毎日鏡を見るたびに毛穴やクレーターが気になっている方におすすめなのが、スキンブースター治療のジュベルック注射です。

気になる肌の弾力がアップするほか、毛穴の引き締め、ニキビ跡の改善、小じわの減少といった効果が期待できます。

ただし、副作用（ダウンタイム）もあることから、知らずに受けるとダウンタイム中に大事なイベントと重なるなど困ることもあります。

そこでこの記事では、ジュベルックの効果や特徴、施術の流れから副作用（ダウンタイム）に至るまでを徹底解説します。

ジュベルック注射とは？

ジュベルック注射とは、美容皮膚科で行われるスキンブースター治療の一種です。

主成分はポリ乳酸（PDLLA）と非架橋ヒアルロン酸で、それぞれの成分が肌に注入されることによって様々な肌トラブルの改善が期待できます。

特に、肌の弾力アップ、毛穴の引き締め、ニキビ跡の改善、小じわの減少といった効果を期待する方におすすめです。

ジュベルック注射の施術は医師による手打ち、または機械を用いた注入で行われ、施術部位に応じて細かく調整できるのが特徴です。

ここからは、ジュベルック注射について下記の流れでより詳しく紹介します。

• 韓国製のスキンブースター製剤
• さまざまな施術に用いられる

韓国製のスキンブースター製剤

ジュベルックは、美しい肌を目指す多くの方に選ばれている韓国製のスキンブースター製剤です。

スキンブースター施術とは、それぞれの成分を肌に直接注入することで肌細胞の代謝を促進し、健康的な肌状態を目指す施術のことです。

ジュベルックの製剤には、「ポリ乳酸（PDLLA：Poly-DL-lactic acid）」と「非架橋ヒアルロン酸」の2つの成分が含まれており、それぞれが肌の改善にアプローチします。

例えば、ポリ乳酸は肌のコラーゲン生成を促すことで、肌に弾力とハリを与える役割を果たします。

一方、非架橋ヒアルロン酸は肌の水分保持能力を高め、肌へ潤いをもたらしてくれます。

このように、ジュベルック注射は肌の改善が期待できる多機能なスキンケア治療です。

さまざまな施術に用いられる

ジュベルックは水光注射・局所注射・ポテンツァなど、多様な美容施術において用いられています。

ジュベルックとの組み合わせにより、成分の効果を最大限に引き出すことができ、肌の弾力や毛穴の開きなど、多彩な悩みにアプローチできます。

ジュベルックの効果は主に4つ

ジュベルックには、主に4つの効果があります。

• 開き毛穴・たるみ毛穴の改善
• ニキビ跡の凸凹の改善
• 小ジワの改善
• ハリ・弾力の改善

以下で、それぞれのメカニズムについても触れながら詳しく解説します。

効果①：開き毛穴・たるみ毛穴の改善

ジュベルックによる効果の1つが、開き毛穴やたるみ毛穴の改善です。

水光注射やポテンツァなどの施術でジュベルックを注入することにより、コラーゲンの産生促進作用や創傷治癒作用が働きます。

これにより、毛穴の開きやたるみが改善されることが期待できます。

コラーゲンの産生が促される理由は、ジュベルックに含まれる成分が肌内部で線維芽細胞の活動を刺激し、新たなコラーゲンの生成を助けてくれるためです。

また、創傷治癒（皮膚や体の他の組織が傷ついた後に自然に起こる修復）過程でもコラーゲンが活発に生成されます。

その結果、肌の自然な回復力が向上し、結果的に毛穴の状態も改善されるのです。

効果②：ニキビ跡の凸凹の改善

ジュベルック治療は、凹凸のあるニキビ跡の改善にも効果的です。

局所注射を行うことで、コラーゲンの産生が促され、肌細胞の再生が早まるため、ニキビ跡を徐々に目立たなくする効果が期待できます。

また、ヒアルロン酸の保湿効果により毛穴周囲の肌がふっくらとし、毛穴が目立ちにくくなります。

さらにニキビ跡のほか、ケロイドや傷跡を改善する作用も期待できることから、肌の凹凸を改善したい・なめらかな肌を目指したいと考えている方にもおすすめです。

効果③：小ジワの改善

ほかにも、ジュベルックの局所注射によってアプローチすることで、目の下や首などにある小ジワの改善にも効果を発揮します。

これは、線維芽細胞が刺激され、コラーゲンやエラスチンの生成が促されるためです。

生産されたコラーゲンやエラスチンは皮膚のボリュームを増やしてくれるため、シワを押し出して平滑化する効果が期待できます。

こうした効果から、ジュベルックは気になる小ジワの改善を目的とした施術としても注目されています。

効果④：ハリ・弾力の改善

またジュベルック注射は、肌のハリと弾力の改善アップにも効果的です。先述した通り、ジュベルックは線維芽細胞を活性化させます。

結果、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸が増えて、ハリ・弾力がアップする効果が期待できるのです。

