二重整形だけでは目元の印象が思うように変わらず、目頭切開や目尻切開、クマ取りなども合わせて検討している方もいるでしょう。
一方、複数の施術を同時に受けると、腫れや内出血が長引くのではないかと不安になるものです。
目元のフル整形で選ばれる施術を整理し、ダウンタイムが長引きやすい理由や術後経過、施術を組み合わせる際の注意点を解説します。
目元のフル整形でできること
「目元のフル整形」は正式な術式名ではなく、二重整形や目頭切開など、複数の目元施術を組み合わせるケースを指す通称です。
「目フルコース」「全眼整形」と呼ばれることもありますが、含まれる施術はクリニックやプランによって異なります。
目元の施術は、主にどの方向や部位へアプローチするかで整理できます。
| アプローチする方向・部位 | 主な施術 | 目的の例 |
| 縦方向 | 二重埋没法、二重全切開 | 二重ラインを形成し、目の縦幅を大きく見せる |
| 横方向 | 目頭切開、目尻切開 | 目頭側または目尻側へ目の横幅を広げる |
| 下方向 | 垂れ目形成(グラマラスライン形成) | 下まぶたの中央から外側を下げ、目の形を調整する |
| 目の下 | 下眼瞼脱脂(目の下クマ取り) | 突出した眼窩脂肪を取り除き、ふくらみによる段差へアプローチする |
二重埋没法は、医療用の糸でまぶたの内側を留めて二重ラインを形成する方法です。
二重全切開は、希望するラインに沿って皮膚を切開し、必要に応じて皮膚や脂肪を処理しながら二重ラインを形成します。
目頭切開は、目頭を覆う蒙古ひだを切開して目頭側へ横幅を広げる施術です。
目尻切開は、目尻の皮膚を切開して外側へ広げます。どの程度変化を加えられるかは、蒙古ひだの張り方、目尻側の皮膚や骨格、目と目の距離などによって異なります。
垂れ目形成は、下まぶたの中央から外側を下げて目の形を調整する施術です。結膜側から行う方法のほか、下げる幅によっては皮膚切除を組み合わせる場合があります。
下眼瞼脱脂は、下まぶたの結膜側から突出した眼窩脂肪を取り除く施術です。皮膚のたるみそのものを切除・引き上げる方法ではないため、たるみが強い場合は別の施術が検討されます。
必要な組み合わせは、まぶたの厚み、蒙古ひだの張り、目尻側の形、眼窩脂肪の量、皮膚のたるみなどによって変わります。
希望する施術をすべて追加すればよいわけではなく、目元全体のバランスを確認したうえで医師が適応を判断します。
目元の美容医療はいずれも自由診療で、保険は適用されません。
目元のフル整形でダウンタイムが長引きやすい理由
複数の目元施術を同時に行うと、単独施術より腫れやむくみを強く感じる場合があります。
症状の程度や回復期間は一律ではありませんが、負担が大きくなりやすい背景を3つの視点から整理します。
施術範囲が広がり組織への負担が重なるため
まぶたは皮膚が薄く、血流の豊富な部位です。そのため、比較的小さな処置でも腫れや内出血が現れることがあります。
二重整形に目頭切開や目尻切開、垂れ目形成などを組み合わせると、処置する範囲が広がります。
同じ時期に複数の部位で炎症反応が起こるため、単独施術と比べて腫れやむくみを強く感じる場合があります。
ただし、症状の出方は組み合わせ、処置範囲、麻酔方法、体質などによって異なります。
切開と縫合を伴う施術が含まれるため
二重埋没法のように皮膚切開を伴わない施術や、結膜側から行う下眼瞼脱脂は、皮膚を切開・縫合する施術よりダウンタイムが短い傾向があります。
しかし、腫れや内出血、痛みが生じないわけではありません。
二重全切開、目頭切開、目尻切開などでは皮膚を切開し、縫合します。術後約1週間で抜糸を行うことが多く、それまでは目元のメイクやコンタクトレンズ、入浴などに制限が生じます。垂
れ目形成も、結膜側のみで行う場合は基本的に抜糸不要ですが、皮膚切除を追加する場合は縫合と抜糸が必要です。
