当院では、簡単に部分痩せができる「脂肪溶解注射」という痩身治療を行なっています。
脂肪溶解注射は、皮膚を切らずに短時間で治療ができるため、「メスを使った手術が苦手」「忙しくて入院する施術はできない」などの悩みをお持ちの方におすすめの施術です。
この記事では、脂肪溶解注射のメカニズムや種類、効果を高めるポイントについて詳しく解説していきます。
気になる部位を手軽にサイズダウンしたい方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
▶︎脂肪溶解注射に関する料金を知りたい方はこちら
脂肪溶解注射とは
はじめに、脂肪溶解注射の特徴を理解するために、脂肪が除去できるメカニズムや効果について解説していきます。
脂肪溶解注射治療とは、脂肪を溶かす成分が含まれた薬剤を皮下に注入し、薬剤が脂肪細胞を分解、溶解することで、痩身効果を可能とする治療法です。
脂肪溶解注射により溶け出した脂肪は血管を通り、汗や尿となって自然と体外に排出されます。
皮下に薬剤を注入する治療は「メソセラピー」とも呼ばれており、もともとはニキビや関節炎、怪我の治療に用いられていました。
現在では美容医療でも用いられるようになり、脂肪吸引に比べて手軽にできる痩身治療として注目されています。
脂肪溶解注射のメリット
脂肪溶解注射のメリットをチェックしてみましょう。脂肪溶解注射のメリットは以下の通りです。
- 体への負担が少ない
- 施術時間が短い
- 顔治療もできる
- タウンタイムが短い
- 部分痩せが可能
- セルライトへの効果が期待できる
- リバウンドしにくい
これらのメリットを下記にて詳しくご説明いたします。
体への負担が少ない
皮膚を切らずに注射するだけの施術なので、体への負担が軽減されます。
施術時間が短い
治療内容によって異なりますが、施術時間は10分程度です。入院の必要がないので、忙しい方でも施術しやすいメリットがあります。
顔治療もできる
脂肪溶解注射は体だけでなく、フェイスラインや頬など、脂肪が気になる顔にも施術できます。注射を使った治療なので傷跡が残ることもありません。
ダウンタイムが短い
個人差はありますが、ダウンタイム(施術後の回復するまでの期間)が短いので、日常生活に支障が少ない治療法です。
部分痩せが可能
気になる部位の脂肪を落としたくても、通常のダイエット法ではピンポイントに部分痩せを行うことはなかなか難しいという声が多いです。
ですが、脂肪溶解注射では二の腕や太もも、お腹、フェイスラインなど気になる部位に施術することで、部分的なサイズダウンが期待できます。
当院では患者様の希望を聞いた上で、一人ひとりに合ったボディメイクを行っています。
セルライトへの効果が期待できる
お尻や太ももなどの凸凹としたセルライトは、運動などのダイエット法では除去しにくいことがあります。脂肪溶解注射は、気になるセルライト除去へも効果が期待できます。
リバウンドしにくい
脂肪細胞の数は、成人になるまでに決まるといわれています。
ダイエットにより脂肪細胞を小さくすることはできますが、数を減らすことはできません。そのため通常のダイエットではリバウンドしてしまう可能性があるのです。
通常のダイエットでは脂肪細胞の数を減らすことはできませんが、脂肪溶解注射は脂肪細胞そのものを除去します。そのためリバウンドのリスクが少ないダイエット法です。
▶関連記事:気になる部位を簡単に部分痩せするなら脂肪溶解注射がおすすめって本当?
