ヒアルロン酸注入は、目元のシワやほうれい線、頬やこめかみのくぼみ改善など、さまざまな目的で行われる治療法です。
ヒアルロン酸には、注入箇所をふっくらと持ち上げてボリュームを出す効果が期待できるため、「ぷっくりとした厚みのある唇になりたい」「唇の縦ジワを解消したい」「リップが似合う唇になりたい」など唇への悩みのある方にもおすすめの治療法です。
この記事では、唇のヒアルロン酸注入の特徴や、当院で使用しているヒアルロン酸注入剤の種類、施術の流れなどについて詳しく解説します。
唇のヒアルロン酸注入とは
ヒアルロン酸注入は、シワを解消したい・気になる箇所をボリュームアップさせたいなど、さまざまな美容目的で使用される当院でも人気の治療法です。
ヒアルロン酸は皮膚や、関節など人の体内にある成分です。
保湿や弾力を保つ働きがあり、わずか1gで6ℓほどの水分を保持する力があります。
元々体に存在する物質のため、アレルギー反応が出にくく他の美容施術に比べリスクが低いのが特徴です。
ヒアルロン酸治療は、ヒアルロン酸を気になる箇所に注入することでさまざまな効果が期待できる治療法です。唇への注入以外にも以下のような効果が期待できます。
ヒアルロン酸注入で期待できる効果
ヒアルロン酸の注入で期待できる効果は下記の通りです。
- アゴや鼻を形成しEラインを整える
- 頬や目の下のくぼみにボリュームを出して若々しい印象にする
- 涙袋を入れて可愛らしい印象にする
- 法令線やマリオネットライン のしわを改善する
- おでこや輪郭を整え立体感を出す
シワを改善する場合、表情筋のシワを改善するボトックス治療と併用して行われるケースもあります。
適正については個人差があるので、お悩みがある方は無料カウンセリングにて相談してください。
唇のヒアルロン酸治療
ヒアルロン酸は、唇を形成するのにとても向いています。
唇の縦ジワが気になる・唇の薄さがコンプレックスに感じるという方は、ヒアルロン酸を注入することでふっくらとした唇を手に入れることができます。
美容クリニックや美容皮膚科で行われる美容外科手術で、唇を厚くする治療法は他にもありますが、ヒアルロン酸注射がもっとも手軽で、リスクの少ない治療法といえます。
施術時間は短く即効性があるので、忙しくて治療に時間をかけたくない方も施術しやすいでしょう。
唇に使用するヒアルロン酸の種類
セレクトクリニックでは、唇へのヒアルロン酸注射に「ジュビダームビスタボルベラXC」というヒアルロン酸注入製剤を使用しています。
ジュビダームボルベラXCは、アメリカのアラガン社が製造しているヒアルロン酸です。
独自のHYLACROSS技術によって、均質でなめらかな粘性を持ち、美しい仕上がりを長期間持続しやすい特徴があります。持続期間の目安は、「ボルベラXC」は12ヶ月〜18ヶ月(最長24か月)程度となります。
唇のヒアルロン酸注射が向いている方
唇のヒアルロン酸注射は、以下のような方に向いています。
- メスを使った美容整形手術は避けたい方
- 簡単にリップ形成をしたい方
- 痛みやダウンタイムの少ない施術をご希望の方
- 自然な仕上がりを希望する方
- 即効性がほしい方
- 加齢により唇がしぼんでしまった方
唇の形成方法
一口に唇の形成と言っても、理想とする唇やその人に合う唇の形はそれぞれです。
ヒアルロン酸治療の際は、患者さま一人ひとりに合わせて注入部位や注入方法を変え、理想の唇に近づけていきます。
今回は例として、もっともオーダーの多いアヒル口・丸みのある唇・厚みのあるセクシーな唇を形成するポイントや方法をご紹介します。
①人中短縮リップ
人中短縮を目的とした唇ヒアルロン酸が非常に人気のため、当院ではカウンセリングに基づきその方に合ったデザインで処置しております。
「人中」とは「鼻の下の溝部分」を指す用語です。この部分を短く見せることで、中顔面短縮効果(面長改善)が可能です。
