女性にとってキュッと引き締まったスレンダーな身体は永遠の憧れですよね。
しかしその一方で、「どんなに頑張ってダイエットしても結果が出ない」といった声が多く聞かれます。痩せてはリバウンドを繰り返す、万年ダイエッターという人も多いのではないでしょうか。
医療美容の業界で最近注目されているのが【GLP-1ダイエット】です。
今回はGLP-1ダイエットの効果やメカニズム、気になる副作用について医師が詳しく解説いたします。
▶︎GLP-1に関する料金を知りたい方はこちら
GLP-1ダイエットとは?
GLP-1は「ジーエルピーワン」と読み、体内にあるホルモンのことを指します。Glucagon-like Peptide 1の頭文字をとったものです。
GLP-1とはどのようなホルモンなのか、詳しく解説していきます。
GLP-1とはどのようなホルモン?
人は食事をとると血糖値が上がります。その際に小腸から分泌されるのがホルモンGLP-1です。
GLP-1注射薬には、すい臓のβ細胞にあるGLP-1受容体と結合してインスリン分泌を促し、食後の血糖値の上昇を抑える働きがあります。
また、食べたものの消化を遅らせたり、食欲を抑えたりする働きもあります。
肥満体になると、食後のGLP-1の血中濃度は上がりにくくなるといわれていて、一度太ってしまうと、食欲を抑えてくれるホルモンGLP-1が働きにくくなるため、満腹感が得られずにますます太りやすくなってしまうのです。
生まれつきGLP-1が少ない人も
GLP-1の分泌量は、実は一定ではありません。なかには生まれつきGLP-1の分泌量が少ないという人もいるのです。いくらダイエットを頑張ってもなかなか痩せない人と、何もしなくても太りにくい人がいるのはこのためです。
GLP-1は糖尿病薬として使用されている
GLP-1ダイエットは、GLP-1と同じ効果を持つGLP-1受容体を注射して痩せホルモンの働きを助け、太りにくい体質作りをサポートする治療法です。
欧米ではすでに肥満治療薬として有効性が承認されていますが、日本では2型糖尿病診療の薬としてのみ承認されており、肥満薬としてはまだ認可を得るには至っていません。
そのためGLP-1ダイエットは現状、クリニックなどの医療機関で自由診療として受けられるメディカルダイエットとなっています(2019年11月現在)。
GLP-1ダイエットの特徴
GLP-1ダイエットについて簡単にご紹介しましたが、主な特徴は以下の通りです。
- 自宅治療ができる
- 自然に食欲が抑えられる
- 心身への負担がない
- アメリカやヨーロッパでも注目されている治療法
それぞれ詳しくみていきましょう。
自宅治療ができる
GLP-1ダイエットは、処方されたGLP-1受容体作動薬を専門医師の指導に従って皮下注射する、ホルモン注射療法です。
注射は医療従事者の手を借りる必要がなく、患者様自身で行っていただくため、オンライン診療や遠隔診療による自宅治療も可能です。
治療のたびに通院する必要がないため、生活スケジュールに大きな影響を及ぼすことがなく、治療に要する時間も慣れてしまえば1分程度で終わります。
手間も時間もかからず治療を継続できるのは、GLP-1ダイエットの大きなメリットのひとつといえます。
自然に食欲が抑えられる
GLP-1製剤は食欲を抑制する作用がある”痩せホルモン”です。
肥満になるとGLP-1が分泌されにくくなるため、常に空腹感にさいなまれ、過食に走りやすくなります。(生まれつきGLP-1が少ない体質の場合でも同様の悩みを抱えます)
そのため、従来のダイエット法では空腹感と戦いながらハードなトレーニングに取り組む必要がありました。GLP-1ダイエットでは、GLP-1を直接体内に注入することで食欲を自然と抑えることができます。
満腹感を得やすくなるので、自然と食事量や摂取カロリーが減り、結果として体重減少が期待できるのです。
心身への負担が少ない
これまでのダイエットでは、どんなに頑張ってもなかなか結果に結びつかず、どうしても強いストレスを抱えがちでした。
GLP-1ダイエットでは、体質自体を変えていくため、我慢や努力をする必要はほとんどありません。
また、治療に用いられるGLP-1受容体作動薬はもともと体内にあるホルモンと同じ作用を持つものです。体本来が持つ機能に近く、心身ともに負担が少ない治療法といえます。
さらに、注入の際には極細針を用いるため、痛みもほとんどありません。
アメリカやヨーロッパなどでも注目の治療法
GLP-1ダイエットは肥満治療法として、アメリカやヨーロッパなどでも注目されており、欧米ではすでにダイエット薬として一般的に知れ渡っています。
アメリカでは2014年12月、欧州では2015年3月に肥満治療薬として承認を受けています。
GLP-1ダイエットの効果とは?