複数施術のなかに切開を伴う方法が含まれるかどうかによって、必要な休暇や生活上の制限が変わります。
ダウンタイムが合算ではなく重なって進むため
複数の施術を同時に受けても、それぞれのダウンタイムが順番に発生するわけではありません。
同じ期間のなかで並行して経過し、全体の回復期間は、もっとも時間を要する施術に左右される傾向があります。
たとえば、二重埋没法と目頭切開を同日に受けた場合、埋没法の回復期間が目頭切開のあとに追加されるわけではありません。
両方が同時に経過しますが、日常生活への影響は、切開と抜糸を伴う目頭切開の経過を基準に考える必要があります。
一方、同じ時期に複数の部位で腫れや内出血が生じるため、症状は強く感じられる場合があります。
施術を分ければ一度あたりの処置範囲を抑えられることがありますが、ダウンタイムと通院を経験する回数は増えます。
どちらの負担が少ないかは施術内容、体質、仕事や家庭の状況によって異なるため、医師と相談して決めることが大切です。
目元のフル整形の術後経過と過ごし方
ここでは、切開を伴う施術を含む複数施術を同時に受けた場合を想定し、一般的な経過を説明します。
実際の症状や制限は術式によって異なるため、施術を受けた医療機関の指示を優先してください。
| 時期 | 起こりやすい変化 | 主な注意点 |
| 当日~3日目ごろ | 腫れ、むくみ、痛み、内出血が強く現れやすい | 医師の指示に従って安静・冷却し、血流を促す行動を控える |
| 1週間ごろ | 強い腫れが落ち着き始める。切開施術では抜糸の時期 | 仕上がりを判断せず、メイクやコンタクトの再開時期を確認する |
| 2週間~1か月ごろ | 日常生活への影響が減る一方、むくみや赤みが残ることがある | 左右差や二重幅の変化を自己判断せず、気になる場合は相談する |
| 3~6か月ごろ | 傷の赤みや硬さ、二重幅などが徐々に落ち着く | 完成時期には個人差があるため、予定は余裕を持って組む |
施術当日から3日目ごろの経過
術後2~3日ごろまでは、腫れやむくみが強く現れやすい時期です。まぶたが重い、目を開けにくい、左右で腫れ方が違うと感じることがあります。
内出血により、まぶたや目の下が赤紫色に見えたり、結膜下出血によって白目の一部が赤く見えたりする場合もあります。
麻酔が切れたあとに痛みや違和感が出た場合は、処方された鎮痛薬を指示どおり使用します。
目元の冷却を案内されることもありますが、直接保冷剤を当て続けると皮膚へ負担がかかります。冷やし方と期間は、自己判断せず医師の指示に従ってください。
術後1週間ごろの経過と抜糸
二重全切開、目頭切開、目尻切開など、皮膚を縫合する施術では、術後約1週間を目安に抜糸を行います。時期は施術内容や傷の状態によって前後します。
結膜側から行う下眼瞼脱脂は、通常は縫合せず、抜糸も不要です。結膜側のみで行う垂れ目形成も基本的に抜糸不要ですが、皮膚切除を追加した場合は約1週間後に抜糸が必要です。
この時期には強い腫れが落ち着き始めることが多いものの、細かなむくみや広く見える二重幅は残っています。完成した状態ではないため、仕上がりを急いで判断する必要はありません。
目元のメイクやコンタクトレンズは、切開施術では抜糸後から再開できることが多い一方、埋没法や下眼瞼脱脂では異なる時期が案内されます。
複数施術を受けた場合は、もっとも制限の長い施術に合わせ、再開時期を確認してください。
術後2週間から1か月ごろの経過
強い腫れや内出血が軽減し、日常生活への影響が少なくなってくる時期です。ただし、細かなむくみ、傷の赤みや硬さ、二重幅の広さなどが残る場合があります。
左右で腫れの引き方や傷の治り方が異なり、一時的に左右差を強く感じることもあります。
