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ハンプ切除のメリット・デメリット・リスクについて解説

鼻筋に出っ張りがある鼻は一般的にワシ鼻と呼ばれています。

そんなワシ鼻はゴツゴツした男性的な印象を与えがち。その影響により、鼻の穴が大きく見えるのでコンプレックスになっている方も多いです。そんな強度なワシ鼻と下向きの鼻先は欧米では「魔女鼻」と呼ばれており、老けて意地悪な印象を与えてしまいます。

このハンプ(突き出ている部分)を切除することにより、鼻のラインを自然で滑らかに整え女性らしく愛らしい印象にすることが可能です。

ハンプ切除とは

ハンプとは、コブのことであり、鼻筋がボコッと出ている状態を指します。

主に、その突き出た鼻骨を切除しワシ鼻を修正する方法です。日本人はハンプが出ている人が欧米人に比べて少ないため、あまり馴染みのない施術かもしれません。

ハンプ切除をする事でメイクではカバーできない横顔のEラインが整います。また、鼻筋の出っ張りを修正することで、男性的な印象から和らげる効果も期待できます。

ハンプ切除は、基本的に鼻の穴の中を切開して、ハンプが切り取られます。傷口は鼻の穴の中にあるため、外側から見ても目立ちません。

ハンプ切除の手術の際は、全身麻酔で行います。手術中は意識がなくなるため、鼻の皮膚を切ったり、骨を削ったりする際に痛みを感じることはありません。

術後に麻酔が切れると、腫れや痛みなどを感じるため、クリニックから処方される鎮痛剤で対処します。

ハンプ切除のメリット

メリット①:優しい印象が目指せる

ワシ鼻は、存在感があり男性的な印象を与えやすくなります。ワシ鼻を修正することで、顔全体が優しい印象になり、女性的な表情へと変化します。

メリット②:理想的なノーズラインが目指せる

ワシ鼻は、鼻筋が太く横に広いことで、どっしりと重たい印象の与える鼻筋や、大きな鼻が目立つ、歪んだ鼻筋のお悩みをお持ちの方に、すっきりとした美しいノーズラインを半永久的に手に入れることが可能です。

メリット③:半永久的な効果が期待できる

ハンプという鼻の骨の一部を切除したり削ったりすることになりますので、効果は半永久的に持続します。

手術時間も30分と短く、入院も不要なので、忙しくて中々まとまった時間が取れない場合も施術を受けることが可能です。

その為、切らないプチ整形と異なり、切開を伴うため後戻りなどのリスクが少ないのもポイントです。

【大岩先生へのインタビュー監修】整鼻術(ハンプ削り)が適している方や施術内容について解説

ハンプ切除のデメリット

デメリット①:元に戻すことは難しい

メリットとして鼻の骨の一部を切除したり削ったりすることなので、効果は半永久的に持続する。とお伝えしましたが、言い方を変えると骨の一部を切除してしまうので元の状態に戻すことはできません。

ハンプ切除は、鼻骨と外側鼻軟骨を切除する施術です。鼻骨は硬い骨のため専用の器具で削り落とし、外側鼻骨軟骨は柔らかいためメスやハサミといった鋭利な器具で切り落とします。

一度削ったり切り落としたりしてしまうと、元の形に戻すことはできません。

その為にも、術前にしっかりカウンセリングやシミュレーションを受け、ご自身が納得してから施術に臨むことが重要になります。

デメリット②:ダウンタイムが長い

どんな手術でも、100%完全に腫れが引くのは6ヶ月程度かかります。 骨を切る手術は、他の手術と比べると腫れが強く出る傾向があります。

鼻はテーピングやギプスで圧迫固定しますが、そのぶん、目の周りが腫れることが多いです。

腫れや内出血は手術の翌日から見られ、約1週間後にピークを迎えます。

その間はできる限り安静に過ごさなくてはなりません。そして注意していただきたいのは、骨削りは完成形になるまでの期間が長く、その期間はおよそ3カ月~6カ月となります。(個人差あり)

ゆっくりと時間をかけて完成形に向かうのがハンプ切除ですので、術後1カ月経過してもまだ腫れが気になる場合でも、焦らずに完成を待ちましょう。

デメリット③:落ち着くまで日常生活が制限される

ハンプ切除の手術後、首から下のシャワーは当日から行ってもかまいません。その際には患部を濡らさないように注意しましょう。入浴は術後1週間目から行えます。

手術直後から入浴をしてしまうと、血行の促進作用によって腫れや内出血、痛みが悪化したり、出血したりするリスクが高まります。

また、術後1週間が経過しても患部はまだ不安定な状態で、なるべく刺激を与えないよう注意しなければなりません。入浴をするにしても短時間で済ませるよう注意しましょう。

飲酒もまた、血行を促進させる作用があるため、手術後1週間程度は控えることが望ましいでしょう。

また、飲酒は血行促進だけでなく、アルコール成分が体内を巡ることで酔うと、転倒などのリスクがあります。術後1週間程度は飲酒を控える必要があるでしょう。

運動は日常的な動作であれば、手術当日から問題なく行えますが、激しい運動をしたい場合では、術後2週間が経過するまで待ちましょう。

血行促進が理由として挙げられますが、患部が安定しないうちに激しい運動をしてしまうと、プロテーゼや軟骨が組織に馴染むスピードが遅れたり、骨削りによる内出血や痛みが悪化したりする可能性が高まるからです。

