ダイエットや減量が思うようにうまくいかない時や、辛い食事制限や運動が続かない時に、医療ダイエットを考えた事がある方はいらっしゃいませんか?
医療ダイエットとは、医療技術を用いたダイエット法で、その方法によっては通常のダイエットでは困難とされる部分瘦せが可能であったり、手軽で即効性のある減量が可能なため、近年では利用者が増えています。
しかしその一方で、ネットやSNSでは「効果がなく痩せなかった」「デメリットや危険性がある」といった指摘がされていることも事実で、興味はあるけれど少し不安を感じる人もいるかもしれません。
医療ダイエットとは?
医療ダイエットにもいくつかの定義があります。今回は医療機関で受けることが可能な、医療行為を通じたダイエット法全般についてを対象とします。
メディカルダイエットと呼ばれることもありますが、基本的には同じ意味として使われているでしょう。
医療ダイエットには脂肪吸引といった外科的な方法の他に、注射による脂肪溶解注射やボトックス注入といった注射によって行う方法があります。
そして、マシンを使った医療用HIFU(ハイフ)、さらには食欲抑制剤や脂肪分解酵素を含む処方薬を使った方法などが挙げられます。
いずれの方法も医学的根拠に基づいた治療法であり、医療機関でのみ受けられる医療系有資格者による医療行為といったことが特徴で、安全性を担保しつつ、根拠に基づいた高いダイエット効果が得られるものであると言えます。
医療ダイエットの代表的な例
GLP-1ダイエット
GLP-1はグルカゴン様ペプチドー1(Gulcagon-Like peptide-1)の略で、人体で元々ある程度分泌されている物質です。
小腸から分泌されるホルモンであるインクレチンの一種です。
GLP-1はもともとインスリンを分泌して血糖値を下げたり、腸管からの糖分の吸収を抑える働きがありますが、それだけでなく胃腸や脳に働きかけて満腹感を得たり、食欲を抑制したりする働きもあります。
この作用により、GLP-1を投与することによって、食事量を我慢することなく制限することができ、ダイエット効果があると言われております。
内服薬(GLP-1)
医療ダイエットで内服する薬は、医療の現場で使用されている薬のため、自己判断での内服、容量変更は危険です。
吐き気などの身体症状や薬の血中濃度の異常が起きる恐れがあるからです。そのため、医師からの決められた用法と容量を必ず守る必要があります。
上記の情報を知ると「医療ダイエットってすごく危ないんじゃないの?」と不安に思う方もいると思いますが、医師の処方した通りに内服していただければ、不安に思う必要はありません。
リベルサス
GLP-1ホルモンは、インスリンの分泌を促す働きを持ったホルモンの1つです。
健康な人の体では、食事を摂取した際に小腸から分泌され、脳に「もうお腹がいっぱいである」という信号を送り、食べ過ぎを抑制する役割があります。
さらに、GLP-1ホルモンには、胃酸分泌や腸の働きを低下させる効果もあり、食べ物の消化に時間がかかることで、お腹が満腹な状態が長く続き、食欲を低下させる効果もあります。
また、膵臓に作用して血糖値のコントロールにも効果があります。
通常、GLP-1ホルモンの分泌量には個人差があり、分泌量が多い人は痩せやすい体質で、少ない人は太りやすい体質と言えます。
そのため、肥満症の方にGLP-1受容体作動薬を使用することで、食欲を抑制し、自然と痩せやすい体質をつくる効果が期待できます。
アキーセル脂肪吸引
アキーセルは、米国Millennium Medical Technologies(MMT)社が開発した脂肪吸引機器になります。
FDA(米国の公的機関で日本の厚生労働省にあたります)の許可も得ており、一定の安全性が認められています。
脂肪注入にフォーカスした吸引法なので、脂肪注入豊胸をご検討中の方にはおすすめです。
この脂肪吸引の特徴は、吸引管の微細な振動(前後運動)で脂肪を柔らかくほぐしながら吸引すること。
これによって脂肪の周辺組織へのダメージを抑えられるので、痛みや内出血などのダウンタイム症状を軽減できます。