まだ組織が安定していない段階のため、左右差やラインについて自己判断でマッサージしたり、傷を強く押したりしないでください。
不安があれば、施術を受けた医療機関へ相談しましょう。
術後3か月から6か月ごろの経過
切開部の赤みや硬さは、2~3か月から半年ほどかけて徐々に落ち着き、白い線のような傷跡へ変化していくとされています。傷が完全に消えることを保証するものではなく、目立ち方には個人差があります。
二重幅や目元のラインも、数か月かけて落ち着いてくることが一般的です。仕上がりが安定するまで6か月ほどかかる場合もあります。
結婚式や撮影など大切な予定に合わせる場合は、人前に出やすくなるまでの期間だけでなく、仕上がりが安定するまでの期間も含めて逆算しましょう。
ダウンタイムを穏やかに過ごすためのポイント
回復期は、次の点を意識してください。
- 術後数日は、医師から指示された方法と時間で目元を冷やす
- 長風呂、サウナ、飲酒、激しい運動など、血流を促す行動を控える
- 就寝時は上半身を少し高くし、うつ伏せ寝を避ける
- コンタクトレンズやアイメイクは、指示された時期まで再開しない
- 腫れを早く引かせようとして、自己判断で目元をマッサージしない
- 処方薬や点眼薬を、決められた用法・用量で使用する
これらは症状を軽減し、傷を保護するための対応であり、経過を保証するものではありません。
控える期間は施術ごとに異なるため、複数施術を受けた場合は術後の説明を確認してください。
医師へ相談したほうがよいケース
腫れや内出血の多くは経過とともに落ち着きますが、なかには早めの診察が必要な状態もあります。
次のような症状がある場合は、自己判断で様子を見続けず、施術を受けた医療機関へ連絡してください。
- 鎮痛薬を使用しても強い痛みが続く、または痛みが悪化する
- いったん軽くなった腫れが再び強くなる
- 発熱、強い赤み、熱感、傷口からの膿などがある
- 出血が止まりにくい、鮮血が流れ続ける
- 見えにくさ、物が二重に見える、視野の異常などを感じる
- 左右差や引きつれが長く続き、不安がある
とくに急な視力低下、激しい眼痛、強い頭痛や吐き気などを伴う場合は、緊急性が否定できません。
速やかに施術を受けた医療機関へ連絡し、必要に応じて救急受診してください。
目元のフル整形で選ばれることの多い施術とダウンタイム
組み合わせの候補となる6つの施術について、内容、ダウンタイムの目安、主なリスクを個別に確認します。
期間は一般的な目安であり、実際の経過は施術方法や体質によって異なります。
二重埋没法

| 項目 | 内容 |
| 担当医 | 浅香 明紀 |
| 施術 | 二重埋没法(セレクトダブルループ) |
| 主なリスク・副作用 | 腫れ、痛み、内出血、感染、左右差、希望したラインとの差、糸の透け・露出、異物感、目のゴロつき、ラインが薄くなる・元に戻る可能性など |
| 費用 | 220,000円〜 通常価格、麻酔代別途 |
| 撮影時期 | 施術1か月後 |
二重埋没法は、医療用の糸でまぶたの内側を留め、二重ラインを形成する施術です。
皮膚切開を伴わず、基本的に抜糸は必要ありません。二重ラインが安定しない方や、切開を伴わない二重整形を希望する方に検討されます。
まぶたが厚い方や、幅の広い二重を希望する方では、希望するラインを形成しにくかったり、時間の経過とともに糸が緩んだりする場合があります。
施術方法や留め方は複数あり、適応は診察で判断します。
- ダウンタイム:
腫れは2~3日をピークとして、1週間程度で落ち着く傾向があります。より自然になるまで1か月ほどかかる場合があります - 主なリスク・副作用:
痛み、腫れ、内出血、感染、左右差、糸の透け・露出、ゴロつきや充血、二重ラインが弱まる・元に戻る可能性など - 通院:
通常は1回で施術が完了します。術後診察の有無と時期は医師の指示によります
二重全切開

| 項目 | 内容 |
| 担当医 | 浅香 明紀 |
| 施術 | 全切開、眼瞼下垂、ROOF切除、目頭切開 |
| 主なリスク・副作用 | 腫れ、痛み、内出血、血腫、感染、左右差、傷跡、肥厚性瘢痕・ケロイド、二重幅が狭くなる・希望したラインとの差など |
| 費用 | 990,000円〜 通常価格、麻酔代別途 |
| 撮影時期 | 施術3か月後 |
二重全切開は、希望する二重ラインに沿ってまぶたを切開し、二重ラインを形成する施術です。
必要に応じて余分な皮膚や脂肪を処理します。まぶたに厚みがある方や、埋没法の糸が緩みやすい方などに検討されます。
- ダウンタイム:
腫れは2~3日をピークとして、1~2週間程度で落ち着く傾向があります。より自然になるまで1か月ほど、仕上がりの安定には数か月かかる場合があります - 主なリスク・副作用:
痛み、腫れ、内出血、感染、傷跡、左右差、ゴロつきや充血、二重幅が狭くなる、希望した幅と異なる可能性など - 通院:
術後約1週間で抜糸が必要です
切開して形成したラインの修正は容易でない場合があります。
埋没法と迷う場合は、まぶたの厚みや皮膚の状態、希望する二重幅を診察で確認したうえで判断しましょう。
目頭切開
目頭切開は、目頭を覆う蒙古ひだを切開し、目頭側へ横幅を広げる施術です。
蒙古ひだの張りが強い方や、目と目の距離が気になる方、平行型の二重を希望する方などに検討されます。
蒙古ひだが少ない方や、目と目の距離が近い方では適さない場合があります。
目頭の形や変化量は顔全体の印象に影響するため、デザインを慎重に決める必要があります。
- ダウンタイム:
腫れは2~3日をピークとして、1~2週間程度で落ち着く傾向があります。傷の赤みは2~3か月から半年ほど残る場合があります - 主なリスク・副作用:
痛み、腫れ、内出血、感染、傷跡、左右差、ゴロつきや充血、肥厚性瘢痕・ケロイドなど - 通院:
術後約1週間で抜糸が必要です
切開して処理した蒙古ひだを完全に元の状態へ戻すことは容易ではありません。
変化量と傷跡を含めて、診察時に確認してください。
目尻切開
目尻切開は、目尻の皮膚を切開し、目の横幅を外側へ広げる施術です。
目の横幅が狭く見えることが気になる方や、つり目の印象を調整したい方などに検討されます。
広げられる範囲は目尻側の皮膚や骨格によって異なり、変化を感じにくい場合があります。
目頭切開と同時に行える場合もありますが、必要性と全体のバランスは医師が判断します。
- ダウンタイム:
腫れは2~3日をピークとして、1~2週間程度で落ち着く傾向があります。より自然になるまで1か月ほどかかる場合があります - 主なリスク・副作用:
痛み、腫れ、内出血、感染、傷跡、左右差、ゴロつきや充血、肥厚性瘢痕・ケロイド、後戻りなど - 通院:
術後約1週間で抜糸が必要です
切開で広げた部分には、まつ毛が生えない範囲が生じます。変化量だけでなく、傷跡やまつ毛の見え方も含めて説明を受けましょう。
垂れ目形成(グラマラスライン形成)
垂れ目形成は、下まぶたの中央から外側を下げ、目の形を調整する施術です。
結膜側から行う方法では、下まぶたの裏側を数ミリ切開して下眼瞼を下げます。皮膚表面に切開線は生じず、基本的に縫合・抜糸は不要です。
ただし、希望する下げ幅や皮膚の余りによっては、下まつ毛の近くで皮膚切除を追加することがあります。その場合は皮膚を縫合し、術後約1週間で抜糸します。
垂れ目形成を一律に「抜糸不要」と考えず、自分に提案される術式を確認することが必要です。
- ダウンタイム:
腫れは2~3日をピークとして、1週間程度で落ち着く傾向があります。より自然になるまで1か月ほどかかる場合があります。皮膚切除を伴う場合は、傷の赤みが数か月残ることがあります - 主なリスク・副作用:
腫れ、痛み、皮下出血・血腫、感染、左右差、ゴロつき、内反・逆さまつ毛、三白眼、引きつれ、目が閉じにくくなる可能性、結膜下出血・結膜浮腫、複視・目の動かしにくさ、しびれなど - 重篤なリスク:
非常にまれですが、結膜損傷、視神経症、視力への重大な影響が生じる可能性があります
術後少なくとも1週間は下まぶたを強くこすらず、点眼薬などの指示を守ってください。
下眼瞼脱脂(目の下クマ取り)

- 施術の説明目の下クマ取り(下眼瞼脱脂)、脂肪注入(目の下)、ナノリッチ加工
- 副作用腫れ、内出血、結膜浮腫、左右差など
- 費用660,000円〜 ※通常価格を記載 ※麻酔代・指名料別途
下眼瞼脱脂は、下まぶたの結膜側から突出した眼窩脂肪を取り除く施術です。
皮膚の表面に切開線は生じず、通常は縫合・抜糸も必要ありません。眼窩脂肪の突出による目の下のふくらみに検討されます。
下眼瞼脱脂では皮膚のたるみそのものを切除できません。皮膚のゆるみが強い場合は、下まつ毛の近くを切開して余分な皮膚を切除する方法や、脂肪を移動させるハムラ法など、別の術式が検討されます。
これらは下眼瞼脱脂とは処置内容やダウンタイムが異なります。
- ダウンタイム:
腫れは2~3日をピークとして、1週間程度で落ち着く傾向があります。より自然になるまで1か月ほどかかる場合があります - 主なリスク・副作用:
痛み、腫れ、内出血・血腫、感染、左右差、ゴロつきや違和感、血の混じった涙、凹凸、くぼみ、皮膚のたるみや小じわが目立つ可能性など - 通院:
通常は抜糸不要です。経過診察の時期は医師の指示によります
クマには、色素沈着や血行、皮膚の薄さなど、眼窩脂肪以外の要因が関係する場合があります。
まず診察で原因を確認し、下眼瞼脱脂が適しているか判断を受けてください。
6つの施術の違い
| 施術 | 主なアプローチ | 抜糸 | ダウンタイムの目安 |
| 二重埋没法 | 糸で二重ラインを形成 | 基本不要 | 腫れは1週間程度で落ち着く傾向 |
| 二重全切開 | まぶたを切開して二重ラインを形成 | 約1週間後 | 腫れは1~2週間程度で落ち着く傾向 |
| 目頭切開 | 蒙古ひだを処理し、目頭側へ広げる | 約1週間後 | 腫れは1~2週間程度。傷の赤みは数か月残る場合あり |
| 目尻切開 | 目尻を切開し、外側へ広げる | 約1週間後 | 腫れは1~2週間程度で落ち着く傾向 |
| 垂れ目形成 | 下まぶたを下げる | 結膜側のみは基本不要。皮膚切除時は必要 | 腫れは1週間程度。皮膚切除時は傷の経過も必要 |
| 下眼瞼脱脂 | 結膜側から眼窩脂肪を取り除く | 基本不要 | 腫れは1週間程度で落ち着く傾向 |
表は一般的な傾向です。
同じ施術名でも術式や処置範囲が異なることがあり、ダウンタイムと抜糸の有無は実際の施術内容に応じて変わります。
複数の施術を同時に受ける場合の注意点
目元のフル整形を検討するときは、施術内容だけでなく、休暇、費用、術後の通院、希望するデザインを事前に整理する必要があります。
余裕を持ってスケジュールを組む
回復のスピードには個人差があり、案内された目安どおりに腫れや内出血が落ち着くとは限りません。
切開施術を含む場合は抜糸まで約1週間かかり、傷の赤みやむくみはその後も残る場合があります。
仕事復帰や外出予定だけでなく、目元のメイクができない期間、コンタクトレンズを使用できない期間、抜糸や経過診察の通院日も含めて調整しましょう。
結婚式、撮影、旅行など大切な予定がある場合は、ダウンタイムだけでなく、仕上がりが安定するまで数か月かかる可能性も踏まえて検討してください。
同時に受ける場合と分けて受ける場合を比較する
| 項目 | 同時に受ける場合 | 分けて受ける場合 |
