目尻切開とは
目尻の皮膚を切開することで、横方向に長くする手術です。
白目の見える範囲が広くなるため、切れ長で大きな目を作り出す効果があります。
顔全体のバランスも整えられるので、シャープな小顔効果も期待できます。
目と目が近づいている方の場合、目尻を切開することで、目と目の距離を適度な印象にすることができます。
目尻切開では、タレ目や、つり目を改善するだけでなく、右目と左目の距離を考え、バランスの良い目と目の距離の印象に改善します。
目尻切開の5つのメリット
メリット①:目と目の間のバランスを整え、メリハリのある顔立ちに
目頭切開法と同様に、目尻切開法を行うことで、目と目の間の距離がバランス良く調整することができます。
美しい顔の基準として、美容医学的に「美の黄金比率」というものがあります。
目に関しては、左右の目の横幅と、目と目の間隔が「1:1:1」に近いほど好ましいと言われています。
細かく表すと、目と目の幅が34~36mm位が一般的で、30mmだと寄り目、37mm~40mmで離れている印象を受けると言われています。
しかし、この数値を頼りにしすぎても理想通りになるとは限りません。
セレクトクリニックでは患者様それぞれのお顔の大きさや鼻の高さなど、総合的なバランスを考えデザインいたします。
メリット②:目を大きくできる
目尻切開を行うと、目尻の皮膚に隠れていた白目が露出します。
そのため、目の面積が大きくなり、ぱっちりとした目にすることができます。
目の大きさは縦幅だけではなく横幅によっても大きく変化します。
目頭切開でも目の横幅を広げることはできますが、左右の目と目が近づいてしまいます。
目と目の距離を変えずに目の横幅を広げたい方は目尻切開が向いているかもしれません。
また、目を横幅だけでなく縦にも広げられる施術を併用して行うことも可能です。
メリット③:切れ長の目になる
目の幅が狭く中央に寄った感じの目元の方は、目尻粘膜を切開し切れ長で大きな目元の印象に導くことが可能です。
たれ目の場合も、目尻を切開することでシャープな目元を作ることができます。
つり目の方にも、目尻から下まぶたへのラインが緩やかになるため、キツイ印象からやさしい印象に変えることが可能です。
メリット④:効果は半永久的
目尻切開で得られた効果は半永久的に続きます。
目尻切開は、切開・縫合を伴う手術です。
そのため、目元の変化をしっかりと定着させることができるのです。
何度も何度も施術を繰り返す必要がない点は、最大のメリットと言えるでしょう。
メリット⑤:傷跡が目立ちにくい
美容整形を検討している方は、多くの方が術後の傷跡を心配されています。
せっかく美しい変化が得られても、傷跡が残ってしまってはもったいないですよね。
目尻切開の場合、小さな傷跡は残りますが、とても目立ちにくいという特徴があります。
それは、切開・縫合を行う部分が目尻と白目の境目であるということが関係しています。
目尻は体の中でも皮膚が薄くデリケートな部分です。
そのため、傷跡を最小限に抑える方法で手術を行い、目尻切開専用の縫合を行います。
目尻と白目の境目で傷が目立ちにくいうえに、手術方法にも工夫を凝らしている為、傷跡が最小限におさえられるのです。
そのため、美容整形を受けたことが周囲にバレたくない方にも人気がありますよ。
メリット⑥:他の施術との組み合わせも可能
理想の目元に近づけるために、他の施術と組み合わせる場合があります。
目尻切開に関しては他の施術との相性が良いため、同時に施術を受けることが可能です。
目尻切開の3つのデメリット
デメリット①:赤みが残る場合がある
個人差がありますが、目尻切開後の腫れは3日~1週間程度、内出血は1~2週間ほどで治まってきます。
痛みに関しては、局所麻酔の注射の際に軽くチクッとする程度、施術中は痛みを感じることはありません。
術後2~3日間は痛みや熱を持つことがあります。
医師の指示通りに抗生剤や痛み止めの薬を服用してください。
デメリット②:変化を感じにくい
目尻切開は施術できる範囲が限られており、大きな変化を生むというよりも自然な変化を得られる施術となっています。
また、元々の状態によっては切開できない場合もあります。
目元の印象を大きく変化させたい方は、目頭切開やたれ目形成などを併用することも検討し、医師とご相談ください。
目尻切開の副作用・リスク・ダウンタイム
・結膜浮腫(白目がぶよぶよする)を起こすことがあります。
手術の際に、まぶたの裏側の結膜に触れるため、術後に結膜が腫れてしまい結膜浮腫になる場合があります。
通常二週間程程度で改善しますが、長引く場合は点眼治療を行う場合があります。
・程度の差にもよりますが、傷跡は必ず残ります。
ほとんどの方が気にならない程度ですが、状態によって修正可能な場合と修正が難しい場合があります。
皮膚の余裕が無い傷跡の修正には十分理解していただく必要があります。
・再手術などで改善する場合は6ヶ月以降に行います。
・抗凝血薬療法、妊娠中または授乳中、活動期の皮膚疾患、出血性疾患、コントロール不良の糖尿病、単純性ヘルペス、てんかん、自己免疫疾患の方には治療を推奨しません。
・治療により通常と異なる出血、血腫、腫脹などを形成した場合、予期出来ない副作用または合併症が生じた場合は必要な治療を行いますので、当院の指示に従ってください。
