眉下切開とは？

年齢とともにたるみの出やすい上まぶたを自然に目元の印象を変えることなく、たるみを取る治療方法です。

上まぶたがたるむと二重の幅が狭くなってきたり、上まぶたが腫れぼったくなる、加齢とともに二重のラインが狭くなってくるなどの症状が出てきます。

それらを解消する為に、眉下のラインに沿って切開し、上まぶたの厚みを取ります。

クリニックによって「眉下切開」「眉下リフト」「眉毛下(びもうか)切開」などと呼ばれますが、いずれも眉下のたるんだ皮膚を切開（切除）してリフト手術であり同じ内容です。

二重のラインに沿って上瞼を切開し、たるんでしまった余剰な皮膚を取り除く方法と比べ、眉下切開法は眉毛の下のラインに沿って切開をする方法のため、傷跡や浮腫みがほとんど目立ちません。

切開法になるため１週間後の抜糸が必要です。

眉下切開のメリット4つ

メリット①：目の開きがよくなる

眉下切開の手術を行うことで、目の開きが楽になるというメリットも得られます。

たるんだ皮膚・脂肪に視界を遮られている方の場合、特にこのメリットを実感できるはずです。

視界が良好になって視野も広がり、術前と比べて物を見やすくなります。

また、瞼のたるみが特に強い方は、自分でも無意識のうちに眉毛を上げてしまっていることが多いです。

眉下切開をすれば、眉毛を上げなくてもスムーズに目を開くことができるようになります。

メリット②：目と眉毛の距離が近づく

眉下切開を行うとまぶたのたるみが解消され眉毛の位置が下がります。そのため、結果的に眉から目までの距離を近づけることができます。

メリット③：二重の幅が広がる

眉下切開によって余分な脂肪や皮膚が取り除かれることで厚みやあるみが解消されます。

その影響により、埋もれていた二重の線が綺麗に出て、幅が広がることが期待できます。

二重整形による二重よりも自然に近い仕上がりで、あからさまに二重整形をした印象の少ない瞼を作ることが可能です。

メリット④：おでこのシワ軽減効果が得られる

眉下切開を行うと、額にできるシワの軽減が期待できます。

目を開けたり閉じたりするのには、眼瞼挙筋と呼ばれる筋肉が働きによるものです。

眼瞼挙筋がまぶたのキワにある瞼板を持ち上げると目が開きます。

ですが、眼瞼挙筋の力が瞼板に対してうまく働かなくなると、まぶたがたるんで垂れ下がったようになってしまうことがあります。

この状態を眼瞼下垂と一般的に言います。

主に加齢によって発症するケースが多いですが、眼瞼下垂によって上まぶたにたるみが生じている場合、無理矢理目を開けようとして額にシワが寄ってしまうことも。眉下切開と併せて眼瞼下垂手術を併せて行うと額のシワも解消されます。

眉下切開のデメリット4つ

デメリット①：ドライアイになる場合がある

眉下切開をおこなうと目の縦幅が広がります。

たるみや脂肪で隠されていた眼球が現われることで涙が蒸発しやすくなり、ごく稀にドライアイを発症することがあります。

ドライアイは乾燥性角結膜炎とも言い、様々な要因によって涙の分泌量や質が変わってしまう疾患です。

視機能に異常が生じたり、目の表面に傷ができてしまったりする上、市販の目薬だけでは改善しないことも多いです。

自己判断での治療は症状を悪化させてしまうケースがあるため、万が一ドライアイの症状を感じたら速やかに当院へご連絡ください。

デメリット②：切開跡が残る可能性がある

眉下切開の傷口は眉毛に隠れるようにしてできます。

眉毛にギリギリ隠れるラインを切開した場合、時間の経過と共に徐々に薄くなり、最終的にはほとんど目立たない状態になります。

ですが、少しでも眉毛からはみ出す場所に傷口ができてしまった場合、切開口が完全にふさがっても跡が目立ってしまうケースがあります。

これは、医師の技術不足などによる、非常に初歩的なミスだと言えます。

滅多にないことではありますが、信頼できない医師に任せてしまえばこのようなリスクもあるということを覚えておきましょう。当院ではお客様一人一人の理想イメージを汲み取り、骨格や毛の生え方に沿った適切なデザインを提案・施術致します。

当院の場合は傷跡が分からないように丁寧に切開しています。

デメリット③：まぶたにたるみが生じる場合がある

この眉下切開を行っても、まぶたにたるみが生じることがあります。

眉下切開で切除する皮膚の範囲は、目尻にかけて広くなります。そのため、目尻側の皮膚のたるみ取りが中心となります。

目頭部分のたるみを取りたいと思っている方は眉下切開では期待する効果が得られないかもしれません。

特に加齢でまぶたのたるみが生じている場合には注意が必要です。

ですが目頭部分のたるみに全く変化がないわけではありません。

それ以外の要因として、皮膚をあまりにもとりすぎてしまうと目が閉じれなくなってしまいます。

また術前に眉毛を挙げる癖があった方は術後1か月ほどで眉毛が下がってくることがあります。理想とする変化と実際に期待できる変化を踏まえて、切開のデザインを決めることが大切です。

デメリット④：左右で非対称になる可能性がある

左右で全く同じデザインになるように手術したとしても、術後には左右差が生じてしまう場合があります。（※個人差あり）

それは元々人間の体は左右対称ではないからです。

手術中に目の開き具合などを確認しながら手術を進行することで、左右差を最小限にすることが可能です。

できる限り左右差を少なくしたいのであれば、当院にご相談ください。

眉下切開のリスク4つ

リスク①：ドライアイのリスク

眉下切開はドライアイのリスクがあります。

手術前はまぶたのたるみに覆われていた眼球ですが、眉下切開を行うことで目の縦幅が広くなることでドライアイを発症するケースがごく稀にあります。

ドライアイは乾燥性角結膜炎といい、色々な要因により、涙の分泌量の減少や質の悪化を引き起こす疾患で、目の不快感や視機能に異常が生じ、目の表面に傷ができてしまう場合があります。