2つ目は吸引管が細く、脂肪を吸い込む穴も非常に小さいということ。その為、脂肪注入に望ましい小さなサイズで脂肪を採取できます。
クリスタルプロ(大阪院限定)
クリスタルプロの特徴は、4つのアプリケーターを同時使用できる点です。
クールスカルプティングはアプリケーターが1つしかありませんが、クリスタルプロは4つのアプリケーターを同時に使用することができるため、同時に複数箇所の施術が可能となり、施術時間を短縮することができます。
また、アプリケーターの種類は7種類あり、顔や身体の様々な部位に合わせて選択することで360℃全身をカバーし最大限の結果に導きます。
もう一つの特徴は超音波スキャナーの搭載です。
超音波スキャナーで施術前後の脂肪組織を可視化することで、施術部位の正確な把握、吸引圧を適切に設定し、施術後の評価ができます。
また、脂肪組織のみでなく筋肉層の測定も可能です。
クリスタルプロはフランスなどの欧州をはじめ世界中で多く採用されている医療機器CEマークを認証した安全性が高いマシンです。
脂肪溶解注射
脂肪溶解注射は、部分痩せを叶える注入治療です。脂肪を溶解できる有効成分を含んだ薬剤を、適用箇所に注入します。
ダイエットでは痩せにくいと言われている二重アゴやフェイスラインなど部分痩せに効果的であり、全身痩せではなく部分的に痩せたい方に特におすすめの治療です。
脂肪溶解注射は、注射のみで行う治療のため、切開を伴う痩身施術と比べてもダウンタイムは少なく済みます。
そのため施術を受けたことが他者にバレにくいこともこの施術の特徴です。
カベリン
カベリンに使用されているデオキシコール酸は、濃度が高いほど効果が高くなり、その分、痛みや腫れが強くなる傾向があります。
高い痩身効果を求める方にとっては、高濃度(1%程度)のデオキシコール酸が含まれた脂肪溶解注射はおすすめといえるでしょう。
ですが、実際にはできればダウンタイムを抑えたい、痛みや負担の少ない痩身治療を受けたいと思われる方が多いのも事実です。
カベリンは脂肪溶解注射における「効果の高さ」と「ダウンタイムの負担軽減」を両立させるために誕生しました。
効果をしっかりと感じつつ、痛みや腫れなどのダウンタイムを抑えられるため、比較的、受けいただきやすい脂肪溶解注射です。
EMS(電気的筋肉刺激)
EMSとはElectrical muscle stimulationの略で、「筋肉への電気的な刺激」という意味です。
人体に影響の無い微弱な電気を使い、筋肉を収縮させて刺激する機器のことを指します。
メディアの影響もあり、すっかり市販のダイエット機器としても知られるようになったEMSですが、元々は医療用として開発され、スポーツ選手のリハビリやトレーニングで使われてきました。
近年では筋肉に電気刺激を与えることで運動効果が得られることから、運動が苦手な人でも手軽に取り組めるということで、ダイエット機器として使用されています。
医療ダイエットのメリット
過度な食事制限や運動が不要
ダイエットをする上で切り離せないのが食事制限です。
1日の消費カロリー>摂取カロリー
この構図を意識しダイエットを続けていれば痩せてはいきますが、脂質や糖質について考えなければ体脂肪までは落ちません。
メディカルダイエットであれば、過度な食事制限をする必要もなく、食べながらでもダイエットできます。
食事制限を緩和する薬には主に、「食欲を抑制する働きがある食欲抑制」と、「脂肪の吸収を阻害する脂肪吸収阻害剤」があります。
ただし食べられるといっても、暴飲暴食はNGです。
治療と合わせて食事内容も少しだけヘルシーにすると、効果実感までのスピードがより早まることは覚えておきましょう。
「食べることが好き」という方や会食・付き合いが多い方にとって、食事制限がストレスにならないのはメディカルダイエットの大きなメリットではないでしょうか。
リバウンドしにくい
脂肪溶解注射やハイフは脂肪細胞の数を減らす効果が期待できます。
自己流のダイエットだと脂肪細胞を小さくすることしかできないので、食生活が乱れてしまう事もあり、リバウンドしやすくなってしまいます。
リバウンドしたくないという方には医療ダイエットがおすすめです。
