「エルビウムヤグレーザーを受けたいけれど、モードによって何が違うのかわからない」
「毛穴やニキビ跡には、どのモードが向いているの?」
エルビウムヤグレーザーが気になってはいるものの、このような疑問を持たれている方も多いのではないでしょうか。
エルビウムヤグレーザーは水分に吸収されやすい波長の光を使ったレーザーですが、照射方法によって得意とする悩みが異なり、同じ機器でもモードの選び方次第で仕上がりに差が出ます。
そこで本記事では、エルビウムヤグレーザーの基本的な仕組みやモード別の効果、向いている悩みの違いまでをわかりやすく解説します。
まずはエルビウムヤグレーザーの特徴を整理
エルビウムヤグレーザーは、皮膚表面の組織を精密に蒸散し、ニキビ跡や毛穴などの肌悩みにアプローチするレーザーです。
照射する範囲や方法を変えられるため、悩みの深さや広がりに合わせて治療方法を選択できます。
まずレーザーそのものがどのような仕組みで肌に作用し、どのような悩みに対応できるのかをご紹介します。
波長と作用の仕組み
エルビウムヤグレーザーは、水分への吸収性が高い2,940nmの波長を利用しており、皮膚に照射すると、組織に含まれる水分がレーザーのエネルギーを吸収し、その部分を蒸散させる仕組みとなっています。
この作用によって、皮膚表面の不要な組織を細かく取り除きながら、肌の凹凸や質感を整える効果が期待でき、照射する深さや範囲は、使用するモードや出力などによって調整が可能です。
熱が周囲へ大きく広がりにくいため、狙った部分へ比較的コントロールして届けられる点が特徴です。
ニキビ跡や毛穴などの肌悩みにアプローチできる
エルビウムヤグレーザーは、皮膚表面の組織を蒸散する作用を利用し、次のような肌悩みへのアプローチに適した治療です。
- ニキビ跡の凹凸
- 毛穴の開き
- 小じわ
- 肌のざらつき
一方で、エルビウムヤグレーザーはメラニンなどの色素そのものには反応しない仕組みのため、シミやそばかすなど色素性の肌悩みには、別の治療が選択肢となります。
【モード別】エルビウムヤグレーザーの効果
エルビウムヤグレーザーには、照射方法や得意とする肌悩みが異なる3つのモードが搭載されており、悩みの深さや広がり方に応じて使い分けることができます。
| モード | 主な特徴 | 向いている肌悩み |
| SPOT | 気になる部分をピンポイントで蒸散 | 深いニキビ跡やクレーター、小さなほくろなど |
| SCANNER | 面状に照射して広範囲を整える | 浅く広がるニキビ跡、ストレッチマークなど |
| CLEAR | 比較的浅い層へ照射し肌質改善を目指す | 毛穴 小じわ、浅いニキビ跡など |
深いニキビ跡や凹凸には「SPOTモード」
SPOTモードは、気になる部分へピンポイントに照射し、不要な組織を精密に蒸散させる照射方法です。
輪郭がはっきりした深めの凹凸や、限られた範囲にある悩みに対して集中的にアプローチしたい場合に選ばれやすいモードです。
【SPOTモードが向いている主な肌悩み】
- ボックスカー型(凹みの角を狙った照射)
- アイスピック型ニキビ跡(くり抜き照射)
- 脂漏性角化症
- アクロコルドン
- 小さめのホクロ
浅く広がる凹凸を整えたい場合は「SCANNERモード」
SCANNERモードは、皮膚表面へ面状に照射することで、範囲の広がった悩みへ均一にアプローチできる照射方法です。
ピンポイントで深い部分を処理するSPOTモードとは異なり、肌全体や広い範囲に浅く広がる肌悩みへのアプローチに用いられます。
【SCANNERモードが向いている主な肌悩み】
- 脂漏性角化症
- ストレッチマーク
- 浅く広がったニキビ跡
毛穴や小じわなどの肌質改善には「CLEARモード」
CLEARモードは、肌へフラクショナル状に微細な照射を行うことで、肌自体の再生力を引き出し、毛穴や小じわなど肌質全体の底上げを目指す照射方法です。
組織を直接蒸散させるSPOTやSCANNERとは異なる仕組みで、微細な穴をきっかけとした肌のターンオーバーを促していくようなイメージのモードです。
【CLEARモードが向いている主な肌悩み】
- 毛穴・小じわ
- 浅く広がったニキビ跡
- ストレッチマーク
- トータルスキンリジュビネーション(肌全体の若々しい印象づくり)
モード別に見るエルビウムヤグレーザーのダウンタイム
エルビウムヤグレーザーは、照射方法によって肌への刺激の出方が異なるため、モードごとにダウンタイムの傾向にも違いがあります。
赤みや皮むけなどが落ち着くまでの期間には個人差がありますが、モード別のダウンタイムの目安と施術後に起こり得るリスクは、事前に押さえておくことが大切です。
SPOTモードは赤みやかさぶたが生じやすい
SPOTモードはピンポイントに組織を蒸散させる照射方法のため、施術部位に赤みやかさぶたが生じる場合があり、かさぶたが自然に剥がれ落ちるまで数日から1週間程度かかる場合があります。
このとき、気になってもかさぶたを無理に剥がさず、自然に取れるのを待つことが、きれいな仕上がりにつながるポイントです。
SCANNERモードは赤みや乾燥が現れることがある
SCANNERモードは面で広く照射する方法のため、照射範囲全体に赤みや乾燥、軽度の皮むけなどが生じる場合があり、SPOTモードに比べてやや広範囲に反応が出やすい傾向があります。
範囲が広い分、施術当日から数日は、赤みなどがメイクで隠しにくい場合もあるため、スケジュールに余裕を持って施術を受けると安心です。
