シミやくすみ、肝斑などの肌悩みに効果的なピコトーニング。ダウンタイムが短く、手軽に受けられる人気のレーザー治療です。
本記事では、ピコトーニングの仕組みや最適な施術間隔、効果を高めるポイントについて詳しく解説します。
美しい透明肌を目指す方はぜひチェックしてみてください。
ピコトーニングの仕組みと期待できる効果
ピコシュア(PicoSure)は米国FDAの認可を取得している安全性の高い医療用ピコ秒レーザーです。
他社にもピコ秒レーザーはありますが、「色素性病変(シミ等)」「しわ」「ニキビ痕」と幅広い分野で認可を受けているのはピコシュア(PicoSure)ただ1つになります。
シミ・そばかす・ADM等の色素斑の除去、肝斑の改善、お肌のくすみ・ニキビ痕・小ジワの改善などあらゆるお悩みにアプローチすることができる治療です。
ピコシュア(PicoSure)は755nmの波長を使用するため、他の1064nmのピコレーザーに比べ、メラニン色素に対する吸光度が3倍と高いため、低いエネルギーでも非常に効果の高い治療を提供できます。
従来のナノ秒レーザーに比べ更に1/1000秒短いピコ秒でレーザーを照射することが可能になったことで、照射時間を極限まで短くすることでレーザーによる皮膚への熱作用が非常に少なくなり、炎症後色素沈着を起こしにくいこともピコシュアの大きな特徴です。
お肌への負担やダメージを抑えながら衝撃波で細かくシミの色素を破壊し、シミやくすみのない、美しい肌へと導きます。
シミ・そばかすの改善
顔全体に低出力のピコレーザーを照射できるため、メラニン色素が原因で起こっているようなシミ、そばかす、肌のくすみに効果が期待できます。
従来のレーザーでは破壊できなかったような小さなメラニン色素にも反応するため、他の施術では取り切れなかったようなシミにも向いた施術です。
肝斑
肝斑とは、目の下から両頬にかけて左右対称にできる褐色のシミです。
Qスイッチレーザーのような従来のレーザーでは、レーザーのパワーが強く、肝斑の症状を悪化させてしまう可能性がありました。
しかしピコトーニングは低出力のレーザーで照射するため、症状を悪化させることなく、肝斑の治療が可能です。
ハリ・毛穴の開き
肌の内側にある真皮層の線維芽細胞を活性化させることで、肌にとって大切な成分であるコラーゲンやエラスチンを生成しすくします。
ターンオーバーを整える
ターンオーバーの低下は生活習慣の乱れやストレスなど、さまざまなことが関係しています。
肌に良いとされるビタミンB2やB6を中心に栄養バランスのよい食事を心がける、適度な運動をする、ストレス解消に努めるなど、セルフケアを行うことが大切です。
関連記事:ピコレーザートーニングで期待できる効果とは?特徴や効果を実感するタイミングを解説
ピコトーニングの最適な施術の間隔と回数
ピコトーニングの施術間隔は基本的に2週間~1ヶ月に1回が推奨されていますが、最短で2週間空ければ再度施術が可能です。
当院では、医師が肌状態や目標とする肌質に合わせて治療計画を立てピコトーニングの間隔と回数を提案いたします。
ピコトーニングの施術間隔が重要な理由
肌のターンオーバー周期との関連
ピコトーニングは一度の施術で急激な変化を感じにくいため、複数回の施術が必要な治療です。
大抵、一回目の施術後に2週間~1ヶ月の間隔を開けて半年〜1年程度続けることが推奨されています。
肌のターンオーバー(約4~8週間)に合わせて少しずつシミや肝斑を改善していくため、治療間隔を開けすぎたり、狭めすぎても効果的ではありません。
過度な施術を行うリスクを回避するため
どのようなレーザー施術も過度な照射は症状の悪化や、メラノサイト喪失による白斑を招くおそれがあります。
ピコレーザートーニングは回数が必要な照射施術とされますが、低出力と適切な間隔でおこなうことが大切です。
セレクトクリニックでは、美肌治療に精通した医師による丁寧な診察を行い、症状に適切で最も効率の良い施術をご提案いたします。
またピコレーザートーニングに関しましても、施術毎にお肌状態や症状を確認の上、細やかな出力設定・調節により、安全性の高い照射をおこなっております。
ピコトーニングの効果を最大化させるためのセルフケア
