「最近肩こりが続いているな・・・」「来年結婚式を控えているから肩のラインを綺麗にしたいな」などでお悩みではないでしょうか?
現代社会において多くの方が肩こりや肩のラインが綺麗に見えないことに悩んでいます。
肩こりがひどいと頭痛などを併発させることもあるため、日常生活に支障が出ることもあるでしょう。
また、肩のラインが気になって好きな洋服を着れないと悩む方も決して少なくないでしょう。
この記事では、肩こりや肩のラインに改善に効果的なボトックス治療について解説します。
肩ボトックスとは
肩ボトックスとは、肩にボトックスを打って筋肉の緊張を和らげ肩こりを解消したり、肩のラインを綺麗に見せる施術です。
肩の筋肉である僧帽筋が緊張していると、肩が張ったり盛り上がっているように見えてしまいます。
また、肩の筋肉はマッサージでこりをほぐすことはできても、盛り上がった筋肉を小さくすることはできません。
肩ボトックスであれば僧帽筋の作用を弱めて盛り上がりを目立たなくすることが可能です。
そもそもボトックスとは
ボトックスとは、ボツリヌストキシンからとったタンパク質の溶剤です。
ボツリヌストキシンは筋肉を弛緩させる作用を持ち、筋肉が凝り固まっている状態を解す作用があります。
本記事で紹介する肩以外にも、シワの改善やワキガ・多汗症の治療などにも適応となります。
さまざまな部位への注射が可能で、部分痩せを狙ってエラや脚などに使用するケースもあります。
肩ボトックスの効果
肩ラインをスッキリ見せる
ボトックスには肩のラインをスッキリ見せる効果があります。
肩のラインの凹凸は筋肉の発達が原因であることが多いです。
ボトックスを打つことで、筋肉が弛緩すれば凹凸が解消されます。
肩のラインがスッキリすると体全体のバランスが整い、首が長く見えるため、後ろ姿が綺麗に見えるのです。
特に、肩をよく出すファッションを好む方や、春夏に向けて肩のラインを整えたい方、結婚式前の方などに人気の施術です。
肩こりの改善が期待できる
ボトックスには筋肉の緊張を和らげる作用があるので、肩こり解消にも効果的です。
マッサージとは違い、長期間効果が持続するのがボトックスの魅力といえるでしょう。
肩こりの原因をつくっているのは首から背中にかけた僧帽筋と呼ばれる大きな筋肉です。
僧帽筋には肩甲骨や腕を動かす働きがあり、パソコンなどで同じ姿勢を日常的に続けていると筋肉が張ってきます。
そのため、整体やマッサージ、エステなどで筋肉をほぐしても一時的な緩和にしかなりません。
ボトックスであれば、一度打てば数ヶ月の間は効果が持続するのが魅力です。
▶関連記事:ボトックス注射とは?ボトックス注射の効果や持続期間について医師が解説
肩のボトックスは効果の持続期間はいつからいつまで?
ボトックスを打ってから3、4日は肩が重いと感じられる方もいますが、10日から1ヶ月ほどの経過で肩こりの解消を実感できます。
アラガン製の薬剤であれば4〜6ヶ月、韓国製の薬剤であれば2〜3ヶ月効果が持続します。
肩ボトックスの効果は通常、注射後3〜7日で現れ始め、約1〜2週間後にピークに達します。この効果は一般的に3〜6ヶ月間持続しますが個人差があります。
持続期間は使用するボトックスの量や個人の体質、筋肉の状態によって異なることが多いです。効果を持続させたい場合は4〜6ヶ月ごとに再注入することが推奨されています。
肩のボトックスはいつ打つのがおすすめ?
