブルに対応できます。
肌のメンテナンス治療としてはもちろん、ハイフ治療と組み合わせてたるみ改善やシワ改善などより高い効果を得ることも可能です。
▶関連記事:たるみ改善なら多機能なウルトラセルでアンチエイジング効果にもおすすめ
施術の流れ
ハイフ治療の流れは以下の通りです。
【①カウンセリング】
当院では患者様一人ひとりに合わせた適切な施術を行うため、治療前に十分なカウンセリングを行っています。
気になることがありましたら、遠慮なくスタッフにお申し出ください。
【②施術】
HIFU・GFR・SRRの中のから組み合わせ、症状やご希望に合った最適な治療を行います。
個人差はありますが、カウンセリングから施術終了まで1時間程度です。
【③終了・帰宅】
施術後はすぐにご帰宅頂けます。また、メイクも可能なのでご希望の方は当院のパウダールームでおくつろぎください。
料金
ウルトラセル2のメニュー別施術料金は以下の通りです。
種類 | 回数 | 金額 |
<表参道院限定> ウルトラセル2 HIFU(4.5+3.0+1.5mm)(FUS)全顔 |
1回(350〜400shot)(※1) | 79,800円 (税込87,780円) |
<表参道院限定> ウルトラセル2 HIFU(4.5+3.0+1.5mm)(FUS)首 |
1回 | 19,800円 (税込21,780円) |
<表参道院限定> ウルトラセル2 HIFU(4.5+3.0+1.5mm)(FUS)あご下 |
1回 | 19,800円 (税込21,780円) |
<表参道院限定> ウルトラセル2 GFR 全顔 |
1回 | 50,000円 (税込55,000円) |
<表参道院限定> ウルトラセル2 GFR 首 |
1回 | 19,800円 (税込21,780円) |
<表参道院限定> ウルトラセル2 GFR あご下 |
1回 | 19,800円 (税込21,780円) |
<表参道院限定> ウルトラセル2 GFR あご下 |
1回 | 29,800円 (税込32,780円) |
<表参道院限定> HIFU(4.5+3.0+1.5mm)/GFR/SRR |
1回 | 125,000円 (税込137,500円) |
※自由診療には本国における未承認医薬品・医療機器が含まれます。
治療に使用する機器は当院医師の判断の元、個人輸入にて手続きを行っております。
※1 お顔のサイズによってショット数に変動があります。
【大阪院限定】ウルトラフォーマーⅢの料金は以下のとおりです。
施術名 | 回数 | 料金 |
<大阪茶屋町院・新宿院限定> ウルトラフォーマーⅢ HIFU シャワー3 |
1回 | 39,800円 (税込43,780円) |
<大阪茶屋町院限定> ウルトラフォーマーⅢ 顎下ディープ |
1回 | 39,800円 (税込43,780円) |
<大阪茶屋町院限定> ウルトラフォーマーⅢ バストアップ |
1回 | 69,800円 (税込76,780円) |
<大阪茶屋町院・新宿院限定> ウルトラフォーマーⅢ 全顔 |
1回 | 49,800円 (税込54,780円) |
<大阪茶屋町院・新宿院限定> ウルトラフォーマーⅢ 全顔+顎下+首 |
1回 | 69,800円 (税込76,780円)) |
※自由診療には本国における未承認医薬品・医療機器が含まれます。
治療に使用する機器は当院医師の判断の元、個人輸入にて手続きを行っております。
よくある質問
Q:ウルトラセルとウルセラの違いって何ですか?
A:ウルトラセル2は、ウルセラとサーマクールという機種の持つ機能を両方搭載した韓国製マシンです。
ウルセラにはHIFU治療機能がありますが、ウルトラセルのような3つの層への同時施術はできません。そのためウルトラセル2による施術の方が、より効果の高いリフトアップおよび美顔効果が期待できます。
Q:施術を受けられない人はいますか?
A:以下のような方は施術をお受けいただけません。
- 妊娠中の女性
- 治療部位に金属糸や金属プレートが入っている
- 治療部位に重篤な皮膚疾患や感染症がある
- 糖尿合併症を発症している
- ペースメーカーなどの埋め込み式医療器具を使用している
- 皮膚悪性腫瘍、前がん病変、またはその疑いのある場合
- 心臓疾患のある方
- 出血性疾患のある方
- ケロイド部位への治療、あるいはケロイド体質の方
- 金属アレルギーがある
- アルコール中毒や薬物中毒などの精神神経症がある
また、高血圧疾患のある方やインプラント、スレッドリフトを使用している方なども場合によっては施術できない可能性があるので注意が必要です。
Q:痛みはありますか?
A:個人差はありますが、熱感がある程度です。わずかな痛みなので、麻酔は基本的に使用しません。
もしも痛みが気になるという場合は、カウンセリング時にご相談ください。
Q:効果はどのように実感できますか?
A:ほとんどの方が施術直後からリフトアップ効果をご実感いただけます。
ご希望の方には、初回はお鏡でお顔の左右差を見比べていただきながら施術をすることも可能です。ご希望の方はカウンセリング時にお申し付けくださいませ。
また、ハイフ治療は施術後約3週間後から、コラーゲンの再構築によるハリ感とリフトアップ効果をさらに感じられるようになります。効果のピークは1~2か月後となりますので、長期間にわたって効果をご実感いただけます。
Q:組み合わせると効果的な治療はありますか?
A:患者さまの肌悩みによって、おすすめできる治療内容はことなります。
リフトアップをご希望でしたら、糸によるリフトアップ治療を併用することで、より長期的に理想のフェイスラインを叶えることが可能です。また肌質を改善したい方には、ダーマペン治療を組み合わせることでより肌艶が良い理想的な肌に導くことが可能です。
カウンセリング時に患者様に適切な治療内容をご案内いたしますので、ご質問等ございましたらいつでもお問い合わせくださいませ。
【リフトアップ治療】
【ダーマペン治療】
まとめ
ハイフ治療はクリニックでもエステサロンでも提供されているため、どちらで受けても変わらないのでは?と思っていた方も多いのではないでしょうか。
しかし、ハイフによる施術は医療行為です。両者には効果や出力、安全面において大きな違いがあります。
思わぬ健康被害を引き起こさないためにも、口コミや値段だけで判断しないことが大切です。
ハイフ治療を検討されている方は、ぜひ医師のいる美容外科クリニックで相談することをおすすめいたします。
▶︎ハイフに関する料金を知りたい方はこちら
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