保湿ケアの徹底
ピコトーニング施術後の肌は、非常に乾燥しやすくなるので、保湿を十分に行うことが大切です。
ダウンタイム中の肌は、レーザー光線の刺激によって外的な刺激を受けやすく、乾燥もしやすい状態になっています。
アルコール成分や香料が含まれていない保湿クリームをこまめに塗り、肌に潤いを与えるよう意識しましょう。
保湿力の高い化粧水や乳液などを使用し、普段よりもしっかりと保湿を行うことが重要です。同時にケアシスでしっかりと保湿ケアを行うのもおすすめです。
紫外線対策の徹底
施術後は、紫外線対策を徹底することが重要です。
紫外線による刺激は、肌に大きなダメージを与えるだけでなく、新たなシミの生成やシミの再発を促し、治療による効果がなくなってしまう恐れがあります。
レーザー照射後は、日差しをさけ、患部が日焼けすることは極力避けてください。
肌に刺激の少ない成分の日焼け止めを塗ったり、日傘を使ったりすると効果的です。
刺激や摩擦を避ける
ピコトーニングの治療後は洗顔時やクレンジング時も、擦らずに優しく行うようにしましょう。
ゴシゴシとこすってしまうと、肌に負担がかかり、肝斑の炎症を悪化させる恐れがあります。
血行を促進する行為を控える
ピコトーニングの治療当日は、過度な運動や飲酒を控えましょう。
過度な運動や飲酒によって血行が促進されると、レーザーを照射した箇所の炎症が悪化する場合があります。炎症が悪化したり、長引いたりすると、色素沈着を起こすリスクが高まります。
特に、施術直後の飲酒はリスクが高いため、当日に飲酒の予定がある人は、治療を受けられないこともあります。
治療後はできるだけ安静にして過ごし、経過を見ながら炎症が治るのを待ちましょう。
シャワーやお風呂などは、入っても問題ないですが、熱いお湯に長時間つかるのは控えた方が良いでしょう。治療後の状態は人によっても異なるので、気になることがあれば医師に相談しておくことをおすすめします。
関連記事:ピコトーニングはダウンタイムが本当に少ない?軽減するためのポイントを紹介
セレクトクリニックのピコトーニングについて
セレクトクリニックで取り扱っているピコレーザートーニングは、熱ではなく衝撃波を用いて肌へアプローチを行う「PICO SURE(ピコシュア)」を使った施術です。
薄いシミや小さなシミも含めて全顔での施術が可能であり、健康な肌を傷つけることなく効率的に効果を目指せるでしょう。
肌の状態に合わせて前後するものの、一般的なピコトーニングよりもショット数も多く、短期間での効果実感を実現します。
顔(コース有り※肌の状態によって回数は異なります。) | 1回 | 12,000円
(税込13,200円) |
両手甲 | 1回 | 7,400円
(税込8,140円) |
首 | 1回 | 7,400円
(税込8,140円) |
デコルテ | 1回 | 18,000円
(税込19,800円) |
背中・ブラライン | 1回 | 24,000円
(税込26,400円) |
口唇 (全顔セット価格) | 1回 | 2,000円
(税込2,200円) |
瞼 (全顔セット価格)1回 ※医師施術 | 1回 | 10,000円
(税込11,000円) (+コンタクトシェル代 11,000円) |
ピコトーニングとの併用がおすすめな施術
ピコスポット
ピコスポット 1mm | 1回 | 2,500円
(税込2,750円) |
ピコスポット 全顔 | 1回 | 80,000円
(税込88,000円) |
ピコスポットは、狭い範囲にピンポイントで高出力のレーザーを照射する施術です。目立つシミやそばかすを集中的に取り除くことができます。
ピコスポットの最大の特徴は、即効性の高さと、効力の強さです。個人差はありますが、多くの場合、1回の照射で気になるシミ等を除去できます。
ピコトーニングやピコフラクショナルと比べ、少ない回数で効果を得られるのが魅力です。
ケミカルピーリング
マッサージピール | 1回 | 15,000円
(税込16,500円) |
ミックスピール | 1回 | 9,800円
(税込10,780円) |
サリチル酸ピール | 1回 | 9,800円
(税込10,780円) |