人中短縮を行う際は、上唇のエッジ部分(外側の線)にヒアルロン酸を入れてボリュームを出すことで、上唇の面積自体を拡大できます。
こちらの手法は慣れないドクターが行うと上唇が飛び出したようになるため、受ける際は注意が必要です。
またオレンジの点部分にボトックス注射を打つことで、唇を内側にすぼめてしまう筋肉を緩めることが出来ます。
ヒアルロン酸とボトックスを併用することでより綺麗に人中短縮が可能になります。
当院では数多くの症例がございますので、気に入ったデザインがございましたらカウンセリング時にお伝えください。
人中短縮リップの症例写真
下記が人中短縮リップの症例の一部です。
詳しくは唇のヒアルロン酸注入を得意とする「金井 莉沙先生(東京院)」と「岩﨑 麻里子先生(大阪院)」のインスタグラムをご確認ください。
▼岩﨑 麻里子先生の症例写真
▼金井 莉沙先生の症例写真
なお、よくあるご質問に「人中ボトックスのみだと、どのような変化になるか?」というご質問がございます。
下記の症例は人中ボトックスのみの症例となります。
元々の唇の形は変わらず、上唇の中心部分のみ少しだけ上がります。元々の唇の形に満足されている方におすすめですが、ボトックス単体の効果よりもヒアルロン酸を併用することで上唇全体の人中短縮効果が期待できます。
②口角挙上リップ
次に多いのが「口角をキュッと上げたい」というお悩みです。
オレンジ色の箇所にボトックスを打つことで、口を下に引っ張っている筋肉が緩むため、多少の改善は可能です。
さらにヒアルロン酸を赤丸部分に注入することで、確実な変化が得られます。
赤丸部分にボリュームを出すと、緑の矢印のような角度がつくため、口角が上がったように見えるのです。
口角挙上リップの症例写真
下記が口角挙上リップの症例の一部です。
詳しくは唇のヒアルロン酸注入を得意とする「金井 莉沙先生(東京院)」と「岩﨑 麻里子先生(大阪院)」のインスタグラムをご確認ください。
▼岩﨑 麻里子先生の症例写真
▼金井 莉沙先生の症例写真
なお、よくあるご質問に「口角ボトックスのみだと、どのような変化になるか?」というご質問がございます。
下記の症例は口角ボトックスのみの症例となります。
元々の唇の形は変わらず、口角のみ少しだけ上がります。元々の唇の形に満足されている方や、形を補強したい方に向いていますが、ヒアルロン酸を併用するとより理想の方に変化できます。
③M字リップ
M字リップとは、赤丸の箇所にピンポイントでヒアルロン酸を入れることで、上唇の内側の形を形成することです。
唇が元々平坦な型は、真ん中部分に少しだけボリュームを出すのが人気です。
元々真ん中部分にボリュームがある方は入れすぎると不自然になるため、バランスを見て注入します。
口角部分に注入するのは先ほどの②口角挙上リップでお伝えした口角挙上効果も得られます。
つまり②口角挙上リップ+上唇の真ん中への注入=M字リップです。
②口角挙上リップと同様にオレンジ部分にボトックス注射を併用することでより綺麗なM字リップが完成します
①人中短縮リップと②口角挙上リップの症例写真をよく見るとM字リップが形成されております。
このように唇ヒアルロン酸は様々なご要望をカスタマイズして形成可能です。次は下唇です。
④スクエアリップ
スクエアリップは下唇のボリュームを出す注入方法です。
下唇のボリュームを出したい方、下唇の外側のラインを綺麗に整えたい方に向いています。
スクエアリップの症例
下記が口角挙上リップの症例の一部です。
詳しくは唇のヒアルロン酸注入を得意とする「金井 莉沙先生(東京院)」と「岩﨑 麻里子先生(大阪院)」のインスタグラムをご確認ください。
▼岩﨑 麻里子先生の症例写真
▼金井 莉沙先生の症例写真
⑤ピーナッツリップ
ピーナッツリップは下唇の特に内側にボリュームを出す方法です。
ピーナッツの殻のような形なのでピーナッツリップと呼ばれます。
