包茎と聞くと男性に限定された悩みだと感じる方も多いでしょう。
しかし、実際には女性でクリトリス包茎の悩みを抱えている方がおり、それは決して珍しいことではありません。
本記事ではそんなクリトリス包茎について、原因や日常生活への影響、予防法などをご紹介します。
美容医療クリニックで受けられるクリトリス包茎術についても併せてご覧ください。
クリトリス包茎とは?
クリトリス包茎とは、「陰核」とも呼ばれる女性のクリトリスが包皮で覆われ、隠れてしまっている状態を指します。
そもそも包皮がない女性はいませんが、その程度はさまざまであり、完全に隠れてしまっている状態を包茎と呼びます。
クリトリス包茎は自分で気が付かない人もいれば、性交時の不快感などをきっかけに悩みを抱える人も多いのが特徴です。
予防法はあるものの自分でクリトリス包茎を治すことはできないため、正しい処置の方法を知っておく必要があります。
また、クリトリス包茎を放置してしまうと、身体にさまざまな影響を及ぼします。
不快感やにおいが原因でコンプレックスになってしまう場合もあるため、早めに専門医へ相談することが大切です。
女性の包茎にも真性と仮性がある
男性の包茎には完全に陰茎が外に出てこない真性包茎と、勃起したときは陰茎が外に出てくる仮性包茎があります。
これは女性のクリトリスも同じで、真性と仮性によって影響や不快度も異なるとされています。
自分のクリトリスが真性か仮性かを確かめるには、入浴時などに手で触れて確かめてみるのがおすすめです。
通常のクリトリスは1/3程度が露出した状態で、これよりも陰核が隠れていると包茎の定義に当てはまります。
大陰唇や小陰唇を広げるようにしたとき、陰核が現れる場合は仮性包茎、現れない場合は真性包茎といって良いでしょう。
真性包茎か仮性包茎かは美容医療クリニックで医師が詳しく診断してくれます。
包茎の度合いによって適切な施術方法にて対応するため、まずは気軽にカウンセリングをご検討ください。
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クリトリス包茎の原因
女性のクリトリスが包茎になってしまう原因は、大きく分けて3種類考えられます。
自分では原因を取り除けないことが多いため、必要に応じて医療機関を受診しましょう。
1.先天的な要因
クリトリスが包茎になってしまうかどうかは、遺伝的な問題が大きいといわれています。
元々包皮が大きく、陰核が隠れやすい形状になっている場合、大人になっても包皮が剥けずに包茎となってしまうのです。
2.小陰唇の肥大
小陰唇とは、膣口の周りを覆うように存在するヒダのような部分のことです。
これが肥大すると同時に包皮も大きくなりやすいため、クリトリス包茎を併発する可能性が高くなります。
クリトリス包茎と小陰唇の肥大が同時に起きている場合、美容医療では二つの施術を同時に行うことも可能です。
3.衛生状態の悪化
稀にデリケートゾーンの衛生状態が悪く、包皮が剥けない状態になっているケースも見られます。
クリトリス周辺は汚れやすいため、適切なケアを行わなければ包茎になる可能性があります。
この場合はデリケートゾーン専用のソープなどを使い、刺激を与えないようにケアしなければなりません。
女性の場合、ショーツがデリケートゾーンに密着していたり、おりものや月経で蒸れやすかったりと衛生状態が悪化しやすい環境にあります。
なるべく刺激を与えないよう、普段からしっかりとケアしておくことが大切です。
クリトリス包茎の影響
クリトリス包茎だからといって、直ちに影響はないように思えるのではないでしょうか。
しかし、クリトリス包茎は思っていたよりもさまざまな部分に影響を及ぼし、酷い場合ではコンプレックスになってしまうことがあります。
包茎に気が付いたらできるだけ早めに対処し、影響を最小限に抑えましょう。
不快感や痛み
クリトリスが包茎になっていると、触れたときに不快感があったり、痛みを感じたりする場合があります。
特に真性包茎の場合、性交時にクリトリスが勃起しても包皮が剥けず、中で圧迫されて強い痛みが生じる場合も。
これを性交痛だと勘違いしてしまい、性行為そのものを避けてしまうケースも珍しくありません。
においや恥垢など衛生面の問題
クリトリス周りには分泌物などが原因で汚れが溜まりやすく、常に清潔な状態を保つことが求められます。
しかしクリトリス包茎の状態では、包皮の中の汚れを十分に洗い流すことができず、においや恥垢の原因となります。
履いた後のショーツのにおいが気になったり、自分で恥垢が気になったりするだけでなく、性行為の最中ににおいを指摘され嫌な思いをするケースもあるでしょう。
また、年齢を重ねるにつれて可能性が高まる「介護」においても、デリケートゾーンのにおいや恥垢は気になるポイントとなります。
介護のリスクが高まる前にクリトリス包茎術を受けておくことで、将来の心配も減らせるでしょう。