術後の経過を注意深く見守る必要がある手術ですので、顔のマッサージ、うつぶせ寝、喫煙なども術後1カ月程度はできる限り安静に過ごし、組織が安定するまで待ちましょう。

デメリット④:費用が高額になるケースが多い

鼻整形をしたいと思ったときに、ブレーキを欠けてしまう理由のひとつが「高額な費用」です。

術式にもよりますが、ハンプ切除の場合、相場では最低でも50万程度〜。

ちなみに一般的な鼻整形のフルコースは、耳介軟骨移植・プロテーゼ・鼻尖形成がセットになっていて、日本だと70~120万ほどが相場です。

ハンプ切除の場合、軟骨や鼻骨も修正したりと他の術式と併用治療を必要とする場合はさらに費用がかさみ、高額になってしまうでしょう。

ハンプ切除のリスク

①:内出血

メスを入れることで周囲の細かい血管に傷がつくことで、内出血が起こります。周囲の皮膚が紫色や緑色に変化する場合がありますが、慌てる心配はありません。

内出血は通常ですと1~2週間で次第に薄くなっていきますが、触ってしまうと長引く可能性があるため注意が必要です。

②:感染症

メスを入れることで周囲の細かい血管に傷がつくため、傷口から細菌が入って感染症を引き起こす場合があります。

手を洗っても細菌が残っていることがあるますので、鼻の穴の傷口は触れないようにすることが大切です。

ハンプの切除をした後は、2~3日ほどギプスで固定しなければなりません。

手術後には数日から1週間程度痛みが続くことがありますが、化膿止め・痛み止めを処方することも可能です。特に手術の直後は、ハンプを削った部分に違和感を覚えることがあります。

人によっては傷口から細菌が入ってしまい、感染症を引き起こしてしまうケースもあります。

以下のような症状がある場合、感染症の疑いがあるので早急にクリニックを受診してください。

  • 強い痛みがある
  • 腫れがいつまでも引かない
  • 腫れが悪化した
  • 膿が出た

③:発熱 ・術後、発熱や熱感、だるさなどの症状が現れる可能性もある

だるさ・熱感・頭痛・蕁麻疹・痒み・むくみ・発熱・咳・鼻閉感

このような症状は時間の経過とともに徐々に治まっていきます。

④:ハンプが軽度残る

骨や軟骨を削り取る量が足りないと、わずかにハンプが残る場合があります。

骨や軟骨を真っ直ぐにしても、削った部分に瘢痕組織が形成され、膨らみを作ることが稀にあります。

取り残したハンプがある場合には、術後一度腫れが完全に落ち着いた時期に再度手術で骨と軟骨を切り取らせて頂きます。

⑤:幅寄せの効果が後戻り(鼻筋が太く見える)

元々の骨の形態などにから、術後の固定が緩んだりすることにより、後戻りを起こしたり、効果が物足りなく感じる場合があります。

その場合、鼻筋が太く見える場合があります。経過を見ながら再手術を検討させていただく場合があります。

⑥:鼻閉感(鼻が通りにくい感じ)

鼻筋の幅を狭めることにより、鼻の中のスペースが狭くなります。

術後早期の段階では、鼻の中の粘膜が腫れるため、鼻の通りが悪く感じることがあります。

術後3~6ヶ月程。鼻の中の粘膜の腫れが引いて、通常は鼻の通りに問題は残りません。

鼻中隔延長の特徴やダウンタイムについて解説

ハンプ切除が向いている人

  • ワシ鼻を解消したい人
  • 女性らしい鼻にしたい人
  • 鼻に段差がある人
  • 鼻を今よりも低くしたくない人

上記のようなお悩みの方にワシ鼻修正(ハンプ切除)は適しています。

ワシ鼻修正(ハンプ切除)は、鼻の中央部にある出っ張り(ハンプ)を切除して、横から見た鼻のラインを真っすぐにする施術です。

具体的にはハンプ切除により、出っ張った鼻骨の切除を行います。

ワシ鼻や段鼻が解消されることでゴツゴツした印象がなくなり、女性らしい柔らかな顔立ちにする事が可能です。

ハンプ切除が向いていない人

  • 鼻の骨を削ることに抵抗がある人
  • 長期的なダウンタイムが取れない人

また上記以外にも妊娠中・授乳中の方は、ハンプ切除の手術を受ける事ができません。

また、ハンプ切除では鼻の突出している部分を切除した分だけ鼻が低くなります。

そのため、鼻を低くしたくない方はハンプ切除による治療は向いていないかもしれません。

セレクトクリニックのハンプ切除の料金

  • 鷲鼻修正(鼻骨骨切り、ハンプ削り)
    600,000円(税込660,000円)

※自由診療には本国における未承認医薬品・医療機器が含まれます。
治療に使用する機器は当院医師の判断の元、個人輸入にて手続きを行っております。

ハンプ切除のメリット・デメリット・リスクまとめ

”鼻”はお顔の中心に位置するため、お顔全体の印象を左右すると言っても過言ではないパーツのひとつです。

鼻の美容整形には、鼻を高くする・鼻筋をシュッとさせる・小鼻を小さくする・だんご鼻やワシ鼻の改善等、様々な施術があります。

ワシ鼻修正は、鼻筋の骨が前に突き出ている部分(ハンプ)を削って高さやラインを整える手術です。メイクではカバーできない横顔のラインが整います。また、鼻筋の出っ張りを修正することで、顔の印象がやさしくなる効果も期待できます。

ですが、ワシ鼻修正(ハンプ切除)には、想定されるいくつかのデメリットもあります。

セレクトクリニックでは、形成外科の医師によるカウンセリング・アフターフォローをしっかりと行っておりますので、少しでも気になることは遠慮なくご質問ください。

患者様一人ひとりの鼻の骨格や脂肪の付き方に加え、お顔全体のバランスをしっかりと確認・考慮した上で、最適な施術のご提案とお悩みの解消・理想の仕上がりを実現してまいります。

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