「ニキビを潰してしまって痕が残ってしまった」
「思春期ニキビの跡が凸凹になってしまって、数年経った今でも改善されない……」
このような肌悩みを抱えている方は、老若男女問わず多いのではないでしょうか?
実際、スキンケアアイテムでは改善が難しいという理由で、美容外科治療を希望される患者様は多くいらっしゃいます。
このようにニキビの状態が悪化すると、色素沈着や凸凹したクレーターのような肌になってしまい、日常的なケアでは解決が難しいことがあります。
そんな厄介なニキビ跡の症状におすすめの治療法は、ダーマペンを使った美肌再生治療です。
今回記事では、ダーマペン治療について詳しく解説していきます。
上記のようなお悩みを抱えている方は、参考にしてみてください。
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そもそもニキビができる原因とは?
ニキビは主に以下の原因によって引き起こされます。
- 栄養バランスの偏り
- 乾燥
- 睡眠不足
- ホルモンバランスの乱れ
- 体の冷え
- 大気汚染
- 紫外線
詳しく見ていきましょう。
栄養バランスの偏り
脂肪分や糖分の摂りすぎにより、皮脂が過剰分泌することでニキビが誘発されます。
脂っこい食事やインスタント食品、スナック菓子ばかり食べている方は、栄養バランスのとれた食事を意識するようにしましょう。
乾燥
肌が乾燥すると、潤いを保とうとして過剰に皮脂が分泌されるようになります。
ニキビというとオイリー肌にできるイメージがありますが、乾燥肌の方も注意が必要です。
睡眠不足
皮膚は睡眠中にダメージを修復し、新しい皮膚が作られています。睡眠不足は肌の生まれ変わり(ターンオーバー)を乱し、さまざまな肌トラブルの原因を招きます。
夜更かしはせずに、十分な睡眠時間を確保しましょう。
ホルモンバランスの乱れ
肌の状態はホルモンバランスによって、左右されることがあります。思春期や生理のときにニキビができやすくなるのは、ホルモンバランスが乱れ皮脂の分泌が活発になるからです。また、ホルモンバランスの乱れから肌が乾燥し、ニキビができる場合もあります。
体の冷え
血液の循環が滞って代謝が低下すると、体の冷えが起こりやすくなります。体の冷えは肌の乾燥やホルモンバランスの乱れ、ターンオーバーの乱れなどを引き起こすため、ニキビが出来やすくなります。
体が冷えやすい方は、冷房や薄着、体が冷えやすい食事に注意しましょう。
大気汚染
大気汚染などの刺激を受けると、肌トラブルが起こりやすくなります。
細かな化学物質などが毛穴に入り、皮脂と結びつくと炎症を起こしてニキビが現れることもあるため、大気汚染には注意が必要です。また、季節の変わり目には、花粉が原因で肌トラブルが起きるケースもあります。
紫外線
紫外線を浴び続けると刺激を受けて角質が肥厚します。
角質が肥厚することで毛穴詰まりが起きると皮脂が排出されず、酸化した皮脂が毛穴を刺激して、ニキビが発生しやすくなります。
ニキビ・ニキビ跡の種類
ニキビは進行の度合いによって以下の種類に分かれます。
- 正常なお肌の状態
- 白ニキビ
- 黒ニキビ
- 赤ニキビ
- 膿ニキビ
- 色素沈着
- クレーター
詳しく見ていきましょう。
正常なお肌の状態
皮膚は表皮・真皮・皮下組織の3層構成になっています。
ニキビがない正常な肌は、1番外側の表皮がターンオーバーによって、きちんと新しい皮膚への生まれ変わっている状態です。
面疱(めんぽう):白ニキビ
何らかの原因でターンオーバーが乱れ、角質層が厚くなり皮脂が毛穴に詰まった状態を面疱(めんぽう)といいます。
詰まった皮脂が盛り上がって白く見えていることから「白ニキビ」と呼ばれ、ニキビの初期段階です。
面疱(めんぽう):黒ニキビ
閉じていた毛穴が開き、毛穴に詰まった皮脂が酸化して黒く見える状態を「黒ニキビ」といいます。「開放面疱」「黒色面疱」とも呼ばれます。
丘疹(きゅうしん)赤ニキビ
白ニキビや黒ニキビが悪化すると、「赤ニキビ(紅色丘疹)」になります。
赤ニキビはアクネ菌(ニキビ菌)が増殖して、炎症を起こした状態です。赤く腫れ上がり触るとわずかに痛みを感じます。
膿疱(のうほう):膿ニキビ
赤ニキビがさらに悪化すると、膿胞の状態となった膿ニキビになります。
ニキビの最終段階で真皮層や皮下組織にダメージを与えるニキビ跡になることもあるので注意が必要です。中心部に白や黄色の膿が浮き上がり、押さえると痛みを感じます。
色素沈着
炎症を伴うニキビが治った後には、色素沈着によるニキビ跡ができる場合があります。
肌は刺激を受けると、メラニン色素を生成して肌を防御しようとします。通常メラニン色素はターンオーバーによって排出されますが、ターンオーバーの乱れが原因でうまく排出されずに、赤みや茶色っぽいシミが残ってしまうことがあるのです。
クレーター