部分痩せが可能
医療ダイエットで行なう部分やせ治療は、脂肪細胞の大きさではなく数を変化させます。
一般的なダイエットや痩身エステで脂肪細胞の大きさが小さくなっても、数自体が減らなければ、ダイエット前の状態に戻るリスクは避けられません。
「一時的に体重減少に成功したけれど、気が緩んだ途端に元の体型に戻ってしまった……」という経験がある方も少なくないはずです。
医療ダイエットで行う部分やせ治療では、脂肪細胞の数自体を減らすため、ほかの方法に比べて長期的に高い痩身効果が期待できます。
医師の監督のもと行われる
医師がしっかりと患者様のお悩みや目標、体質などに最適な施術や薬などを提案するので効果を最大限に発揮!安心しながらダイエットを継続していただけます。
医療ダイエットのデメリット
副作用のリスクがある
副作用の症状や程度は施術によって異なりますが、脂肪吸引など手術を行う方法の場合、痛みやむくみ、腫れ、内出血などが強く出てしまうことがあります。
同じ施術でも副作用の出方は個人差があるため、思っていたよりも強い症状が出てしまう可能性も考えられます。
他にも考えられるものとして、施術によってはダウンタイム中の行動が制限されるケースがあります。
施術日を含めた数日間、休みを取ることが望ましい施術もあるので、ライフスタイルによっては施術のタイミングをよく検討する必要があります。
施術によってはダウンタイムがある
医療ダイエットでは薬や医療機器を使用しており、副作用が発生する可能性は否定できません。
また、傷跡や内出血などができる施術の場合、治癒するまでのダウンタイムが必要です。
傷跡や内出血は時間とともに薄くなりますが、うまくいかないとそのまま跡が残ってしまうケースがあります。
施術方法によってダウンタイムの症状や期間は異なります。
医療ダイエットは保険適用される?
医療ダイエットは形成外科や美容外科、美容皮膚科などの専門医や看護師などの医療資格保有者による注射や医療機器を使った医療行為による痩身治療です。
その目的の多くは、体重を減少させることにあるのではなく、脂肪を減少させて体型を改善し「見た目をきれいにすること」です。
そのため美容目的の診療となり健康保険の適用にはならず、自由診療になります。
医療ダイエットならセレクトクリニックにご相談ください
一般的に医療ダイエットには複数の種類があります。
セレクトクリニックで主に行われている治療法は、以下の通りです。
GLP-1内服薬
複数の種類があり、クリニックによって使用する薬は異なります。一般的に使用されている薬は以下のとおりです。
リベルサス
・自然に食欲を抑えられる
・太りにくい体質になれる
・自宅で治療を続けられる
・注射が苦手な方でも摂取しやすい
医師が診察の上、患者様にあわせて診断を行っています。
脂肪溶解注射
部分痩せを目的に行い、痩せたい箇所に注射器で薬剤を注入します。薬剤で脂肪を溶かして体外に排出することで、施術箇所のサイズダウンが可能です。
カベリン
カベリン注射は気になる部位に対し、ピンポイントに痩身効果を得ることができます。
一般的なダイエットでは、全体的に少しずつ脂肪が落ちていくため、痩せたい部位がなかなか痩せなかったり、痩せなくて良い部分から脂肪が落ちてしまったりなどのトラブルが起こりがちです。
ですがカベリン注射では、痩身効果を得たい部位を自分で決めることが可能です。
脂肪吸引
部分痩せしたい箇所に専用の管を入れて皮下脂肪を直接吸引する方法です。
脂肪の数が減るためリバウンドしにくいですが他の施術よりもダウンタイムが懸念されています。
まとめ
今回ご紹介した医療ダイエットなら、自己流のダイエットでは叶わなかった理想のボディラインを手に入れることが可能です。
痩身エステと異なり、医師免許を持った経験豊富な医師が診断・施術を行うので、より安全な治療です。
セレクトクリニックでは、安全性や安心感を高める様々な取り組みを行っています。
美容医療特有の痛みや不快感がゼロになるよう心掛けているからこそできる、おすすめの治療法を豊富にご用意しております。
美容医療に不安がある方も、お気軽にご相談ください。