肩のボトックスは求める効果によっておすすめのタイミングが異なります。
下記で詳しく解説します。
肩こりの解消を求める方は
肩こりの解消を求める方は、肩がこったと感じるタイミングで打つことをおすすめします。
また、一度打った後は、次の施術までの間隔を3ヶ月程度空ける必要があります。
「また肩がこってきたなあ」と感じたタイミングで受けるのが理想ですが、医師から推奨される施術から施術の間隔も守るようにしましょう。
肩のラインを綺麗にしたい方は
見た目にまで影響が出るほどの効果を望むのであれば、最低2回は打つ想定でスケジュールを決める必要があるでしょう。
結婚式などの大事な予定がある方や夏までにスッキリしたいという方は、施術を2回行う想定で、4ヶ月前までに1度目のボトックスを打つことが好ましいです。
ボトックスに限った話ではありませんが、当然複数回施術を行った方が効果を得られやすいです。
1回目のボトックスで小さくなった筋肉が再び大きくなる前に、2回目のボトックスを打つことがポイントです。
施術から施術の間隔を空けすぎると筋肉が成長してしまうので、1回目と2回目の間隔を3〜4ヶ月空けて施術を受けるようにしてください。
肩のボトックスのメリット
肩のボトックスのメリットは、先述のとおり、肩こりの解消および肩のラインをスッキリ見せることができる点です。
ダウンタイムや副作用のリスクがほぼないので、日常生活に制限がない点が魅力といえるでしょう。
肩のボトックスのデメリット
肩のボトックスのデメリットは、まれに一時的に肩のだるさを感じたり、一時的に腕が上がりにくくなることがある点です。
仕事や生活の中で腕をあげることが必要な方は注意しましょう。
また、ボトックスは4〜6ヶ月で吸収されて効果が消えてしまう点もデメリットといえます。
定期的に打つと筋肉が小さくなり、後戻りしにくくなります。
▶関連記事:【医師解説】ボトックス注射のメリットや部位ごとの効果を紹介
当院が使用しているボトックス製剤
ボトックスビスタ(アラガン製)
国内で唯一厚生労働省に認可された製品です。
世界で1千万以上の方がボトックス治療を受けており、世界で95%以上の市場シェアと米国で発売以来2000万人を超える症例があります。
当院では安心・安全・高品質で、満足度も高い厚生労働省承認のボトックスビスタの使用をおすすめしています。
ボツラックス(韓国製)
ボツラックスは厚⽣労働省認可で著名なボトックスと同様のA型ボツリヌストキシン製剤で、韓国ヒューゲル社製の製剤です。
KFDA(韓国⾷品医薬品安全庁)に医薬承認されており、効果と安全性を認められています。
施術の流れ
施術の流れは以下の通りです。
【1】カウンセリング・診察
施術前には医師とのカウンセリングを行います。疑問や不安、あるいはご希望などあれば遠慮なくお申し出ください。
【2】施術
圧痛点や硬く張っている部分を触診し位置を決め注射します。10分程度で終了します。
【3】終了
施術後はそのまま帰宅していただいて大丈夫です。
肩ボトックスの施術後の経過について
肩ボトックスの施術後は、最低24時間、長風呂・過度な飲酒・筋トレなどを含む激しい運動などの代謝が上がる行為は控えてください。
なお、シャワー浴は問題ありません。
▶関連記事:【医師監修】ボトックス治療の効果について。本当に小顔治療に最適なのか
セレクトクリニックの肩のボトックスの料金
薬剤名 | 単位 | 価格 |
ボツラックス
(部位:肩) |
80単位 | 24,000円
(税込26,400円) |
ボツラックス
(部位:肩) |
100単位 | 30,000円
(税込33,000円) |
Botox Vista
(部位:肩) |
80単位 | 72,000円
(税込79,200円) |
Botox Vista
(部位:肩) |
100単位 | 90,000円
(税込99,000円) |
肩ボトックスは両肩で160〜200単位打つ方が多く、個人差もありますので、単位は医師の診察にてご相談ください。