脂肪溶解注射のデメリット
脂肪溶解注射は比較的デメリットの少ない治療法ですが、どの治療にも多少のリスクは伴います。
美容外科ではリスクやデメリットについて納得した上で治療を検討するのが望ましいでしょう。
脂肪溶解注射のデメリットは以下の通りです。
- 脂肪の減少を実感するのに時間がかかる
- 内出血や腫れ、痛みが起こる場合がある
- 体質・疾患などで施術できない方がいる
下記でもう少し詳しくご説明いたします。
脂肪の減少を実感するのに時間がかかる
薬剤によって溶解された脂肪は、時間をかけて排出されます。
そのため即効性はなく、すぐに脂肪の減少は実感できません。
そのかわり、周囲に施術したことを気づかれずに、自然な体型変化を目指せます。
内出血や腫れ、痛みが起こる場合がある
施術後は、注入部位に痛みを感じたり、腫れや赤み、内出血などが起こったりする場合があります。個人差はありますが、それらの症状は1週間程度で落ち着きます。
体質・疾患などで施術できない方がいる
以下3つに当てはまる方は、施術できない場合があります。
- 妊娠・授乳中の方
- 心臓病・肝臓病・甲状腺機能障害・糖尿病の疾患を持っている方
- 大豆アレルギーがある方
他にも、医師が施術に適していないと判断する場合があるため、疾患をお持ちの方や体調に不安がある方はご相談ください。
次に、脂肪吸引の種類についてお伝えいたします。
脂肪溶解注射の種類
脂肪溶解注射は、成分の違いによってさまざまな種類があります。
- PPC
- BNLS
- BNLSneo
- リジェンスリム
- MITI (大阪茶屋町院のみ)
- カベリン注射
これらの美容クリニックで使用されている代表的な種類をチェックしてみましょう。
PPC(フォスファチジルコリン)
PPC(フォスファチジルコリン)は、大豆由来の成分になり、脂肪を溶かす作用があることから脂肪肝や高脂血症などの治療にも用いられています。
皮下脂肪に注入することで痩身効果が期待できるため、脂肪溶解注射の主流となっていましたが、腫れや赤み、痛みなどの副作用が伴いやすく、顔に使用すると腫れが目立つ場合があります。
BNLS
BNLSは顔用の脂肪溶解注射で、植物由来成分を主成分としています。
PPCを使用した脂肪溶解注射よりも、施術後の腫れや痛みが少なく、効果の実感が早いのが特徴です。
脂肪分解・リンパ循環・肌の引き締めの3つの作用があり、特にフェイスラインやあご下、鼻などの施術に効果が期待できます。
BNLSneo
BNLSneoは、 BNLSの植物由来成分に、米国FDAで脂肪分解効果が認められた「デオキシコール酸」を配合しています。
デオキシコール酸は胆汁に含まれる成分で、脂肪細胞の膜を破壊する作用があります。
アメリカ食品医薬品局(FDA)によって脂肪分解効果が認められた医薬品成分です。
痛みや腫れが少なく、効果の実感が早いメリットはそのままで、BNLSよりも高い効果が期待できます。
当院でも取り扱っておりますので、詳しくはお問い合わせくださいませ。
リジェンスリム
リジェンスリムは、「ホスファチジルコリン」という成分を主とした薬剤です。ホスファチジルコリンは脂肪を分解する成分で、豆由来のものを使用している場合があります。
しかし、リジェンスリムのホスファチジルコリンは豆由来ではないので、大豆アレルギーの方でも使用可能です。
また、細胞障害を起こす可能性のあるデオキシコール酸を含んでおらず、従来の脂肪溶解注射に比べて術後の腫れが少ないです。そのため、ヨーロッパCE(EU加盟国の基準を満たす商品である証)で認証されています。燃焼作用を高めるL-カルニチンも配合しており、施術後の腫れが少ないという特徴もあります。
MITI
MITIは、脂肪溶解成分である「PPC」と「デオキシコール酸」が配合されています。
2つの成分と合わせて、脂肪燃焼効果の高い「L-カルニチン」と筋肉を引き締める効果が期待できる成分「IGF-1」も含まれていることから、高いダイエット効果が期待できます。
また、痛みや腫れなどのダウンタイムを少なくするために、抗炎症作用のある成分「Phyto-NEP」が配合されているのが特徴です。
当院でも取り扱っておりますので、詳しくはお問い合わせくださいませ。
カベリン注射
カベリン注射とは、日本の厚生労働省にあたる米国FDA認可の医薬成分「デオキシコール酸」を主成分とする新しい脂肪溶解注射です。
デオキシコール酸とは脂肪細胞膜を直接破壊し、中性脂肪の乳化を増進させ、排泄を促進する効果が期待できます。
カベリンにはこのデオキシコール酸が従来の脂肪溶解注射BNLS Neoの約5,000倍ほどの濃度である0.5%と高配合されているため、高い効果が期待できるといわれております。
また痛みや腫れを抑制する成分も配合しているため、ダウンタイムも最小限に抑えることが可能です。
※痛みが心配な方や忙しい方には、おすすめの薬剤です。
▶︎脂肪溶解注射に関する料金を知りたい方はこちら
【医師が解説】脂肪溶解注射の効果を高めるポイント!