炎症を伴うニキビができたあと、真皮や皮下組織までダメージを受けてしまうと、皮膚表面が陥没してクレーター状のニキビ跡が残ることもあります。
皮下組織までダメージを受けたクレーター肌を治すことは容易ではありません。
ダーマペンの仕組みと効果について
ニキビのタイプや種類はそれぞれですが、特に色素沈着・クレーター肌にはダーマペンでの治療が効果的です。
ダーマペン治療には、どのようなメカニズムや効果があるのか見ていきましょう。
ニキビ跡の改善効果
ダーマペンは極細のマイクロ針で皮膚に微小な針穴を開け、皮膚の創傷治癒力を働かせることで肌質改善や皮膚再生を促す美肌再生治療です。
肌の生まれ変わりをサポートするので、色素沈着やクレーター肌の改善効果が期待できます。
小じわ・たるみなどのエイジング治療
ダーマペンによりできた傷穴が治癒する際に、コラーゲン繊維を増やす成長因子が分泌されます。コラーゲンが増えることで、目の周りの小じわや顔のたるみなどのエイジング治療に役立ちます。
毛穴の開きにアプローチ
コラーゲンの生成が活性することで肌にハリが蘇ります。肌にハリが生まれることで毛穴の開きが目立たなくなり、つるんと滑らかな肌が目指せます。
他にも妊娠線の改善効果も期待できます。
毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)にも有効
二の腕や背中などに盛り上がったブツブツがある場合は、「毛孔性苔癬」の可能性があります。
ターンオーバーの乱れや皮脂の過剰分泌などで引き起こされるケースがあり、開いた毛穴に詰まっている古い角質がブツブツ肌の原因です。ダーマペンは毛穴に詰まった角質を排出する効果が期待できるので、毛孔性苔癬にも有効に働き、なめらかな肌へ導きます。
ダーマペンの特徴
ダーマペンの具体的な特徴と、ダーマローラーとの違いやリスクなどを見てみましょう。
痛みに配慮
痛みの感じ方には個人差がありますが、髪の毛程度のマイクロ針を使用するので強い痛みはほとんどありません。
ダウンタイムが少ない
ダーマペンはダウンタイムが少ないのも特徴です。施術後当日は激しい運動・サウナ・入浴・飲酒はできませんが、シャワーや洗顔は可能になり、メイクは翌日からできます。
経過過程でお化粧の乗りが多少悪くなりますが、通常1週間程度で解消します。
ダーマローラーより優れている
ダーマローラーは針がついたローラーを使って施術する治療法です。
ダーマペンと比べて、傷が大きくなる、ダウンタイムが長いなどのデメリットがあります。
ダーマペンは均一に小さな穴が開けられるので、ダウンタイムが短く手軽に受けられる治療法といえます。また、ダーマペンは針の長さを調整できるため、角質層・表皮・真皮と幅広くアプローチできるのもメリットです。
よくある質問
ダーマペンの治療内容について、よくある質問と回答を紹介します。
治療は何回くらい受ければいいですか?
肌の状態にもよりますが、繰り返し行うことで効果を実感しやすくなります。コラーゲンは徐々に生成されるので、2週間〜1ヶ月に1回の施術を5〜6回行うのがおすすめです。
ダーマペンのリスク・副作用
手術当日は、赤み・腫れ・内出血・熱感・かゆみなどが起こる場合がありますが、通常は数日〜2週間程度で治ります。
また、施術から数日は、乾燥や皮脂の過剰分泌が起こる可能性があります。
1回でも治療の効果はありますか?
個人差がありますが、1回の治療でも肌のハリやキメなどへの効果を実感できます。
ニキビ跡の改善を目指す場合には、複数回の治療が必要です。
傷跡は残りませんか?
ダーマペンで空いた穴は小さく、数時間で塞がるので傷跡が残る心配はありません。
ダーマペン治療に出血はありますか?
針を入れる深さによって、少しにじむ程度ですが出血が起こる場合はあります。
ダーマペンを受ける際の注意事項はありますか?
ダーマペンは、以下に当てはまる方は施術できません。
- 出血性疾患のある方
- 妊婦または妊娠している可能性のある方
- 局所に感染がある方
- ケロイド体質の方
- 施術部位に皮膚疾患のある方
- ステンレスアレルギーがある方
他にも、疾患をお持ちの方や体質によって施術できない場合があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回ご紹介した『ダーマペン』はニキビ跡に効果的な施術です。
ニキビ跡に効果的な他の施術に比べ、ダウンタイムが少ないので美容外科治療に抵抗がある方も受けやすい治療法といえます。
ニキビ跡以外にも、小じわ・たるみ・毛穴の開き・毛孔性苔癬・妊娠線などへの効果が期待できるので、なかなか改善しない肌悩みがある方は、ダーマペンによる治療を選択肢のひとつとして考えてみるのもいいかもしれません。
自分にあった治療がわからない方は無料カウンセリングも行えますので、当院ホームページよりお問い合わせください。
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