シワやたるみは見た目を老けた印象にさせるため、一刻も早く改善したいと考えている方も多いのではないでしょうか。
そのようなお悩みにおすすめしたいのが、フェイスリフトによるたるみの改善です。
この記事では、シワやたるみを改善に導く美容外科手術である「フェイスリフト」について詳しく解説していきます。
そもそもシワやたるみができる理由とは?
シワやたるみというと中高年のものというイメージが強いですが、中には若いうちからそうした症状に悩んでいる方も少なくありません。
なぜシワやたるみが起こってしまうのか、まずはその理由について見ていきましょう。
加齢によるもの
シワやたるみの代表的な原因といえば、やはり加齢です。
加齢によって肌のバリア機能が低下することで、肌の回復力が損なわれます。
また、コラーゲンやエラスチンなどの量も減少するため、肌のハリや弾力が低下しシワやたるみが生じやすくなってしまうのです。
乾燥や紫外線
乾燥や紫外線もシワやたるみを引き起こす原因となります。
皮膚の生まれ変わりのサイクル「ターンオーバー」を整えるためには、ある程度肌内部の潤いが必要です。
しかし、乾燥した空気や間違ったスキンケアなどによって肌の乾燥が続くと、ターンオーバー機能がうまく働かず、小じわができやすくなります。
また、紫外線によって皮膚が傷つけられることでも、肌は硬くなり弾力を失ってしまいます。結果として、紫外線を浴び続けた肌にはシワやたるみができてしまうのです。
ストレスや生活習慣の乱れ
ストレスや生活習慣の乱れは体だけでなく、肌にも影響します。
寝不足や栄養不足、ストレスは肌荒れやターンオーバー機能低下の原因となります。
そうした状態が慢性的に続くと、シワやたるみのできやすい肌になってしまいます。
シワやたるみを予防するためには、生活習慣を見直すことも大切です。
フェイスリフトについて
シワやたるみへのもっとも効果的な治療法として挙げられるのが「フェイスリフト」です。
欧米では古くから行われてきた、100年以上の歴史を持つ手術法です。部分的に皮膚にメスを入れ引き上げることでシワやたるみを改善する効果が期待できます。
仰向けになった時と起き上がった時の顔のたるみの差は、どんな人であっても多少は存在し、この差が大きければ大きいほど、たるみの症状が進行していると判断できます。
フェイスリフトをすることでこの差を埋めることができ、たるみ改善、若返りへの効果が期待できます。
現在はレーザー照射やヒアルロン酸注入、あるいは医療用糸などを使ってたるみを治療する方法もありますが、フェイスリフトは数ある施術の中でももっとも効果の高い治療法として知られています。
しかし、直接皮膚を切開する外科手術のため、施術者の腕によって仕上がりに差が出やすいリスクがあります。また、稀に顔面神経痛や感染症などの合併症を引き起こす可能性もあるため、しっかりとした知識と技術を持ったクリニックを選ぶようにしましょう。
▶関連記事:糸によるリフトアップ(スレッドリフト)治療で切らずにたるみ改善
糸を使用した手術(スレッドリフト)との違い
メスを使う施術であるフェイスリフトの他に、糸を使用してシワやたるみを改善に導く「スレッドリフト」という施術もあります。
ここでは両者の特徴や違い、施術を選ぶ基準について解説します。
施術方法
【フェイスリフト】
フェイスリフトは、皮膚を切開しSMASを引き上げ固定することで顔全体のたるみを解消する方法です。直接皮膚を引き上げることができるため、他の施術では難しい下顔面のたるみの改善も見込めます。
糸による治療よりも効果の高さが期待できますが、皮膚を切開するため多少傷跡が残ってしまうというリスクがあります。
【スレッドリフト】
そうすることで顔全体にハリが出て、たるみやシワの改善効果が期待できます。 糸は半年から1年程度かけて自然に吸収されていきます。また、糸を注入するとお肌の周りにコラーゲンが生成されるため、糸が溶けた後もしばらく効果は続きます。
傷跡もほとんど目立たないため、周囲に気づかれずにリフトアップしたい方におすすめです。
ダウンタイム
【フェイスリフト】
術後は、血液が溜まらないよう圧迫するためのマスクを手術日当日を含む3日間は、24時間つけていただく必要があります。
また、3日後には消毒のために1度ご来院いただきます。抜糸は1週間後です。
手術後の腫れは2週間程度、完全におさまるまでは1ヶ月程度かかります。