この部分にボリュームを出すことで、真顔の時も可愛い印象になります。
このように①〜⑤までを組み合わせて理想の唇をオーダーできます。
「自分にどんな唇が似合うのかわからない!」という方はぜひカウンセリング時にご相談くださいね。
ピーナッツリップの症例
下記がピーナッツリップの症例の一部です。
詳しくは唇のヒアルロン酸注入を得意とする「金井 莉沙先生(東京院)」と「岩﨑 麻里子先生(大阪院)」のインスタグラムをご確認ください。
▼金井 莉沙先生の症例写真
▼岩﨑 麻里子先生の症例写真
施術の流れ
当院では、唇の施術に適したヒアルロン酸注入剤を使用し、施術を行う前にしっかりとカウンセリングを行うことで、患者様の希望に沿った仕上がりを目指します。
当日の流れ
ヒアルロン酸注射の施術は、以下の流れで行います。
【STEP 1】カウンセラーによるカウンセリング
ヒアルロン酸注射をご希望の方は、お電話またはホームページ上の予約フォームから、無料カウンセリングをご予約ください。
カウンセリング当日は、カウンセラーが患者様のお悩みを伺い、治療方針を確認いたします。
【STEP 2】担当医師によるカウンセリング
施術前に、担当医師が診察を行います。患者様のご希望やお悩みを伺い、治療内容や施術方法について詳しく説明しますので、気になることはなんでもお話しください。なお、執刀医は症例数が多いベテラン医師が担当致します。
どちらも症例件数が多いベテラン医師ですので、なんでも相談してくださいね。
【STEP 3】治療開始
洗顔をしていただいたあと、ヒアルロン酸を注入していきます。
施術箇所に合わせて、注入量や深さをコントロールしながら丁寧に施術を行います。
【STEP 4】 ご帰宅
治療後はすぐにお帰りいただけます。
メイクは注入直後から可能です。パウダールームがございますので、ごゆっくりお寛ぎください。
唇のヒアルロン酸の施術後の経過
唇のヒアルロン酸の施術後は、人によっては腫れや内出血が起こる場合があります。
ただし、腫れは1-2日で引き、内出血は1週間程度で回復し、自然な唇に変化します。
安心して施術を受けてください。
ただし、唇へのヒアルロン酸の注入後、血行が良くなると腫れや内出血が起きやすくなるため、施術当日は飲酒や激しい運動は避けてください。
また、施術後のシャワー浴は可能ですが、入浴は翌日以降から行うようにしてください。
唇のヒアルロン酸の副作用・リスク・ダウンタイム
唇にヒアルロン酸注射を行った場合、腫れや内出血・しこりの副作用・リスクが出る場合があります。
下記で詳しく説明します。
腫れ・内出血
ヒアルロン酸を注入すると、人によっては腫れや内出血が出る場合があります。
通常、腫れは1〜2日程度、内出血は1週間程度で治ります。
腫れや内出血が続く場合は、クリニックに相談してください。
しこり
ヒアルロン酸注入後にしこりができる場合は、ヒアルロン酸が凝固した可能性があります。
注入する際に混ぜられなかったり、ヒアルロン酸の種類が適切出ない場合が考えられます。
クリニックやドクター選びには十分に注意してください。
セレクトクリニックの唇のヒアルロン酸の料金
セレクトクリニックの唇のヒアルロン酸の料金は下記の通りです。
施術名 | 料金 | |
ヒアルロン酸:ジュビダームハイラクロス各種
(種類:ウルトラXC、ウルトラプラスXC) |
1㏄ | 35,000円
(税込38,500円) |
ヒアルロン酸:ジュビダームバイクロス各種
(種類:ボリューマ、ボリューマXC、ボルベラ、ボリフト、ボラックス) |
1cc | 60,000円
(税込66,000円) |
※自由診療には本国における未承認医薬品・医療機器が含まれます。
治療に使用する機器は当院医師の判断の元、個人輸入にて手続きを行っております。
唇にヒアルロン酸注射をするなら安心のセレクトクリニックへ!