※自由診療には本国における未承認医薬品・医療機器が含まれます。
治療に使用する機器は当院医師の判断の元、個人輸入にて手続きを行っております。
肩ボトックスのリスク・副作用
ボトックス治療には、想定されるいくつかの副作用があります。
安心して治療を受けていただくためにも、副作用の内容を把握しておきましょう。
必要に応じて、医師による診察とアフターフォローをしっかりと行っております。少しでも気になることがあれば、遠慮なくご相談ください。
注射による痛み
ボトックス治療の副作用は、ボツリヌス製剤を使用したことによるものよりも、注射をしたことによる痛みや腫れ、内出血が主なものとなります。
注射針は極細針を使用しつつアイシングを行い痛みを軽減しますが、それでも注射針による痛みが気になるという方には麻酔クリームもご用意しております。
全身の倦怠感
治療後に全身の倦怠感、脱力感が生じることがあります。
これはボツリヌストキシンの筋肉をゆるめる作用が、注入した局部だけでなく全身の筋肉にまで作用してしまい起こる症状です。
通常は数時間で改善し、長く続くことはありません。
治療後の痛みや腫れ
ボツリヌス製剤の影響により赤みや内出血、突っ張った感じがすることがあります。
また、部位によっては違和感があったり、硬いものが噛みにくくなったりすることも。
いずれの場合も数日で改善するでしょう。
▶関連記事:ボトックス注射とは?ボトックス注射の効果や持続期間について医師が解説
肩ボトックスの注意点
施術後は激しい運動や長風呂、サウナなど、身体を温める事は厳禁となります。
これは、ボツリヌス毒素自体が熱に弱い性質を持つためです。
また、施術後1週間は施術部位付近のマッサージも禁止としてください。
マッサージを行うことによって、薬剤が他の筋肉に浸潤してしまう可能性があります。
肩ボトックスの施術を受けられない方
ボトックス注射は妊娠中・授乳中の患者様はお受けいただけません。
妊婦および胎児に対する安全性が確立されていないので、妊娠中あるいは妊娠の可能性がある患者様は、必ずカウンセリングの際にお申し出ください。
肩のボトックスについてのよくある質問
肩ボトックス治療に関する、よくある質問をセレクトクリニックのドクターとナースが回答します。
ボトックス注射は痛いですか?
肩ボトックスは筋肉注射になるので、痛みを感じることがあります。
また、シワなどのボトックス注射と比べて肩の筋肉は大きいため、注射を打つ回数も増えます。
ただし、術後には患部を冷やしたり、麻酔クリームなどのオプションもあるので、痛みが心配な方はカウンセリング時にご相談ください。
ボトックス注射後の注意点はありますか?
個人差はありますが、肩の筋肉にボトックスを注入した場合は、効果がでるまで1ヶ月程度かかります。
多くの場合、4~6ヶ月ほど効果が持続します。
肩ボトックスを打ち続けるとどうなりますか?
肩ボトックスを打ち続けると肩の筋肉が徐々に小さくなっていき、肩こりの改善はもちろんのこと、肩のラインもよりスッキリします。
間隔にもよりますが、3〜4ヶ月に1回のペースで計2〜3回注射するとかなりの効果が見込めるので、長期的に打ち続ける必要がなく、気になるタイミングで打つのがおすすめです。
打ち続けて筋肉が小さくなった場合には、次の注射は不要と判断する場合もございます。
肩ボトックスで肩こりが悪化することはありますか?
肩ボトックスで肩こりが悪化することはありませんが、人によっては3〜4日間一時的に肩が重く感じられる場合があります。
基本的には肩ボトックスを打つことで肩こりの解消が期待できるので、肩こりが気になる方は施術を受けることをおすすめします。
肩ボトックスは巻き肩の人が打っても効果はありますか?
肩ボトックスは巻き肩の人が打っても効果的です。
ただし、巻き肩は姿勢や骨格が原因の場合があり、筋肉の張りが原因でない場合は他の施術をおすすめする場合もあります。
セレクトクリニックのドクターはボディメイクも行っているので、巻き肩が気になっている方は、一度ご相談ください。