顔や身体など、気になるシミへピンポイントでアプローチできるとして話題の「ピコスポット」。

シミに対して効果を発揮しやすいだけでなく、他の部位へのダメージを最小限に抑えられるため、ダウンタイムが短く済むのもポイントといえます。

本記事ではそんなピコスポットについて、詳しい効果はもちろん、実際の症例やダウンタイムなど気になる点をまとめてご紹介します。

ピコスポットではどんな種類のシミを改善できるのか、具体的な内容を確認していきましょう。

ピコスポットとは？

ピコスポットとは、その名の通り「ピコ秒＝1/100000000000秒」（1兆分の1秒）と呼ばれる短い間に肌へレーザーを照射し、メラニン色素を破壊する施術です。

熱で焼き切るのではなく、衝撃波を与えることでメラニン色素のみを破壊できるため、周りの組織へのダメージが少なく、短期間で効果が実感しやすい治療です。

顔全体にシミがありダウンタイムが心配な方や、人前に出る仕事をしておりスピーディに治療を受けたい方などにもおすすめの施術です。

肌にレーザーを照射すると聞くと強い痛みが出るのではと心配する方もいますが、セレクトクリニックでは別途クリーム麻酔を用意しており、痛みへ配慮した施術をお受けいただけます。

ピコスポットの効果

ピコスポットの効果をしっかりと確認するために、まずはなぜシミができてしまうのかをご説明します。

シミは紫外線や摩擦によるダメージを受けた肌が、肌内部の組織を守るためにメラニン色素を生成するところから始まります。また、シミの原因はこれだけでなく、加齢やホルモンバランス・遺伝などが影響している場合も。シミを消すにはこのメラニン色素自体を破壊したり、肌のターンオーバーを促し排出する必要があります。

ピコスポットは、ピコ秒という短い時間でレーザーを照射し衝撃波によってメラニン色素を破壊するため、従来のシミ取り治療に比べて、1回でメラニンを砂状まで粉砕することが可能です。

セレクトクリニックでは、シミ治療に対し最適な「ピコシュア」を使用しているため、炎症のリスクも低く、効果・満足度も高いシミ取り治療が受けられます。

ピコシュアについて詳しく見てみる

ピコスポット照射後の経過写真

セレクトクリニックでピコスポットを受けていただいて方の症例写真をご紹介します。

ご覧いただいたように、顔全体にシミやそばかすなどがある場合に特に効果を発揮する治療となっています。

ピコスポットの適応となるのは？

様々なシミにアプローチできるとして人気のピコスポットですが、その中でも輪郭がはっきりとしたシミを得意とする傾向にあります。薄くぼんやりとしたシミは別の施術が適応の場合があるため、まずは自分のシミに合う施術について医師へ相談することが大切です。セレクトクリニックでは様々なシミに対する施術を完備しており、医師の診断の元、肌状態に合わせて施術を選ぶことが可能です。

シミ

数あるシミの中でも、ピコスポットでの施術がおすすめなのが「老人性色素斑」です。これは加齢や紫外線のダメージによってできるシミであり、顔はもちろん腕や首など身体の様々なところにできるのが特徴です。他のシミに比べて輪郭がはっきりしており分かりやすく、施術の効果も期待できるでしょう。

老人性色素斑といっても、実際に年配の方だけに見られるわけではありません。早ければ20代頃から見られることがあるため、早い段階でシミ取りの施術を検討すると良いでしょう。

そばかす

そばかすとは、目の下や鼻・頬にかけて顔の両側に現れる小さく茶色いシミのことです。顔がメインとなる症状ですが、肩や首などに出る場合もあり、身体のそばかすもピコスポットで施術が可能です。主な原因は遺伝ですが、紫外線や摩擦といったダメージで濃くなる可能性も多いため、スキンケアや生活習慣の見直しは欠かせません。

そばかすをピコスポットで改善したい場合、数が多いため施術時間や料金についてしっかりと相談しておくことが大切です。セレクトクリニックでは直径1mmのシミに対し1つずつ料金を定めているほか、全顔のメニューも完備しているため、そばかすのように広範囲のシミに悩む方も受けやすいでしょう。

ピコスポットのダウンタイムについて

ピコスポットのダウンタイムは、数々のシミ取り施術の中でも比較的短期間で済むのが特徴です。以下のような症状がおよそ1週間から2週間程度現れ、時間が経つにつれて軽減していきます。あらかじめ起こりうるダウンタイムについて学び、実際に症状が現れた場合に落ち着いて対応できるように準備しておきましょう。

• シミ部分の赤み・腫れ
• 痛み
• かさぶた
• 施術前よりもシミが濃くなる

これらのうち、赤みや腫れ・痛み・かさぶたなどはダウンタイムの中でも見られやすい症状です。患部に紫外線や摩擦によるダメージが及ばないように注意し、症状が完全に消えるまでは肌を労わると良いでしょう。