脂肪溶解注射の効果を高めるためのポイントを解説します。
1週間おきに5回を目安に施術をおこなう
脂肪のつき方や施術部位によって個人差もありますが、脂肪溶解注射は1回の治療だけでは効果が出にくいため、繰り返し施術をするのがおすすめです。
1〜2週間おきに5回を目安に施術を行うと、治療効果を高めることができます。
脂肪溶解促進のために点滴やサプリメントを併用する
溶け出した脂肪をスムーズに排出するために、脂肪燃焼を促すダイエット点滴やサプリメントの併用がおすすめです。
当院ではダイエット点滴も行っておりますので、総合的な治療を希望する方は医師にご相談ください。
優しくマッサージをする
脂肪溶解注射をした後は、マッサージをするのが効果的です。(1週間後から可能)
施術部位をやさしくマッサージをして、脂肪の排出を促しましょう。
適度な運動と食事管理を心がける
脂肪溶解注射は脂肪細胞を溶解させる効果がありますが、暴飲暴食や運動不足が続くと、溶解できなかった別の脂肪細胞が大きくなってしまう可能性があります。
体型を維持するためにも、適度な運動と食事管理をすることが大切です。
▶関連記事:【美容外科医が解説】痩身治療(脂肪溶解注射)の効果とダウンタイムとは?
脂肪冷却(クールテック)との併用もおすすめ!
脂肪溶解注射以外にもメスを使わない痩身治療として脂肪冷却(クールテック)という施術法もあります。
脂肪冷却(クールテック)は治療部位を吸引しながら冷却し、脂肪を凍らせて除去するダイエット法です。脂肪溶解注射と併用することで高い痩身効果が期待できます。
次に、実際の施術の流れや料金についてお伝えいたします。
施術の流れ
脂肪溶解注射は以下のような流れで行われます。
①カウンセリング
はじめに患者様の希望やお悩みを伺い、最適な治療を提案するためのカウンセリングを行います。
②施術
施術部位を冷却し、薬剤を注入します。
当院では細い注射針を使用しているので、施術時に強い痛みはありません。また薬剤に麻酔成分が入っているので、脂肪溶解注射は基本的に麻酔のいらない施術です。
③マッサージ
注入部は硬くしこりになる場合がございますので、施術1週間後からはマッサージを行うことをおすすめしています。
1〜2週間間隔で注入いたしますが、その間にもマッサージを行うことで更に効果が期待できます。
脂肪溶解注射は、注射を打つ部位や患者様のご希望に合わせて本数が変わります。
施術部位と注射本数の目安は下記の通りです。
※注射本数には個人差があります。
よくある質問
脂肪溶解注射についてよく頂く質問をご紹介します。
ダウンタイムはありますか?
注入後には腫れや赤み、痛みなどが生じる場合がありますが、約1週間程度で消失します。
術後の運動は大丈夫ですか?
入浴・マッサージは当日から、運動は翌日から可能です。脂肪燃焼を促すのに効果的なので、施術の翌日から軽い運動を取り入れることをおすすめします。
まぶたや鼻に注入できますか?
当院では、まぶたや鼻への注入はおすすめしていません。
重いまぶたや厚い鼻が気になる方には、より適した治療法がございますので是非カウンセリング時にご相談ください。
効果はいつ頃からわかりますか?
脂肪溶解注射で溶けた脂肪は、汗・尿・便として体外へ排出されます。そのため、効果がわかるまでは1ヶ月程度かかります。
即効性はありませんが、自然と変化が現れるので周りにバレにくい施術といえます。
▶関連記事:カベリン(脂肪溶解注射)による小顔・小鼻効果はいつから?ダウンタイムの腫れ(副作用)は何日続く?
まとめ
メスを使わず、脂肪を減らすことができる脂肪溶解注射は、体への負担が少なく手軽にできる痩身治療です。
部分痩せを行いたい方や、気軽にボディメイクを行いたい方にぴったりな治療法といえます。
脂肪吸引などに比べ、ダウンタイムも少ないので人にバレたくない人、仕事で休みが取れない人にもおすすめの痩身治療法です。
「顔の輪郭をすっきりさせたい」「手術をしないで部分痩せがしたい」という希望をお持ちの方は、脂肪溶解注射も選択肢のひとつとして考えてみてはいかがでしょうか。
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