心身ともに負担が少ないとされるGLP-1ダイエットですが、以下のような治療効果が期待できます。
- 太りにくい体質に導く
- 内臓脂肪にもアプローチしてくれる
- 食べ過ぎを防止できる
- 満腹感が持続しやすくなる
それでは、ひとつずつ説明していきます。
太りにくい体質に導く
GLP-1ダイエットによって体内のGLP-1の濃度を上げることができれば、太りやすい体質を徐々に変えていくことが可能です。
太りにくい体質へと導くことで、無理なくダイエット効果を求めることができるでしょう。
内臓脂肪にもアプローチしてくれる
GLP-1ダイエットは体質改善だけでなく、内臓脂肪にもアプローチしてくれます。
内臓脂肪が多くなると、高脂血症、高血糖、高血圧など多くの生活習慣病の引き金になるともいわれています。
GLP-1受容体作動薬は糖尿病治療薬として承認され、多くの糖尿病患者に処方されている薬です。
それだけに美容面に留まらず、生活習慣病対策としての効果も期待でき、年齢とともにお腹周りや体脂肪が気になるという方には特におすすめです。
食べすぎを防止できる
GLP-1には脳の満腹中枢に働きかけ食欲を抑制する作用があります。
腹八分目の状態でも満足感が得られるため、摂取カロリーが抑えられ、無理な食事制限や運動をする必要もなくなります。
満腹感が持続しやすくなる
GLP-1には胃腸の働きを緩やかにし、食べたものの消化を遅らせる作用もあります。
食べたものがお腹に比較的長く留まるため、満腹感が持続しやすく、空腹感にさいなまれることが少なくなります。
料金
施術名 | 料金 | |
Saxenda(サクセンダ)1本 | (1本 / 10日〜30日分) | 40,000円 (税込44,000円) |
Saxenda(サクセンダ)5本以上購入 | (1本 / 10日〜30日分) | 30,000円 (税込33,000円) |
針代 | (30本 / 1ヶ月分) | 3,000円 (税込3,300円) |
リベルサス 1ヶ月(1日1錠30日分) | 3mg | 15,000円 (税込16,500円) |
リベルサス 1ヶ月(1日1錠30日分) | 7mg | 30,000円 (税込33,000円) |
※自由診療には本国における未承認医薬品・医療機器が含まれます。
治療に使用する機器は当院医師の判断の元、個人輸入にて手続きを行っております。
その他にも患者様の状態や、ご希望に合わせてオーダーメードで痩身コースをご用意することも可能です。ご希望はカウンセリング時にご相談ください。
よくある質問
ここからは、GLP-1ダイエットに関するよくある質問をまとめてみました。
吐き気などの副作用はありますか?
治療初期の段階に、頭痛や胃の不快感、便秘・下痢など消化器の症状が現れる場合がありますが、継続するうちに慣れていくことがほとんどです。
症状は人それぞれですので、異変を感じた場合は担当医に相談してください。
治療の際の痛みはありますか?
治療は患者様の自己注射によって行われます。
採血などの注射とは異なり、治療に用いられるのは極細針です。
極めて細く短い針のため、痛みはほとんどありません。
もっとも痛みには個人差があるため、不安があれば事前にご相談ください。
本当に安全ですか?
GLP-1ダイエットではGLP-1受容体作動薬を使用いたします。
これは人の体内で作られる消化管ホルモンを応用した薬で、日本では2型糖尿病治療薬として血糖降下作用が認められています。
欧米では肥満治療薬として承認されており安全性が認められたものです。
もしも施術についてご不安な点がございましたら、事前の無料カウンセリングにてご相談ください。
リバウンドしますか?
リバウンドは食事制限やハードなトレーニングによるストレスによって起こることが多いです。
GLP-1ダイエットには、そうしたストレスや制約が存在しないため、GLP-1ダイエットではリバウンドは起こりにくいといえます。
モニターなど安い価格で治療を受ける方法はありますか?
当院ではモニター募集を行なっております。(期間によっては行なってない場合もございますのでご了承ください)
モニターにご協力いただける患者様には特別価格で治療をご案内させていただきます。
とはいえ、GLP-1ダイエットには適正もございますので、ご希望の方は一度無料カウンセリングにお越しくださいませ。
まとめ
人の体質は人それぞれです。
体内の痩せホルモンGLP-1の量が生まれつき少なければ、いくらダイエットを頑張っても結果に繋がらないこともあります。
何をやっても痩せられない方は、体内の痩せホルモンGLP-1が不足しているのかもしれません。
なかなか痩せない…とお悩みの方は、ぜひ当院の無料カウンセリングをご利用ください。