ケミカルピーリングとは、酸性の薬剤を肌に塗布することで古い角質を取り除き肌のターンオーバーを促します。
肌のターンオーバーは加齢や紫外線などの影響によって周期が乱れると、自然に剥がれ落ちるはずだった角質が溜まってしまい肌のくすみやシミの原因につながるので、ピーリングを定期的に行うことで肌のトラブルを防ぐことができ、肌の弾力もアップします。
ケミカルピーリングをピコトーニング前に行い余分な肌の角質を落とすことで、レーザーをより均一に照射することができ、肌質やくすみの改善など効果を高めます。
ケアシス
ダームエデン | 17,000円
(税込18,700円) |
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ペップビュー | 12,000円
(税込13,200円) |
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レナトスTA+ | 8,000円
(税込8,800円) |
肌に電圧をかけて細胞間に隙間を開け、肌に有効な成分を真皮中層まで浸透させる施術です。
肌を温めながら薬剤を導入し、その後に肌を冷却することで、有効成分を肌に留まりやすくします。
ピコトーニング施術直後のお肌を鎮静し、薬剤をしっかり導入することで効果を高め、ダウンタイムを軽減する効果も期待できます。
内服薬
セレクトクリニックでは、ピコレーザー単体の治療だけでなく、ビタミンCやビタミンEやトラネキサム酸やタチオンの飲み薬を併用することで、シミや炎症後色素沈着や潜んでいる肝斑が薄くなっていくため、併用していくことを強くオススメしております。
シナール
主成分であるアスコルビン酸(ビタミンC)にパントテン酸カルシウムが配合された複合ビタミン剤です。
シミの原因となるメラニン色素の産生を抑えたり、作られてしまったメラニンを還元する効果が期待できます。抗酸化作用もあるため、肌の老化を防止するのにも役立つ薬です。
トラネキサム酸
人工的に生成されたアミノ酸の一種で、炎症やアレルギーを引き起こすプラスミンの働きを抑制することにより、シミの原因であるメラニンを減らします。
シミだけでなく、美白効果やニキビ等の肌荒れを予防する効果も期待できます。
ユベラ
ビタミンE(トコフェロール酢酸エステル)を主成分とする薬です。
ビタミンEには、色素沈着の原因となる過酸化脂質(脂肪酸がサビた状態)の増加を防止する効果があります。
代謝を促進するので、シミやそばかす、お顔のくすみを除去することによる美白効果が期待できます。
タチオン(グルタチオン)
グルタチオンはグルタミン酸・システイン・グリシンの3つのアミノ酸を主成分とした内服薬や注射薬の事です。
紫外線、加齢、ホルモンバランスの乱れなど、様々な要因によって生じたシミや肝斑を予防する効果が期待できます。
また、グルタチオンは以下の理由からアンチエイジング効果が期待できます。
《強力な抗酸化作用・肌の美白効果・コラーゲン生成の促進・デトックス効果》
中でも強力な抗酸化作用により、肌の老化の原因とされる肌の酸化を防ぐ効果が期待できます。
実際にセレクトクリニックでピコレーザートーニングの施術を受けた方の症例をご紹介します。
まとめ
ピコトーニングはシミやそばかす、肝斑、くすみなど多くの肌悩みに対応できる人気のレーザー治療です。
ダウンタイムが少なく、施術後すぐに日常生活に戻れる点が大きな魅力です。
ピコトーニングはダウンタイムが少ないとされていますが、特に初めて施術を受ける人はリスクに対する不安があるかもしれません。
セレクトクリニックでは患者様、お一人おひとりのお悩みに合わせた幅広い治療を得意としており、より高い効果を発揮するための併用治療も提案しています。
ピコトーニングだけでなく、他の治療と組み合わせることで、限られた時間を有効に使いながら、より効果を高めることが可能です。
当院ではベテランの看護師のみが対応しており、看護師一人ひとりの施術経験が他院に比べ圧倒的に多いといえるでしょう。
技術力の高いハイクオリティな施術であっても、相場に比べ価格が安価であり、誰でも気軽にお受けいただけます。ダウンタイムが少ないピコトーニングで、透明感のある美しい肌を目指しましょう。