・涙の通り道に手を加えるため、涙がこぼれやすくなることがあります。
・目尻の引き連れ感が起きることがあります。
・後戻りが3ヶ月程度まで起きる場合があります。
目尻切開後のダウンタイムの主な症状・期間
痛み・腫れ・内出血
ダウンタイムの症状として、痛みは1週間程度、内出血が出た場合は1~2週間程度です。
稀に熱感や腫れが出る場合があります。
痛みに対して、クリニックで処方される痛み止めでコントロールいただけます。
また、まぶたを冷やすことで痛みや熱感を緩和することができます。
個人差もありますが、ダウンタイムは術後1~2週間ほどで徐々に落ち着いて解消されて目立たなくなっていきます。
抜糸
施術の際に、縫合で使用した糸を術後7日目に抜糸します。
抜糸後は、石鹸を用いた洗顔や浴槽入浴、コンタクトレンズの使用、アイメイクも可能になります。
施術当日からはシャワー浴、施術翌日から水洗いの洗顔が可能ですが、石鹸を使用する洗顔など先述の内容は抜糸後でないと不可ですのでご注意ください。
術後1ヶ月で落ち着く・術後3ヶ月でほぼ完成
術後1ヶ月が経過する頃には、傷口の赤みも目立たなくなり自然な印象になります。
内出血もこの時には落ち着いています。
そして、術後3ヶ月でほぼ完成となり、切れ長で印象的な目もとに仕上がります。
ダウンタイム中の禁忌
目もとや傷口をむやみに触らない
まず、術後はむやみに目もと、傷口を触らないようにしましょう。
縫合している糸やテープが取れてしまう可能性もありますが、それ以上に清潔でない手で触ってしまうと傷口から雑菌が入り込んでしまう危険性があります。
かゆみや気になってしまうこともあるかと思いますが、なるべく触れないように注意しましょう。
施術当日の洗顔はNG
目尻切開の施術当日は、洗顔をすることができませんのでご注意ください。
翌日から水洗いの洗顔が可能となります。
激しい運動は控える
術後2週間ほどは、激しい運動を控えてください。
術後2週間を過ぎた後も様子を見ながら軽い運動から行うと良いでしょう。
飲酒もしばらく控える
飲酒も術後2週間ほどは控えていただくことを推奨しています。
腫れの悪化のリスクがあることに加え、血流が促進されて痛みや内出血が酷くなってしまうこともあります。
セレクトクリニックの目尻切開の料金
※自由診療には本国における未承認医薬品・医療機器が含まれます。
治療に使用する機器は当院医師の判断の元、個人輸入にて手続きを行っております。
目尻切開を検討しているなら、実績と経験が豊富なセレクトクリニックへ!
お顔のパーツの配置には、多くの方が美しいと感じる黄金比率があります。
目元のバランスは、左右の「目の幅」と「目の間」の距離が「1:1:1」の比率と言われています。
目元は1㎜変わるだけでも印象は大きく変わるパーツです。
そのため、最適なバランスを見極めて施術を行います。
目の横幅が短く目が小さく見えている場合は、目尻を切開し目の幅を広げることで比率を整えられるでしょう。
セレクトクリニックではカウンセリングを納得がいかれるまでじっくりと行い、患者様お一人おひとりの目元やお顔立ち・全体の顔のバランスを確認して処置に入ります。
医師が目元の状態を確認して、より自然な仕上がりになる最適な術式をご提案します。
経験豊富な医師が担当するのでご安心ください。
目尻切開についてよくある質問
目尻切開と目頭切開は同時にできる?
可能です。
目元の構造は患者様によって異なるため、目尻を切開しただけでは理想通りに目が大きくならないこともあります。
その場合は、他の目元メニューを組み合わせることで理想の目元により近づけることが可能です。
目が小さく見える原因は横幅の問題だけではなく、目頭切開法が適応される蒙古ヒダが原因な場合や、まぶた・一重まぶたの筋力が衰えて視野が狭くなっている場合もあります。
そのため、当院では経験豊富な医師が診察時に目元の状態や患者様のご希望を伺い、より自然で効果的な方法をご提案します。
目尻切開とたれめ形成の違い
タレ目形成も目尻切開も、目尻側にアプローチして目を大きくするという点では共通しています。
どちらを選んでも目自体は大きくぱっちりした印象になりますが、タレ目形成と目尻切開とでは仕上がりの雰囲気が異なります。
目尻切開は「目を目尻側に拡大できる」というのが最大の特徴になります。
寄り目がちな方や求心顔の方が目尻切開をおこなうことで、中心に集まっていたパーツがバランスよく配置されているような印象になります。
黄金比に近づくためです。
また、目尻からこめかみまでの幅が縮まり余白が少なくなることで、小顔に見える効果も期待できます。
タレ目形成は目尻切開とは異なり、下瞼のみにアプローチしていきます。
最近のトレンドである可愛らしいタレ目を手に入れたい方におすすめの施術です。
ほかにも、「女性的」「優しい」「キュート」「柔らかい」などの雰囲気を好む方には目尻切開よりもタレ目形成の方が向いていると言えます。
目尻切開の術後経過や傷が消えるまでの期間などダウンタイムについて
術後は麻酔が切れる事によって痛みや熱感、腫れといった症状が表れる場合があるため、痛み止めや抗生剤を処方します。
術後1週間程度で抜糸となりますが、そのころには傷口が癒着し症状が落ち着いてくるでしょう。
抜糸後1ヶ月程度で目立つ傷跡がなくなる状態となりますが、切開跡や若干の腫れはその後半年から1年程度かけて徐々に無くなります。