内出血が起こる場合もありますが、これも消失するまで2~4週間程度必要です。
抜糸後は経過観察のためにも1ヶ月・3ヶ月・6か月ごとに診察をお受けください。
※術後経過には個人差があります。
【スレッドリフト】
個人差はありますが腫れは1週間程度、内出血は1~3週間ほどで消失します。また、しばらくは突っ張ったような感覚がしばらく残る場合もあります。
糸を固定させるためにも、施術後3ヶ月程度はエステやフェイシャルマッサージを避ける必要があります。
効果
【フェイスリフト】
数年後先の老化を完全にストップすることはできませんが、何もしなかった場合と比べると効果の差は大きいと考えて良いでしょう。
特に頬や顎などのたるみに効果を発揮します。
マリオネットラインやほうれい線などのシワにも効果が高いです。
【スレッドリフト】
その間、糸の刺激によって周囲にコラーゲンが生成されるため、溶けた後も直ぐに元に戻ることはありません。
同時に肌のハリや肌質アップの効果も期待できます。
フェイスリフトがおすすめの方
以下のような方にフェイスリフトはおすすめです。
施術の流れ
フェイスリフト施術の流れは以下の通りです。
1.カウンセリング
当院では、カウンセラーと医師によるカウンセリングを行っています。
施術前にしっかりとカウンセリングを行うことで、患者様一人ひとりに合わせた適切な治療法を提案いたします。
もしも気になる点があれば、ぜひ遠慮なくお申し出ください。
2.治療開始
洗顔後、局所麻酔と静脈麻酔を使用します。
そのため、眠っている間に施術が終わりますので施術中痛みを感じることはありません。
施術後3日目に消毒、1週間後に縫合部の抜糸のために来院していただきます。
3.ご帰宅
施術後は血液が溜まらないようにマスクを装着していただきます。
ダウンタイム中の注意点をご説明しますので、ご帰宅後も医師の指示通りお過ごしください。
▶関連記事:【医師監修】リフトアップ整形でしわたるみを改善!持続期間や効果は?
料金
施術内容 | 費用 |
フェイスリフト(切開) | 980,000円 (税込 1,078,000円) |
フミニリフト(切開) | 600,000円 (税込660,000円) |
※自由診療には本国における未承認医薬品・医療機器が含まれます。
治療に使用する機器は当院医師の判断の元、個人輸入にて手続きを行っております。
よくある質問
フェイスリフトに関するよくある質問にお答えしていきます。
フェイスリフトはどこを切開しますか?傷跡は目立ちますか?
フェイスリフトの切開は、基本的に耳の手前をラインに沿って切開していきます。
たるみの症状によっては、耳の後ろも切開する場合もありますが、傷跡が残りにくいよう配慮いたします。
傷の残り方は個人差がありますが、ほとんどの場合あまり目立ちません。
また、傷跡がどうしても気になるという方には狭い部位を切開する「ミニリフト」や、髪に隠れた側頭部を切開する「こめかみリフト」なども行っています。
若い人でもフェイスリフトをうけても大丈夫でしょうか?
もちろん大丈夫です。
フェイスリフトの手術というと中高年の人が受けるものというイメージが強いですが、たるみの原因はさまざまです。
顔の脂肪吸引や歯の治療などが原因で顔がたるむこともあります。そのような場合は、フェイスリフトで治療することも珍しくありません。
また、若いうちにフェイスリフトを行うことで、将来的なたるみの予防にもつながります。
フェイスリフトをした後に元に戻ってしまうことはありますか?
個人差はありますが効果は5年〜10年持続します。
日々加齢は進んでいきますので、時間とともにゆっくりとシワやたるみは出てきます。フェイスリフト治療後からの老化になるため、同世代の方よりは若さが保たれた状態が続きます。
▶関連記事:今話題のスレッドリフトの効果は?たるみ改善や小顔効果について医師が解説
まとめ
シワやたるみを改善したくても、切開が必要な治療は怖いという方も多いと思いますが、フェイスリフトは他のたるみ治療で効果のなかった方や中程度のたるみの改善を目指す方には、とても有効な治療法です。
ただし、傷跡が残るリスクなどもあるため、適切な治療を受けるためにも信頼できる医師とよく相談することも大切です。
当院ではカウンセリングを完全無料でおこなっております。フェイスリフトについてお悩みをお持ちの方はぜひ無料カウンセリングをご利用くださいませ。