| ダウンタイム | 1回にまとめやすい | 施術の回数分生じる |
| 症状の強さ | 複数部位の症状が重なり、強く感じる場合がある | 一度あたりの処置範囲を抑えられる場合がある |
| 休暇 | まとまった期間を確保する必要がある | 短い休暇を複数回確保する必要がある |
| デザインの判断 | 複数施術を一体として設計できる | 前の施術の経過を確認してから次を検討できる |
| 通院 | 手術日をまとめられる場合がある | 施術ごとに手術日と術後通院が必要になる |
同時に受ける方法は、生活への影響が出る回数を抑えやすい一方、一度の処置範囲が広くなります。
分けて受ける方法は、前の施術による変化を確認してから次を考えられますが、ダウンタイムと通院を繰り返すことになります。
どちらが適しているかは、まぶたや目の下の状態、組み合わせる術式、確保できる休暇、希望する変化によって異なります。診察時に、それぞれの利点だけでなく負担も確認しましょう。
費用と追加費用の範囲を確認する
目元の美容医療は自由診療で、費用は全額自己負担です。
複数の施術を組み合わせる場合、それぞれの施術料金が積み上がるため、単独施術より総額が大きくなります。
施術料金のほか、麻酔代、薬代、術前検査代、抜糸・術後診察料などが別途必要になる場合があります。
提示された金額が総額か、追加費用が発生する条件は何かを、見積もりで確認しましょう。
セット料金や割引がある場合も、対象施術、医師の指名料、モニター条件、キャンセルや変更時の取り扱いまで確認することが大切です。希望する組み合わせが対象になるとは限りません。
カウンセリングで確認したいポイント
複数施術では目元全体を一体として設計するため、術式ごとの説明だけでなく、組み合わせる理由と全体のバランスを確認してください。
- 希望する印象に対し、現在のまぶた・目尻・目の下の状態を踏まえた提案か
- 各施術を組み合わせる理由と、行わない選択肢も説明されているか
- 腫れ、内出血、傷跡、左右差、後戻りなどのリスクを具体的に説明しているか
- ダウンタイムと、メイク・コンタクト・仕事への影響を説明しているか
- 費用の総額と追加費用が明確か
- 抜糸や経過診察の日程、異常時の連絡方法が明確か
希望をそのまま通すだけでなく、状態に応じて別の施術や、施術を見送る選択肢も示されるかは重要な確認点です。
疑問が残る場合はその場で決めず、説明を持ち帰って検討しましょう。
目元の印象を変えたい方はセレクトクリニックへご相談ください
目元の印象は、二重ライン、目の縦幅・横幅、目尻の角度、目の下のふくらみなど、複数の要素によって決まります。
施術を一つずつ足すのではなく、現在の状態を診察したうえで、目元全体のバランスを考えて組み合わせることが大切です。
セレクトクリニックでは、二重埋没法、二重全切開、目頭切開、目尻切開、垂れ目形成、下眼瞼脱脂など、複数の目元施術に対応しています。
診察では、まぶたの厚み、蒙古ひだの張り、目尻側の形、下まぶたと眼窩脂肪の状態を確認し、希望する印象と適応を踏まえて選択肢を提案します。
カウンセリングでは、施術内容だけでなく、ダウンタイムの見通し、費用の総額、リスクや副作用、抜糸・経過診察の予定も確認できます。
確保できる休暇や大切な予定に合わせ、同時に受けるか分けて受けるかを相談することも可能です。
目元の施術はいずれも自由診療で、保険は適用されません。
希望した組み合わせが必ず適応になるわけではなく、診察の結果、別の方法や施術を見送る選択が提案される場合もあります。
複数施術を検討している方は、まず現在の目元の状態と希望をカウンセリングでお伝えください。
【FAQ】目元のフル整形に関するよくある質問
目元のフル整形を検討する際に寄せられることの多い質問をまとめました。
施術は1日で終わりますか?