感度の低下
クリトリスは男性の陰茎と同じく、愛撫や性行為による刺激で快感を得やすい場所です。
通常、気持ちが昂るにつれてクリトリスが勃起し、包皮が剥けてもっとも感度の良い状態となりますが、包茎だとそうはいきません。
クリトリス包茎では包皮が常にクリトリスを覆っているため、愛撫をされてもそれほど気持ち良くないと感じたり、自分で触れても特に何も感じなかったりする場合がほとんどです。
これでは性行為に積極的になれず、パートナーとのトラブルを招いてしまうこともあるでしょう。
コンプレックスの原因となる
においや見た目・感度の低下など、さまざまな原因が重なると、クリトリス包茎がコンプレックスになってしまう場合があります。
周りに相談しにくい部位であるため、一人で抱え込んでしまう方も多いでしょう。
クリトリス包茎を治す方法があるのは知っていても、なかなか勇気が出せずに諦めてしまう方も少なくないはずです。
まずはこれからご紹介するクリトリス包茎の予防策を実践し、症状の悪化を防ぎましょう。
あとはデリケートゾーンの施術に長けたベテランの医師を探し、カウンセリングを受けるところから始めてみてください。
関連記事:ビラビラが大きいのはどうすればいい?小陰唇肥大について
クリトリス包茎で起きうるトラブルを予防するには
クリトリス包茎を防ぐには、大きく分けて4つの予防策があります。
放置して症状を悪化させる前に、これからご紹介する予防策を実践していきましょう。
1.デリケートゾーンの清潔を保つ
まず第一に、デリケートゾーンは常に清潔な状態を保つ必要があります。
入浴時に専用ソープでしっかりと洗うだけでなく、VIOのムダ毛をケアしたり、おりものシートや月経用ナプキンをこまめに変えたりといった工夫をしましょう。
デリケートゾーンの正しい洗い方は、まずシワやヒダの内側を優しく洗い、汚れを洗い流します。仮性包茎などで包皮が剥ける方は、無理のない程度に剥いた状態で洗いましょう。
膣の中は自浄作用があり、全身用ソープで洗ってしまうと細菌繁殖のリスクが高まります。
デリケートゾーン専用のソープを使用し、クリトリスや小陰唇・大陰唇を中心に、少ない摩擦で洗うことが大切です。
2.適切な下着の選択
定期的に摩擦による刺激が加わることもクリトリス包茎を加速させる可能性があります。
締め付けの強すぎないショーツを選び、デリケートゾーンにゆとりを持たせましょう。蒸れやすい場合は通気性の良い素材を使うと、においの予防にも繋がります。
3.定期的なセルフチェック
先程もご紹介したように、時折お風呂場などでクリトリスに触れたとき、包皮が剥けるかどうかのチェックを行うことをおすすめします。
小陰唇に利き手の人差し指と中指を当て、広げるように持ち上げてみましょう。
「以前は剥けていたはずの包皮が剥けなくなった」など、状態に変化があった場合は、何らかの原因でクリトリス包茎が進んでいる場合があります。
原因を突き止めるためにも、なるべく早い段階で医師へ相談しましょう。
4.専門家への相談
クリトリスやデリケートゾーンの状態は人によって異なるため、「この状態が良い」と一概には言えません。
個人で状態を判断するのではなく、専門家に相談してみると良いでしょう。
美容医療クリニックの中には、女性器の悩みには女医が担当するクリニックもたくさんあります。
異性に相談するのがためらわれる場合は、女医がいるクリニックを探してみるのもおすすめです。
関連記事:豊胸のメリット・デメリット、リスクとは?2つの施術方法について徹底解説
クリトリス包茎術ならセレクトクリニックにご相談ください
セレクトクリニックでは、これまでにご紹介したようなクリトリス包茎に悩んでいる方に剥け、クリトリス包茎術を行っています。
単体での施術はもちろん、小陰唇縮小とセットにして行うこともでき、より効率的にデリケートゾーンのお悩みに対応可能です。
当院のクリトリス包茎術では、表面麻酔の使用はもちろん、静脈麻酔や笑気麻酔などもご用意しています。
痛みへの不安が強い方でも安心して受けられるよう、事前に詳しく説明させていただくためご安心ください。
セレクトクリニックの女性器に関する施術は、カウンセリングから施術・アフターケアまで全てを女医が担当しています。
施術後も痛みが少ないようケアさせていただくほか、傷跡が目立たないように仕上げており、日常生活を問題なく送っていただけます。
まずはカウンセリングにて、お悩みの程度や希望の仕上がりなどを細かくお伺いします。カウンセリングは無料ですので、お気軽にWEBやLINE・お電話にてお申込みください。
まとめ
クリトリス包茎は、たとえ仲の良い間柄であっても他人には相談しづらい問題ですが、一人で悩むことなく、まずは専門家に相談しましょう。
最新の施術は痛みに配慮されていたり、スピーディに終わったりするものが登場しています。不安があり諦めている方も、ぜひ一度ご相談ください。