「お肌トラブルの改善や体調の不調を改善したい」「仕事が忙しいためダウンタイムの少ない美容施術が知りたい」
そのような方におすすめな美容施術はプラセンタ注射です。
本記事では、プラセンタ注射の効果や施術の際の注意点を解説します。
また、プラセンタ注射の効果的な打ち方についても紹介するため、肌トラブルや疲労による体調不良にお悩みの方はぜひ参考にしてください。
プラセンタ注射とは?
プラセンタ注射とは、胎盤から抽出された栄養素を体内に注入する施術のことです。
胎盤には、アミノ酸やビタミン、ミネラルなど、胎児の成長に必要な栄養素が豊富に含まれています。これらの栄養素を直接体内に注入することで、肌や体の調子を整える効果が期待できます。
プラセンタ注射は、豊富な栄養素によりさまざまな美容・健康効果が期待できる施術であり、切開を伴う美容施術と比べても副作用を抑えた施術が可能です。
豊富な栄養素で得られる効果
プラセンタ注射は、皮下に成長因子、アミノ酸、ミネラル、ビタミン、たんぱく質、酵素など豊富な栄養素を体内に注入する施術です。
これにより、不足しがちな栄養素を補うことができ、細胞の生成を促進することで全身の健康状態の改善が期待できます。プラセンタ注射の主な効果は以下の通りです。
効果 | プラセンタ注射 |
美肌効果 | お肌に潤いとハリを与え、しみやそばかすを防ぎ、肌トラブルを改善 |
健康効果 | 更年期障害や自律神経失調症、肩こりなどを改善 |
免疫力・抵抗力の向上 | 病気や風邪の予防 |
細胞の活性化 | 疲労感の軽減と体力の回復スピードの向上 |
プラセンタ注射により豊富な栄養素を補給することで肌質の改善や美容効果、健康状態の改善など様々な効果を期待できます。
メルスモンとラエンネックの2種類がある
プラセンタ注射薬には、更年期障害の症状改善に効果が期待できる「メルスモン」と、肝機能を強化する「ラエンネック」の2種類が存在します。
メルスモンは、1959年から販売されているヒト胎盤由来成分を含む薬で、一般的に「プラセンタ」と呼ばれるものです。主に更年期障害(ほてりやのぼせ、イライラ)や乳汁分泌不全といった婦人科系疾患の治療薬として効果が期待されています。
ラエンネックは、1974年から販売されているヒト胎盤抽出物を含む薬です。肝細胞増殖因子(HGF)を活性化させて肝臓を保護する効果があり、肝臓疾患の治療薬として期待されています。
そのため、プラセンタ注射薬は自身の体調や目的に合わせて選択することで、より効果的に使用することが可能となります。
プラセンタ注射を打つ5つの効果(メリット)
プラセンタ注射を打つことで、さまざまなメリットがあります。本章では、プラセンタ注射を打つことで得られるメリットを5つ紹介します。
- 疲労回復
- 美肌効果
- アンチエイジング効果
- 更年期障害の症状改善
- 白髪の減少
それぞれのメリットを確認して、プラセンタ注射の施術を検討してください。
効果①:疲労回復
プラセンタ注射は、豊富なアミノ酸やビタミンを体に取り入れて疲労回復を促進する効果があります。
含まれる栄養素が新陳代謝を高め、血行を良くすることで体内の老廃物を効率よく排出してくれます。
また、プラセンタ注射は肝機能障害の改善薬としても認可されているのです。
肝機能の衰えは身体の疲労の蓄積につながるため、肝臓の状態を改善することで疲労回復が期待できます。
効果②:美肌効果
プラセンタ注射には、高い美肌効果も期待できます。プラセンタ注射に含まれる成長因子や五大栄養素、核酸などにより新陳代謝が促進されます。
その結果、肌のターンオーバーが促進され以下の美肌効果が得られるのです。
- お肌に潤いとハリを与える
- しみやそばかすを防ぐ
- 肌トラブルを改善する
このように、プラセンタ注射は、肌のターンオーバーを正常化させることで、美肌効果をもたらします。
効果③:アンチエイジング効果
プラセンタ注射は、抗酸化作用や成長因子の働きにより、アンチエイジング効果を期待できます。抗酸化作用は活性酸素の働きを抑制し、肌の老化を防ぐ効果があるのです。
施術を受けることで老化に伴うシミやシワを改善し、ハリのある若々しい肌への変化が期待できます。
このように、プラセンタ注射は抗酸化作用によりアンチエイジング効果を発揮し、イキイキとした若々しい肌をサポートしてくれるのです。
効果④:更年期障害の症状改善
プラセンタ注射は、豊富な栄養素により組織や新陳代謝を活発化させ、更年期障害の症状改善効果が期待できます。
女性ホルモンの分泌を促す作用を持っており、人間が本来持つ自己治癒力も高める効果もあるのです。
また、更年期障害による肩こりや腰痛などの関節痛をはじめ、だるさや冷え、皮膚の乾燥やかゆみなどの症状の緩和をサポートしてくれます。
