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TCAピーリングがニキビ跡の根本的な改善治療に向いている理由とは

どうして人はニキビができてしまうのでしょうか。
ニキビは簡単に言うと、毛穴にできる皮膚の病気のことです。
毛穴には3種類がありますが、ニキビはその中で「脂腺性毛包」という皮脂が出る毛穴にできる皮膚の慢性的な炎症疾患なのです。

ニキビは思春期や性ホルモンの影響で皮脂腺が発達し、皮脂の分泌が盛んになってしまうと、毛穴がつまり、毛穴の外に皮脂が出られずにたまってしまうことから始まります。
この状態を面皰(めんぽう、コメド)と言いますが、この内側はニキビの原因となるアクネ菌が増えやすい状況となっています。
どんどん増えたアクネ菌に対抗するために身体は炎症を起こすので、ニキビは赤く腫れあがっていくのです。
ニキビによる炎症が長期間続くと、色素沈着や患部が陥没してできたクレーターによる肌の凹凸など、ニキビ跡が残ることがあります。

既にできてしまったニキビ跡については、自力で治すのは現実的ではありません。
また、ニキビ跡の治療方法は保険適用にならないものが多いため、一般の皮膚科で満足のいく治療を受けることが困難です。

当院では、患者様が安心・納得して治療に臨めるよう効果的な治療方法を導入しています。

 

ニキビ跡の種類

ニキビ跡の種類には、多く分けて3つがあります。

ニキビ跡の種類
※スハダ×スキンケアより引用 (https://earthcare.co.jp/blog/erase-the-marks-of-acne)

・クレーター

皮膚にクレーター状の陥没が見られるニキビ跡です。
ひどい炎症によって毛穴周辺の組織が破壊されると、コラーゲンが大量に作られてへこみの目立つニキビ跡が形成されます。
なお、毛穴のように縦に細長く陥没したクレーターもあります。
クレーターによるニキビ跡のケアは、肌の新陳代謝を促すことが大切です。
規則正しい生活を送るとともに、タンパク質やビタミン類をしっかり摂って肌のターンオーバーを正常化しましょう。

・赤み

炎症が続くと毛穴周りに毛細血管が集中し、血液が透けて赤く見えるようになります。
この赤みは時間とともに薄くなりますが、血管が損傷していると血液が酸化し、赤紫色のニキビ跡に悪化することがあります。

・色素沈着

茶色いニキビ跡は、ニキビの炎症によって発生したメラニンが原因の色素沈着です。
メラノサイトが刺激されることでメラニンが大量に作られ、シミのような跡が残ってしまうのです。

 

▶関連記事:【医師監修】ニキビ発症の原因から各ニキビの種類まで徹底解説

TCAピーリングとは

TCAピーリングとは

TCAとは「トリクロロ酢酸」の略語で、水に極めて溶けやすい強酸性の物質で、かつ強い腐食性があります。

ニキビ跡の中でも、お肌に凹凸ができるニキビ跡は、ニキビの炎症によって毛穴周辺の細胞組織まで破壊されているため、自然と回復することは難しいといわれています。
しかし、お肌に凹凸ができるクレーター状のニキビ跡は、目立つ上にメイクではなかなか隠すことができないため、コンプレックスを感じてしまう方は少なくありません。

アイスピック型クレーター型の何をしても治らない凹んだニキビ痕でお悩みの方におすすめ致します。
TCAを用いて凹んだニキビ跡をわざと傷つけ、創傷治癒力(傷を治す力)を利用します。そしてコラーゲンを増加させることで、凹みを持ち上げニキビ痕を治していくのが、TCAピーリング治療です。
通常のピーリング剤はお肌の表皮層にのみ働きかけますが、TCAピーリングは真皮層まで浸透するため、お肌の凹みに高い改善効果が期待できます。
長年デコボコ肌にお悩みの方、レーザー治療に抵抗のある方は、TCAピーリングによるニキビ跡治療がおすすめです。

 

▶関連記事:クレーター肌・ニキビ跡に効果的なダーマペンについて医師が解説!

TCAピーリングの特徴

古くなってしまった角質を直接(目に見える状態で)剥離させることによって、皮膚の再生機能を高め、肌本来の持つ機能を高めていきます。
繊維芽細胞に刺激を与えることにより、肌の弾力には欠かせないエラスチンやコラーゲンの生成を促し、たるみや小じわ、毛穴の開き、ニキビ跡を改善します。

こんな方にオススメ

  • 凹凸が著しいニキビ跡
  • ケミカルピーリングを何回か繰り返しているが改善しない
  • 大きな毛穴など

TCAピーリングのメリット

  • 陥没部位の組織が盛り上がり、周辺組織の角が取れることで、凹みが浅くなり目立ちにくくなる

TCAピーリングのデメリット

  • ダウンタイムがある
  • 陥没部位の範囲が広くなることもある

TCAピーリングの適応範囲や副作用について

TCAピーリング治療で想定されるリスクや副作用については、以下の通りです。

適応部位 全顔
※アイスピック型やクレーター型の凹んだニキビ跡に有効です
推奨頻度 4週間〜6週間以上あけて、2~3回
※単にピーリングを行うことが重要ではなく、皮膚状態(乾湿、脂漏、厚さ、部位など)を診察で見極め、お一人お一人のお肌に適したTCAをどのように使うかが重要になります。
想定されるリスクや副作用
  • TCA溶液を塗った直後からニキビ跡・クレーター箇所が白くなり、その周囲は赤くなります。
  • 周囲の赤みは1、2日で消えますが白い部分は痂皮(かひ=かさぶた)になります。痂皮は1~2週間で自然に剥がれます。
  • 痂皮が剥がれた後は赤~ピンク色になります。元の色に戻るのに平均で1カ月。色素沈着として残った場合、2〜6ヶ月かけて改善します。

 

▶関連記事:PRP肌再生治療(ヴァンパイアフェイシャル)の効果や費用とは

まとめ

 

当院では、すべての患者さまを笑顔に導くニキビ跡治療を目指しております。

肌質から改善できる治療方法を厳選し、ニキビ跡の根本的な改善を治療の目的とし、必要に応じて内服・外用薬を併用し、施術の効果を促進します。また、当院は複数回治療を受けられる患者さまに対して、定期的にスキンケアや生活習慣のアドバイスを行っております。

ニキビを誘発する習慣を無くすことで再発を予防し、肌トラブルのない理想の美肌へと導けるように最大限のサポートをさせていただきます。

ニキビ跡にお悩みの方は、お気軽にご相談ください。皆様のご来院をクリニック一同、お待ちしております。

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