これに対し、稀に施術を受ける前と比べてシミが濃くなったと感じる方もいます。これは元々あったシミを施術によって改善したにもかかわらず、施術部位に炎症が起き色素沈着になってしまうケースです。これを防ぐため、ピコスポットを受けた箇所はかさぶたを無理に剥がさないように注意し、剥がれた後も紫外線や摩擦には十分注意が必要です。外用薬を併用して使う場合もあります。

一度ではシミが取り切れなかったり、1回の施術では完全に消えない根の深いシミであったりする場合もあります。ピコスポットを受ける際は経験豊富な医師の在籍するクリニックを選ぶとともに、必要に応じて複数回施術を受けることも検討しましょう。

セレクトクリニックのピコスポット

セレクトクリニックでは全4院に、医療用レーザーのトップシェアであるアメリカのサイノシュア社によって開発された「ピコシュア」を完備しております。ピコシュアはFDA（米国の厚生労働省）で承認を取得しており、信頼のある代表的なピコレーザーです。

従来のレーザー機器に比べてリスクが少なく、効果実感の高い治療が可能となりました。

また、セレクトクリニックで既に施術を受けられた患者様の症例写真も多数用意しているため、シミの取れ具合やダウンタイムについて詳しく知りたい方もぜひご相談ください。

シミの状態によって、1個ずつの施術を選んだり、顔全体を一気にケアしたりとピッタリのプランをご提案します。理想のお肌を目指してもらうべく、十分なカウンセリング時間を設け、希望や予算についてしっかりとご相談させていただきます。

※別途クリーム麻酔代3,300円

ピコレーザートーニングとの違いは？

ピコレーザーによるシミ取りには、ピコスポットの他に「ピコトーニング」といった方法があります。

ピコスポットが濃くて輪郭のハッキリしたシミを対象とするのに対し、ピコトーニングは顔全体に低出力のレーザーを照射し、ぼんやりとした薄いシミやくすみ、色素沈着、色むら、肝斑などの治療が可能です。

作用する仕組みはピコスポットと同じであり、シミ以外の組織にダメージを及ぼしにくいことが特徴です。痛みや赤みといったダウンタイムは約1日程度と短く、すぐに元の生活へ戻れるのもメリットといえるでしょう。

ピコスポットとピコトーニングのどちらが合うか分からない方は、実際に肌の状態を医師に診せ、適切な方を選んでもらうのがおすすめです。

※「ピコレーザートーニング（顔）」は、肌の状態に合わせて複数回コースもご用意しています。

※瞼を含む施術は医師が照射します。

【Q＆A】ピコスポットに関するよくある疑問

最後に、ピコスポットに関していただくことの多いご質問に回答します。

Q1.ピコスポットでかさぶたにならないシミは消えない？

A.場合によってピコスポットを照射した箇所がかさぶたにならないこともあります。

だからといってかさぶたにならなかったシミに効果がないわけではありません。かさぶたの有無ではなく、その後シミがどう変化しているかを確認し、必要に応じて2回目の施術を検討すると良いでしょう。

また、私たちが「かさぶた」と聞いてイメージするのは、転んだ後にできるカサカサとしたものではないでしょうか。シミ取りに関してはこの限りでなく、うっすらと薄茶色をした膜が張る程度であったり、ポツポツと点状のかさぶたができたりする場合があります。

ピコスポットを受ける上で大切なのは、かさぶたができた場合もそうでない場合も、患部のダメージを防ぐことです。新たなシミができるのを防ぐためにも、医師の話した注意点を守り、効果が現れるまで患部を労わりましょう。

Q2.ピコスポットは肝斑に効果がある？

A.さまざまなシミに対応できるピコスポットですが、その中でも一部例外が存在します。例えば「肝斑」というシミの一種です。

肝斑は通常のシミに比べて敏感なため、少しでも刺激があるとメラニン色素を次々に生成し、悪化する恐れがあります。

肝斑部分に間違った治療を施してしまうと、施術前よりも肝斑が濃くなってしまう場合があります。すべての場合で必ず濃くなるとはいえないものの、リスクはゼロではないため、受ける前に医師へ相談すると良いでしょう。

経験豊富な医師が診察をおこない、適切な治療を受けていただくことで肝斑の治療は可能です。必要に応じて内服薬による治療と組み合わせながら、肝斑の改善・予防に努めましょう。

Q3.ピコスポットの痛みはどれくらい？

A.ピコスポットの施術は、「パチパチ」とはじけるような刺激を感じます。

別途麻酔を使用することで痛みの軽減ができます。

まとめ

ピコシュアによるピコスポットは周りの組織へのダメージが少なく、気になるシミにピンポイントでアプローチできる優秀なシミ取り治療です。

目立つ場所にあってずっと気にしていたシミがある方は、ぜひお気軽にご相談ください。シミの個数や種類・色の濃さなどを考慮し、一人ひとりに合った施術プランをご提案します。