ドライアイは涙の量や質が変わってしまう疾患であるため、市販の目薬だけで水分を補うだけでは十分ではないことも。

市販の目薬や水道水による洗顔はかえって症状を悪化させてしまうこともあるため、術後にドライアイの症状を感じたら速やかに当院へご連絡ください。

リスク②：施術前より印象が悪くなるリスク

皮膚を切除することによって、相対的に目が開きやすくなります。

またもともと眉毛を挙げる癖がある方はさらに目が開くので術後3か月くらいまでの間は目が開きすぎと感じることもありますが、時間経過で落ち着くことが多いです。

また、施術後3か月位の間や眉毛を挙げる癖がある方は他にも、術直後には目頭側にツッパリ感を感じたり、シワが出ることがあります。

時間経過で落ち着くことがおおいですが、皺に関しては完全に消えないことがあります。

リスク③：施術後が理想と異なるリスク

手術前のカウンセリング時に医師と十分に、お悩みや希望の目元についてじっくりと話し合い、ご自身が持っている目元の理想的なイメージをすり合わせることがとても重要です。

手術前に十分に医師とイメージのすり合わせができていないと、ご自身がイメージしている手術成果が得られない可能性があります。

事前に理想のイメージに沿った症例写真などを用意し、共有することで、イメージの差異が出ないようにリスクヘッジをすることが可能です。

リスク④：傷跡が残るリスク

人は他人と対面したとき、目の少し上、眉毛の生え際あたりに無意識で視線が行くと言われています。

眉下切開がメスを入れるのは、まさにこの部分。眉毛に沿った傷跡なので目立たない、と思う方もいるかも知れませんが、実は逆に、非常に傷跡が目立つ部分でもあります。

眉下切開は基本的には眉毛が生えている部分でなく眉の下を切開する手術なので、術後傷跡が人から見える状態になる可能性があります。

傷跡がどうしても気になるという場合はメイクで隠しても問題ありませんが、目元のメイクができるようになるのは抜糸が終わってからになります。

もし抜糸前にやむを得ず外出する場合は、大きめサングラスやメガネを着用しましょう。

ですが当院では極力、傷跡が残らないように丁寧に縫合しています。

眉下切開が特におすすめな人

✔上まぶたが垂れ下がっている人

上まぶたのたるみ取りは、上まぶたのラインに沿って余分な皮膚や脂肪を切開除去することで、目の上のまぶたの部分に出現するたるみを改善することができる施術です。

加齢に伴い、まぶたの上側の皮膚のハリが減少し、重力に負けて徐々に垂れ下がってきてしまいます。

これが目の上のたるみの原因であり、垂れ下がった皮膚の影響で、老けた印象や疲れた印象の目元になってしまいます。

上まぶたのたるみ取りを行うことで、たるんだ部分の皮膚だけをスッキリと除去することができます。

目元をグッと引き上げる効果も期待できますので、一気に若々しい目元の印象に変えることが可能です。

✔目の開きだけよくしたい人

眉下切開の手術を行うことで目の開きが楽になるというメリットも得られます。

たるんだ皮膚・脂肪に視界を遮られている方の場合、特にこのメリットを実感できるでしょう。

視界が良好になって視野も広がり、術前と比べて物を見やすくなります。

また、まぶたのたるみが特に強い方は、自分でも無意識のうちに眉毛を上げてしまっていることが多いです。

眉下切開をすると眉毛を上げなくてもスムーズに目を開くことができるようになります。

✔目の疲れや頭痛に悩んでいる人

まぶたがたるんでいると、無理に目を開けようとして余計な力を使ってしまいます。

無意識のうちに額や眉上の筋肉に力が入ってしまうことで肩が緊張し、慢性的な肩こりや頭痛を引き起こしているケースは非常に多くあります。

眼精疲労や慢性的な肩こり・頭痛、不眠などに悩まされてる方は、眉上切開や眼瞼下垂手術によって解消される可能性が高いです。

✔若い印象を取り戻したい人

眉下切開では、傷が目立ちにくく、二重の部分をさわらないので、自然な目の印象を保ちつつたるみを解消できます。

上まぶたのはれぼったく重い方、二重の幅を広げたい方にもおすすめです。目元がスッキリするだけで、違和感なく若々しさを取り戻せるアンチエイジング手術です。

セレクトクリニックの眉下切開の料金

※自由診療には本国における未承認医薬品・医療機器が含まれます。治療に使用する機器は当院医師の判断の元、個人輸入にて手続きを行っております。

セレクトクリニックの眉下切開で理想の目になろう！

まぶたのたるみは加齢によるものが多い傾向にありますが、最近ではパソコンやスマートフォンを長時間使用した結果起こる、眼精疲労やドライアイなどによって若年層であってもまぶたのたるみに関するお悩みを抱えている方が増加傾向にあると言われています。

眉下切開手術によって上まぶたの余分な皮膚を取り除き、しっかりと引き上げることで、二重幅が広がり自然で美しい目元に仕上げられ、額のシワを減らす事に期待ができます。

また、切開部分の縫合を丁寧かつ綺麗に行う事ができると、患部の癒着が良好に進みやすくなるため、ダウンタイムが短く、仕上がりも綺麗になります！

セレクトクリニックでは、施術を受ける方としっかり向き合い、日本形成外科学会 認定専門医の経験豊かなドクターが施術を担っています。

まぶたのたるみや目の開きでお悩みの方は、お気軽に当院へご相談ください。