肌の部分的な悩みを改善したい方はもちろん、肌本来のハリ・弾力を取り戻したい方にもおすすめです。

ジュベルックの特徴

ジュベルックの特徴は、以下のとおりです。

• 1～2年で分解されるため長い持続効果に期待できる
• 肉芽形成やしこりなどの副作用が起きるリスクが低い
• FDAやMFDS（KFDA）で承認されている

以下で、それぞれについて詳しく解説します。

特徴①：1～2年で分解されるため長い持続効果に期待できる

ジュベルックにはポリ乳酸が含まれており、体内に注入された後1〜2年かけて徐々に分解される特性があります。

これにより、長い持続効果が期待できるというメリットがあります。

一度の施術で持続的な肌の質感改善やボリュームアップ効果が見込めるため、満足度を得やすいのが特徴です。

特徴②：肉芽形成やしこりなどの副作用が起きるリスクが低い

また、ジュベルックの大きな特徴の1つは、肉芽形成やしこりといった副作用のリスクが低いことです。

ジュベルックと類似している製剤「スカルプトラ」には、副作用として肉芽形成やしこりのリスクを伴うことが知られています。

一方で、ジュベルックは異なる構造を持つため、周囲の細胞に過度な刺激を与えにくく、副作用が起きにくいという特徴があります。

特徴③：FDAやMFDS（KFDA）で承認されている

ジュベルックは、アメリカのFDA（食品医薬品局）や韓国のMFDS（旧KFDA）で承認されていることから、安全性にも期待できます。

それぞれの機関から承認されているということは、製品が厳格な基準を満たしていることの証でもあります。

ジュベルックは、安全性を求める方にもおすすめの施術だと言えるでしょう。

ジュベルックの副作用（ダウンタイム）

ここからは、組み合わせごとの副作用（ダウンタイム）を紹介します。

• 水光注射×ジュベルックによる副作用
• 局所注射×ジュベルックによる副作用
• ポテンツァ×ジュベルックによる副作用

いずれも個人差があるため、医師のカウンセリングを通じて肌の状態やリスクについてよく理解し、納得した上で治療を受けることをおすすめします。

水光注射×ジュベルックによる副作用

水光注射とともにジュベルックを使用した際の副作用については、以下が挙げられます。

• 赤み
• 腫れ
• 内出血
• 熱感、ほてり

それぞれの副作用は、主に注射部位の反応として起こります。

施術後すぐに起こる赤みや腫れは皮膚への直接的な刺激によるものであり、大半が数時間から数日で自然に解消します。

内出血は、針が血管に触れた場合に生じることがあるもので、個人差はありますが、1週間程度で自然に消失することが一般的です。

また、熱感やほてりはジュベルック内のポリ乳酸成分がコラーゲン生成を促進する作用によって起こるものであり、これも通常は一時的な副作用です。

局所注射×ジュベルックによる副作用

局所注射によるジュベルックの施術に伴う副作用では、以下の症状が現れることがあります。

• 内出血
• むくみ
• 赤み
• 腫れ
• 硬結（こうけつ）

注射部位に紫や緑色の内出血が現れることがありますが、数日間で色が薄くなり、自然と解消されるケースがほとんどです。

むくみや赤みといった反応は、ジュベルックが皮膚内に注入されることによる一時的な炎症反応であり、施術後すぐに見られることが多いですが、数日間で改善することがほとんどです。

また、腫れは施術部位の体液が一時的に増加することで起こり、通常は施術後1〜2日で落ち着きます。

硬結（こうけつ）は、ジュベルックの成分が局所的に集まることで皮膚が硬くなったように感じられる症状です。

時間が経つにつれて体内で均一に分布するため、硬結が見られる場合も徐々に柔らかくなっていきます。

ポテンツァ×ジュベルックによる副作用

ポテンツァを用いたジュベルック注射治療後には、以下の症状が現れる可能性があります。

• 赤み
• 内出血
• 乾燥
• 一時的な肌荒れ・ニキビ
• 硬結（こうけつ）

赤みや内出血は、ほとんどの皮膚治療共通の副作用であり、通常数日から1週間ほどで自然に解消されます。

治療後の乾燥は、ジュベルック成分が皮膚の深層部へと働きかけることで表皮の水分量が一時的に変化した結果発生することがありますが、適切なスキンケアを行うことで改善されていきます。

また、施術による肌の刺激が原因で一時的な肌荒れやニキビが生じる場合もありますが、これは皮膚の回復過程で起こる自然な過程であり、短期間で改善するケースがほとんどです。