ヒアルロン酸注射はメスを使わないため、数ある美容医療治療のなかでも、比較的手軽に安全に治療を受けることができます。
当院では、カウンセラーと医師による丁寧なカウンセリングを行った上で、唇に適したヒアルロン酸注入剤を使用し、自然な仕上がりを目指して施術を行います。
唇はお顔の印象を決めるとても重要なパーツです。
唇の縦ジワを解消したい方や、唇をボリュームアップさせたい方など、ご自身の唇にコンプレックスがある方は是非無料カウンセリングにてご相談ください。
よくある質問
唇へのヒアルロン酸注射について、よくある質問と回答を紹介します。
ヒアルロン酸注射はどのくらいのペースで行えばいいですか?もちは?
ヒアルロン酸は時間の経過と共に、徐々に体外へ排出されます。
注入剤の種類や体質など個人差によって持続期間は異なりますが、通常のヒアルロン酸ですと、約3ヶ月〜半年程度で元の状態に戻ることが多いです。
当院で唇に使用しているジュビダームビスタウルトラXC・ボルベラXCは、9ヶ月〜18カ月程度持続効果があります。個人差はありますが約1年に1回の通院で問題ありません。
唇へのヒアルロン酸の量は何CCがおすすめですか?
通常、唇へのヒアルロン酸注射の量は1〜2ccがおすすめです。
ただし、希望するデザインや人によって量は変化するので、カウンセリング時に相談してください。
唇のヒアルロン酸の注入のデザインの上手い・下手はどこで分かりますか?
唇のヒアルロン酸のデザインについては、クリニックのHPやドクターのSNSに掲載されている症例写真から判断ができます。
また、クリニックやドクターが安心して任せられるかを判断する必要もあります。
クリニックやドクターを判断するには、ホームページが丁寧に作られているか、カウンセリングをあなたの状況に合わせて詳しく行ってくれるか、ドクターの実績は十分かを確認してください。
どのクリニック・ドクターを選ぶかによって、満足するデザインになるかどうかが変わってきます。
デザインが気になる場合は、一度当院の無料カウンセリングにてご相談ください。
唇のヒアルロン酸を注射する時に痛みはありますか?
痛みの感じ方には個人差がありますが、ヒアルロン酸注入剤に麻酔成分(リドカイン)が含まれているため、痛みは感じにくいです。
ただし、注入当日〜翌日にかけて多少の痛みや違和感を感じる場合があります。
当院では表面麻酔ではなく、唇にキシロを垂らしたガーゼを当て麻酔をしてから施術を行います。こちら追加費用などはいただいておりません。
また、先が丸く痛みや内出血などを軽減できる注射針「マイクロカニューレ」もオプションで使用できますので、痛みに不安がある方はお気軽にご相談ください。 ※針代として、別途3,000円(税別)が発生します。
唇のヒアルロン酸注入はキスする時など相手にバレますか?いつからできますか?
医師が推奨する適切な注入量では、キスの時に相手にバレることはほとんどありません。
また、ダウンタイムが終了した後からキスを行っても問題ありません。
しかし、ヒアルロン酸の量が多すぎたり、硬すぎるヒアルロン酸を注入した場合、どうしても不自然さがでるのでバレる可能性があります。
ヒアルロン酸はあくまでナチュラルに補正の要素で用いるのがベストです。
事前に医師としっかり相談し、自分にあったデザインで注入してもらってくださいね。