このように、プラセンタ注射は更年期障害の症状への効果が期待できるため、更年期障害に悩む方は施術を検討してください。
効果⑤:白髪の減少
プラセンタ注射は、豊富な栄養素が含まれているため白髪対策の効果が期待できます。
プラセンタの栄養成分が毛髪の健康に影響を与え、毛髪の色素の生成を促進し、結果的に白髪を減少させる手助けをしてくれるのです。
白髪を気にしている女性が週1回、半年から数年にわたりプラセンタ注射を行った結果、黒髪が生える効果を実感した事例が多数あります。
副次的な効果ではありますが、プラセンタ注射は白髪対策としても期待できる施術といえるのです。
プラセンタ注射を打つ際の注意点(デメリット)
プラセンタ注射はメリットだけでなくデメリットもあるため注意が必要です。プラセンタ注射を打つ際の主なデメリットは以下の4つです。
- 注射による一時的な痛み
- 献血ができなくなる
- 副作用が出るリスクがある
- 効果が長続きしない
プラセンタ注射を打つ際はデメリットも理解したうえで施術を検討してください。以下でそれぞれ解説します。
注意点①:注射による一時的な痛み
プラセンタ注射を受ける際は、注射による一時的な痛みが起こります。
施術で液剤を注入する際は、皮膚に針を刺す必要があります。そのため、針を皮膚に刺す際に一時的な痛みが出る可能性もあるのです。
注射の痛みに慣れていない人は、痛みを伴うことから継続を諦めてしまう人も少ないため注意が必要です。
注意点②:献血ができなくなる
プラセンタ注射は、一度でも施術を行なうと生涯に渡り献血が出来なくなります。
プラセンタ点滴の多くは人間の胎盤から取得したものであり、vCJDの伝播の理論的なリスクが否定できないため、念のための措置として献血が制限されているのです。
そのため厚生労働省によりプラセンタ注射の施術を受けた方は献血をしてはいけない指示が出されています。
日頃献血をおこなっている方は、プラセンタ注射の注意点を理解したうえで施術を検討してください。
注意点③:副作用が出るリスクがある
プラセンタ注射は感染症などにかかっていない健康なヒトの胎盤を原料としているため、大きな副作用はありません。
しかし、注射に対して身体が異物反応を示し、軽度の発熱や発疹が生じることがあります。
そのため、プラセンタ注射を打つ際は一定の副作用によるリスクがでる可能性も理解して施術を検討することが大切です。
注意点④:効果が長続きしない
プラセンタ注射の効果は一時的なものであり、継続して行う必要があります。
プラセンタの成分は体内にスムーズに吸収されますが、効果の持続期間は2〜3日程度と数日しか維持しません。
一度注射をすると、その後も一生持続するというものではないため、継続的な施術が必要となります。プラセンタ注射を打つことを検討している方は、事前にどのスパンで打つのか考えておくのがおすすめです。
プラセンタ注射の効果的な打ち方
プラセンタ注射の効果的な打ち方を2つ紹介します。
- プラセンタ注射を打つ場所
- 施術頻度
施術を受けてより高い効果を得るために、ぜひ参考にしてください。以下で詳細に解説します
プラセンタ注射を打つ場所
プラセンタ注射は、皮下注射として上腕外側やお尻へ打つのが一般的です。
上腕外側やお尻は痛みを感じにくく費用も筋肉注射より安く済み、一定の吸収・浸透速度を確保できます。
一方で、筋肉注射は筋肉層に注射するため、皮下注射より痛みが伴いますが、筋肉層には血管が多く、薬剤の吸収速度が早く浸透しやすいことから、効果を実感しやすくなります。
このように、プラセンタ注射は打つ場所によって痛みや効果の程度が異なるため、個々の目的に応じて打つ場所を選択することが大切です。
施術頻度
プラセンタ注射の施術頻度は、1〜2週間に一度が適切と言えます。
施術の効果を持続・最大化させるためにも適度な期間で再度施術を受けることが求められます。
プラセンタ注射を打つ具体的な頻度は、自身の健康面や求める効果によっても異なるので、医師との相談のうえ、効果を最大化できる頻度を確認してください。
プラセンタ注射で効果を実感できない人の原因
プラセンタ注射で効果を実感できない人の原因として、以下の3つを紹介します。
- 継続して施術を受けていない
- 質の低いプラセンタ注射を打っている
- お悩みに対してピンポイントに効果が表れると考えている
以下でそれぞれの原因を確認していきます。
原因①:継続して施術を受けていない
プラセンタ注射の効果を実感できない原因の1つには、施術を継続的に受けていないことが挙げられます。
プラセンタ注射の有効性は一時的なものであり、繰り返しの施術が必要となります。
そのため、一度の注射では効果を得るのは難しく、2〜3回の注射が必要です。
プラセンタ注射で効果を感じられない方は、医師と施術頻度に関して相談をしてください。