硬結（こうけつ）は注入されたジュベルック成分が皮膚の一部に局所的に集中することで皮膚が硬くなる症状を指します。硬結も通常、自然にに改善されていくのが一般的です。

もしもそれぞれの症状が長く続く場合や気になる症状が現れた場合には、速やかに医師に相談することが大切です。

一般的なジュベルックの施術の流れ

一般的なジュベルックの施術の流れは、以下のとおりです。

• カウンセリング・医師の診察
• クレンジング・洗顔
• 麻酔・施術
• 施術終了・アフターケア

なお、妊娠中の方など、身体の状態によっては治療を受けられない人もいるため、不安な方は事前に医師と相談することが大切です。

流れ①：カウンセリング・医師の診察

まずはカウンセリングや医師による診察が行われるのが一般的な流れです。

皮膚の悩みや施術方法（水光注射・局所注射・ポテンツァなど）、回数など、気になることを相談してみましょう。

流れ②：クレンジング・洗顔

施術に入る前にはクレンジングと洗顔が行われます。

清潔な状態で施術を受けることにより、ジュベルックが肌に浸透しやすくなるほか、感染リスクの低減にも期待できます。

クリニックによっては、施術当日はノーメイクでの受院を推奨している場合もあるため、カウンセリング前に確認しておくとスムーズです。

流れ③：麻酔・施術

施術に入る前には、麻酔が行われます。

その後、水光注射・局所注射・ポテンツァなど、事前に決めた方法でジュベルックが注入されます。

なお、麻酔の有無や料金については事前にクリニックに確認しておくと安心です。

流れ④：施術終了・アフターケア

施術が完了した後は、肌の状態の確認やアフターケアについての説明が行われます。

疑問や不安など気になることがあれば、このときに質問しておくと帰宅後も安心できるでしょう。

ジュベルックに関するよくある質問

最後に、ジュベルックについてのよくある質問として、以下を紹介します。

• ジュベルックの効果はいつから？1回でも現れる？
• ジュベルックの効果の持続期間は？
• ジュベルックとヒアルロン酸の効果の違いは？

以下で、それぞれ詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてください。

ジュベルックの効果はいつから？1回でも現れる？

ジュベルックの効果を体感できるまでには、通常2〜3週間程度かかります。

これは、皮膚の奥でジュベルックの成分が徐々に作用していくためです。

即効性は期待できませんが、1回の施術でも肌のハリ感や潤いに変化を感じられるケースがほとんどです。

なお、毛穴の開きやたるみ毛穴、小ジワなどの改善に関しては、4回を1クールと見なし、定期的な施術を受けるとさらに効果的です。

ジュベルックの効果の持続期間は？

ジュベルックの効果は、一般的に1ヶ月おきに計画4回の施術を1クールとして完了した後、約1年間持続するとされています。

この持続効果は、ジュベルックの成分が肌内部に作用し、新しいコラーゲンの生成を促すためです。

効果を長く維持するためには、メンテナンスとして半年から1年ごとに追加の施術を受けることが推奨されます。

ジュベルックとヒアルロン酸の効果の違いは？

ジュベルックとヒアルロン酸との最大の違いは、それぞれの効果の種類とそのメカニズムにあります。

ジュベルックは、お肌の状態や求める効果に合わせて、様々なアプローチで施術を行うことが可能であると同時に、複数の効果を期待できる多機能性が特徴です。

特にジュベルックは体内でのコラーゲン生成を促す働きがあり、より自然な変化を促すことが期待されます。

アプローチ方法には、水光注射やポテンツァ、ダーマペン、局所注射などがあり、それぞれのメリットを活かした施術が行えます。

それに対してヒアルロン酸注射は、シワや溝へのピンポイントでのアプローチが可能な点が特長です。ヒアルロン酸注射は、すぐにボリュームアップの効果を感じることができます。

しかし、ヒアルロン酸注射自体はコラーゲン生成を促す作用を持っていないため、体内に吸収されたあとシワや溝は徐々に元に戻ります。

セレクトクリニックのジュベルックの料金

セレクトクリニックのジュベルックの料金表は、以下のとおりです。

※自由診療には本国における未承認医薬品・医療機器が含まれます。

治療に使用する機器は当院医師の判断の元、個人輸入にて手続きを行っております。

ジュベルックはさまざまな肌悩みへの効果が期待できる

ジュベルック注射は、以下の効果が期待できる施術です。

• 開き毛穴・たるみ毛穴の改善
• ニキビ跡の凸凹の改善
• 小ジワの改善
• ハリ・弾力の改善

また、水光注射・局所注射・ポテンツァなど、肌の状態や悩みに合わせてさまざまな方法で施術が可能です。

セレクトクリニックでは、ジュベルック注射が気になる方、肌悩みがある方に向けて無料カウンセリングの場をご用意しております。

お悩みやご質問があれば、どうぞお気軽にお問い合わせ・ご予約ください。