二の腕が痩せにくい理由はなぜ?
・身体はスリムなのになぜか二の腕だけ脂肪がついている。
・ダイエットしたのに二の腕のお肉が落ちなかった。
そんなふうに悩んでいる方も少なくないのではないでしょうか?
実は、二の腕は人間の身体の中でも痩せにくい部分と言われています。
セルライトが溜まっている
皮下組織の内側には脂肪細胞がありますが、これが老廃物と結びつくとセルライトができてしまいます。内臓脂肪に比べ、落とすのが非常に難しいのがセルライトのような皮下脂肪。ダイエットやワークアウトをがんばっても二の腕だけどうしても痩せないという方は、もしかしたら二の腕にセルライトがぎっしり詰まっているかもしれません。二の腕を握ってひねったときに皮膚がデコボコして見えたら、それはセルライトがある証拠です。自分でも簡単にチェックできるので、確かめてみましょう。
新陳代謝・リンパの流れがよくない
リンパは身体の中の老廃物を排出する、下水道のような働きをしています。そのため、リンパの流れが悪くなると老廃物が身体の中に溜まり、脂肪細胞が大きくなることでセルライトができやすくなってしまいます。また、新陳代謝やリンパ・血液の流れが悪くなるとむくみやすくなり、それがさらに新陳代謝を悪化させ、二の腕に脂肪がつき……と悪循環が生まれ、二の腕がたるんでしまうのです。
猫背になっている
猫背になると肩が丸まりますが、そうなると上腕三頭筋が使われなくなり、衰えてしまいます。上腕三頭筋は二の腕の脂肪が垂れてしまう部分にある筋肉で、ここの筋肉量が減ってしまうと脂肪がつきやすくなるのです。
1つの手段として、脂肪溶解注射で二の腕痩せが可能です
痩せにくい二の腕痩せを実現したい!そんな方におすすめな脂肪溶解注射は、皮下脂肪に直接注射することで部分痩せを実現する施術です。
脂肪細胞を破壊して溶かし、溶かされた脂肪細胞は汗や尿として身体の外に排出される仕組みです。脂肪細胞は若いうちは増加しますが、成人になると増えることはありません。そのため、脂肪溶解注射によって脂肪細胞を減らしてしまえばダイエットではなかなか落とすことができない二の腕の脂肪を落とすことができ、さらにリバウンドもしにくくなるのです。
具体的な施術内容
・皮下脂肪に直接注射することで、薬液の浸透した部分の脂肪細胞が破壊され溶解します。
・溶け出した脂肪は血管を通り、そのまま汗や尿などと一緒に体外に排出されます。
・脂肪細胞の数は変動しないので、一度除去された脂肪が再生することはありません。
脂肪溶解注射が適している方・適していない方
適している方
・内出血やむくみなどの派手なダウンタイム症状をどうしても避けたい方
・ごく少量の脂肪除去で満足できる方
・徐々に変化する方が望ましい方
適していない方
・見た目の印象を大きく変えたい方
・肩のラインを整えたい方
・一度の施術で効果を出したい方
脂肪吸引と脂肪溶解注射の違い
脂肪吸引は、余分な皮下脂肪を脂肪吸引機器を使用し、取り除く手術です。ダイエットでも落ちにくい顎周りの脂肪を、たった一度の施術で除去できます。脂肪吸引は、もたつきの原因が脂肪であることが適応条件です。皮下脂肪が多く、顔全体の脂肪が気になる方には1度の施術で大きな変化があります。
一方、脂肪溶解注射は注入した薬剤で脂肪を溶かし、老廃物等と一緒に体外に排出することができる施術です。従来の脂肪溶解注射では、効果が現れるのに2〜3週間ほどかかっていましたが、脂肪溶解注射は3日程度で効果を実感することができます。ただし、顔の細部など局所的なパーツには効果的ですが、広範囲の脂肪を一気に取り除くことはできません。また、1回で確実に効果を実感したい方、皮膚のたるみが懸念される方には最適な方法とは言えません。気になる箇所がピンポイントで「あともう少し部分痩せしたいな」といった方におすすめの施術です。
脂肪溶解注射(二の腕)に必要な回数・本数
脂肪溶解注射には種類がありますが、だいたいは1本あたり1ccです。二の腕痩せに必要な脂肪溶解注射の施術回数、本数については、脂肪の量によっても変わります。
二の腕の注入量の目安としては、脂肪溶解注射の中でも人気のカベリンの場合は8〜16cc、BNLS neoの場合は10〜20ccほどです。
患者さんによっても二の腕の脂肪の付き方や、どれくらい痩せたいかは異なるため、詳しい回数や本数はカウンセリングのときにドクターとしっかり相談するようにしましょう。
料金
施術 | 料金 |
BNLS neo(脂肪溶解注射) | 4,980円(税込5,478円) ※ 1cc(原液) |
カベリン | 6,000円(税込6,600円) ※ 1cc(原液) |
マイクロカニューレ | 3,000円(税込3,300円) ※ 1本 |
ダウンタイム
脂肪溶解注射は注射のみで二の腕などの部分痩せをすることができ、ダウンタイムが少ないのが特徴ですが、ダウンタイムがまったくないというわけではありません。
また、内出血の防止、軽減させる為に脂肪溶解注射でもマイクロカニューレという極細針を使用しております。
副作用
脂肪溶解注射にはさまざまな種類があり、それによっても副作用の現れ方は変わりますが、デオキシコール酸(DOC)を含む脂肪溶解注射の場合、腫れが起こることが多いです。
そのほか、脂肪溶解注射の施術を受けたあとに生じる可能性のある副作用についてご紹介します。
- 腫れ
半日後くらいから生じ、3日から7日で治まっていく
- 痛み
軽い痛みが長くて10日ほど続くことがあるが、数日で治まることが多い
- かゆみ
長くて10日ほど続くことがあるが、数日で治まることが多い
- 熱感
半日後くらいから生じ、数日で治まる
- 軽い頭痛
施術の数時間後から生じ、翌日には治まる
- 吐き気
施術の数時間後から生じ、翌日には治まる
- 知覚過敏
2ヶ月から3ヶ月ほど続く場合がある
- しこり
2ヶ月から3ヶ月ほど続く場合がある
脂肪溶解注射のデメリット
脂肪細胞を破壊して溶かす脂肪溶解注射はリバウンドしにくくなるなど、半永久的な効果を得られることが魅力ですが、デメリットもあります。安心して施術を受けるためにも、デメリットも確認したうえで施術を受けるようにしましょう。
感染や化膿のリスクがある
注射した部分から菌が入ってしまうと感染を起こし、化膿するリスクがあります。ごくまれにしか起こりませんが、施術を受けた後、数日経っても非常に強い痛み・腫れ・熱感が続いているという場合にはなるべく早めにクリニックに相談するようにしましょう。
数回施術を受ける必要がある
脂肪溶解注射は注射する量が多いと腎臓に悪影響を及ぼしてしまうことがあるため、使える薬剤の量には限りがあります。
また、脂肪溶解注射の効果はゆっくりと現れ、回数を重ねるごとに効果がはっきりしてきます。目に見えて痩せたとわかる効果を得るためには何度か注射をする必要があるため、数回病院に通院しなければいけません。