組み合わせによっては同日に行える場合がありますが、施術内容や健康状態によって分けて行う場合もあります。
切開施術が複数含まれる場合は、手術時間や術後の休憩時間も長くなる傾向があります。
麻酔は複数回打つことになりますか?
施術する部位ごとに局所麻酔が必要になる場合があり、範囲が広がれば注射する箇所も増える可能性があります。
点眼麻酔、局所麻酔、笑気麻酔、静脈麻酔など、使用する方法は施術内容と健康状態に応じて医師が判断します。
痛みや注射への不安が強い場合は、カウンセリング時に伝えてください。利用できる麻酔方法、追加費用、施術当日の食事や運転の制限を確認できます。
まつげエクステやまつげパーマはいつからできますか?
まつげエクステやまつげパーマは、目元を引っ張ったり薬剤が付着したりする可能性があるため、術後しばらく控える必要があります。
再開時期は、切開の有無、傷の位置、腫れや赤みの状態によって異なります。
自己判断で予約せず、経過診察時に施術を受けた医療機関へ確認してください。
家族や職場に気づかれずに受けられますか?
腫れや内出血、傷、縫合糸の見え方には個人差があり、周囲に気づかれないことを保証できません。
とくに切開施術を複数組み合わせた直後は、腫れや糸が目立つ可能性があります。
メガネや前髪、メイクでどこまで隠せるかも、施術内容と症状によって異なります。
周囲へ知られたくない場合は、抜糸までの期間と腫れが落ち着くまでの余裕を含めて休暇を確保しましょう。
一度受けたあとに追加で施術を受けられますか?
追加施術は、前回の腫れや傷が落ち着き、仕上がりを判断できる時期まで待って検討することが一般的です。
組織が回復していない段階では、必要な施術や変化量を判断しにくくなります。
適切な時期は前回の施術内容と回復状態によって異なるため、医師の診察が必要です。
切開して処理した部分など、修正が容易でない施術もあります。追加を前提にせず、最初のデザイン段階で希望と優先順位を共有しましょう。
未成年でも受けられますか?
年齢や施術内容によって対応が異なり、保護者の同意や同伴が必要になる場合があります。
成長の途中であることや希望する内容を踏まえ、時期を見送る判断が示されることもあります。
必要な手続きと対象年齢は施術によって異なるため、予約前にクリニックへお問い合わせください。
まとめ
目元のフル整形は、二重整形、目頭切開、目尻切開、垂れ目形成、下眼瞼脱脂など、複数の目元施術を組み合わせるケースを指す通称です。
どの施術が必要かは、目をどの方向へ変化させたいかだけでなく、まぶた、蒙古ひだ、目尻、目の下の状態によって異なります。
複数施術を同時に受ける場合、それぞれのダウンタイムは同じ期間のなかで重なって進みます。
全体の回復期間は、もっとも時間を要する施術に左右される傾向がありますが、同じ時期に複数部位の症状が現れるため、腫れやむくみを強く感じることがあります。
術後2~3日ごろは腫れや痛みが強く現れやすく、切開施術では約1週間後に抜糸します。
日常生活への影響が減ってからも、細かなむくみや傷の赤みが残る場合があり、仕上がりの安定まで数か月かかることがあります。回復期間と結果には個人差があります。
検討時は、ダウンタイムだけでなく、仕上がりが安定するまでの期間、費用の総額、追加費用、術後通院、異常時の連絡方法まで確認しましょう。
同時に受けるか分けて受けるかにも一律の正解はありません。
セレクトクリニックでは、目元の状態を診察したうえで、希望する印象に応じた施術の組み合わせを提案しています。ダウンタイム、費用、リスクについてもカウンセリングで確認できます。
目元の複数施術に迷っている段階でも、現在の状態と優先したい悩みから相談してみてください。
目元の施術はいずれも自由診療で、保険は適用されません。適応と経過には個人差があります。