原因②:質の低いプラセンタ注射を打っている
プラセンタ注射に効果を感じられない原因として、質の低いプラセンタ注射を打っている可能性も挙げられます。
美容外科によって取り扱うプラセンタ注射製剤は異なり、質の低い製品を使用している場合、望む効果が得られないことがあります。
そのため、施術を受ける際には、クリニックで使用されるプラセンタ注射製剤の質を確認するために、症例写真や口コミを参考にしてください。
原因③:お悩みに対してピンポイントに効果が表れると考えている
プラセンタ注射は、特定の問題に対して、ピンポイントの効果が見られるものではありません。
身体の内側から健康状態を改善する施術であるため、身体の一箇所だけを修復するのではなく全体的な健康促進が目的となります。
そのため、期待していた効果が目に見えて見えない場合にプラセンタ注射は効果がないと判断してしまう方も多いのです。
プラセンタ注射を検討している人は、プラセンタ注射の特徴や効果をよく知ってから行ってください。
セレクトクリニックのプラセンタ注射の料金
施術名 | 料金 | |
---|---|---|
プラセンタ | 1A | 1,500円 (税込1,650円) |
※自由診療には本国における未承認医薬品・医療機器が含まれます。
治療に使用する機器は当院医師の判断の元、個人輸入にて手続きを行っております。
プラセンタ注射に関するよくある質問
プラセンタ注射を初めて打つ方は施術に関して、疑問や悩みを抱える方も多くいます。
ここでは、プラセンタ注射に関するよくある質問を紹介します。
- プラセンタ注射を打ってはいけない人の特徴は?
- プラセンタ注射の効果の継続時間はどれぐらいですか?
- プラセンタ注射がアメリカで禁止されているのはなぜ?
- 他の治療と併用して打つこともできますか?
プラセンタ注射に関する疑問や悩みを解決するために役立ててください。
プラセンタ注射を打ってはいけない人の特徴は?
プラセンタ注射は、献血をすることを計画している人は施術をしてはいけません。
厚生労働省はプラセンタ注射の施術を受けた方は献血をしてはいけない指示を出しています。
プラセンタ点滴の多くは人間の胎盤から取得したものであり、vCJDの伝播の理論的なリスクが否定できないため、念のための措置として献血が制限されているのです。
そのため、将来的に献血の予定がある人は避けてください。
プラセンタ注射の効果の継続時間はどれぐらいですか?
プラセンタ注射の効果は2〜3日ほどしか持続しません。
多くの場合、1度施術を受けてからも継続的な施術が必要であり1週間に1回程度の施術が推奨されます。
プラセンタ注射は豊富な栄養素が急速に体内で分解・吸収され、その過程でエイジングケアや美肌効果などの効果が期待できるのです。
そのため、プラセンタ注射で体内に吸収された成分がなくなれば効果の持続が止まってしまいます。
プラセンタ注射の効果を最大限に活かすためには、その特性と効果の持続時間を理解し、1週間に1回程度のペースで施術を受けることがおすすめです。
プラセンタ注射がアメリカで禁止されているのはなぜ?
アメリカでプラセンタ注射が禁止されている理由は明らかにはされていませんが、一般的な原因としては感染症のリスクや製造過程の問題といわれています。
ただし、プラセンタ注射は開発されてから50年以上経ちますが、感染症の発症が確認されたケースはありません。
また、プラセンタ注射が禁止されているアメリカでも、プラセンタのサプリメントは数多く流通しています。
他の治療と併用して打つこともできますか?
プラセンタ注射は、他の治療やサプリメントと併用して打つことが可能です。
注射の成分は、他の治療法やサプリメントの有効成分の吸収を妨げるものではありません。
ただし、治療の内容やサプリメントの成分によっては、組み合わせが悪かったり過剰摂取となったりする可能性があります。
そのため、他の治療と併用する際は安全性を考慮して主治医に相談することをおすすめします。
男性・女性問わずエイジングケアにはプラセンタ注射を!
プラセンタ注射は、肌の若々しさを保つために欠かせない成分を含んでおり、男性や女性問わずエイジングケアとして効果的です。
また、更年期障害や乳汁分泌不全などの治療では保険も適用されることから、更年期障害や乳汁分泌不全悩みを抱えている人のサポートにつながります。
プラセンタ注射の効果は個人差があるため、効果を最大限実感するためには専門の医療機関に相談し、適切な施術を受けることが重要です。
自分にあった施術プランや効果を確認するために、お近くのクリニックにカウンセリングに訪れて、自身の悩みや目標を相談してください。
また、セレクトクリニックでも、プラセンタ注射を受けることが可能です。ぜひお近くのセレクトクリニックまでお越しください。