CLEARモードは比較的ダウンタイムを抑えやすい
CLEARモードはフラクショナル状に微細な照射を行う方法のため、ほかのモードと比べてダウンタイムを抑えやすい傾向がありますが、肌の反応や落ち着くまでの期間には個人差があります。
比較的ダウンタイムが少ない傾向がありますが、赤みなどが出た場合の経過や肌の落ち着き方には個人差があることも理解しておきましょう。
施術後のリスク・副作用
エルビウムヤグレーザーの施術後には、次のような症状が生じる場合があります。
【施術後に生じる可能性のある症状】
- 赤み
- 腫れ
- 熱感
- ヒリつき
- 乾燥
- 皮むけ
- かさぶた
また照射条件や肌状態によっては、まれに火傷、水疱、色素沈着、感染、瘢痕などが生じる可能性もあります。
症状の程度や回復までの期間には、照射モードや出力、照射範囲、肌状態などによる個人差があるため、施術前にダウンタイムだけでなく、起こり得るリスクや施術後のケアについても医師に確認しておきましょう。
エルビウムヤグレーザーのモード選びで知っておきたいポイント
エルビウムヤグレーザーは、肌悩みの種類だけでなく、凹凸の深さや広がり方などによって適したモードが異なります。
ここでは、モードを選ぶ際に押さえておきたい2つのポイントをご紹介します。
悩みの範囲や深さで選ぶ
エルビウムヤグレーザーのモードを選ぶ際は、「肌悩みが局所的なのか広範囲なのか」「凹凸が深いのか浅いのか」など、状態を確認することが重要です。
ただし、同じニキビ跡や凹凸であっても深さや範囲は一人ひとり異なるため、見た目だけで自己判断せず、医師による診察を受けたうえでモードを決めることが大切です。
複数の肌悩みがある場合は照射方法の組み合わせも検討
顔の肌悩みは、毛穴とニキビ跡、浅い凹凸と深いクレーターなど、複数の症状が同時に生じていることがあります。
その場合は、一つのモードだけに限定するのではなく、肌の状態に応じて照射方法や範囲を調整し、複数のモードを組み合わせて対応することも選択肢になります。
肌悩みに合わせたエルビウムヤグレーザーならセレクトクリニック
セレクトクリニックでは、エルビウムヤグレーザークリスタを導入し、SPOT・SCANNER・CLEARの3つのモードから、肌状態や悩みに応じた治療をご提案しております。
なお、これまでは新宿院のみでのご案内でしたが、2026年8月から表参道院・銀座院・大阪院にも順次エルビウムヤグレーザークリスタが導入され、新宿院を含む全院で施術を受けられるようになりました。
また、ポテンツァやピコレーザーなど、エルビウムヤグレーザー以外の美容医療も幅広く取り扱っており、ほかの施術との組み合わせも可能なため、患者様一人ひとりに合わせた治療方法をご検討いただけます。
【主な料金プラン】
| 施術名 | 区分 | 料金(税込) |
| 【スポットモード】クレーター ※テープ・軟膏込み ※医師施術 | 1箇所 | 5,500円 |
| 【スポットモード】イボ・ホクロ ※テープ・軟膏込み ※医師施術 | 1箇所 1mm | 5,500円~ |
| 【スキャナーモード】ニキビ跡 ※看護師施術 | 頬+鼻 | 38,500円 |
| 【クリアモード】フラクショナルorセルラー ※看護師施術 | 全顔 | 16,500円 |
| 【クリアモード】フラクショナル+セルラー ※看護師施術 | 全顔 | 27,500円 |
※自由診療には本国における未承認医薬品・医療機器が含まれます。
治療に使用する機器は当院医師の判断の元、個人輸入にて手続きを行っております。
美容医療がはじめての方にも安心してご相談いただけるよう、カウンセリングでは肌の状態や希望を丁寧にお伺いし、肌に適した治療をご提案しております。
「エルビウムヤグレーザーのモード選びに迷っている」「まだエルビウムヤグレーザーを受けるか決めていない」という方もまずはお気軽にご相談ください。
【FAQ】エルビウムヤグレーザーでよくある質問
ここでは、エルビウムヤグレーザーに関して多くの方から寄せられる質問を、回答とともにご紹介します。
妊娠中や授乳中でも受けられますか?
妊娠中・授乳中は、美容医療の施術について慎重な判断が必要なため、エルビウムヤグレーザーについても自己判断で受けるのは避けましょう。
体調やタイミングによって判断が分かれる部分もあるため、事前に医師へ相談したうえで、施術を受けられる時期かどうかを確認することが大切です。
エルビウムヤグレーザーはシミも治療できますか?
エルビウムヤグレーザーは、色素そのものを標的とするレーザーではないため、シミやくすみの改善を目的とした治療には用いません。
シミが気になる場合は、色素に反応するレーザーなど、症状に適した治療が選択肢となるため、まずは医師に相談するようにしてください。
複数のモードを組み合わせて受けられますか?
悩みが複数ある場合は、1回の施術内でSPOT・SCANNER・CLEARを組み合わせて照射できる場合があります。
しかし、どの組み合わせが適しているかは、肌状態や悩みの深さによって異なるため、最終的には医師の診察によって判断されます。
ダウンタイム中のスキンケアで気をつけることはありますか?
赤みやかさぶたが生じている間は、刺激の強いスキンケアや紫外線を避け、保湿と日焼け対策を意識して過ごすことが望ましいとされています。
とくに、かさぶたは肌への負担を避けるためにも、自然に剥がれ落ちるまで触らないことが大切です。
まとめ
エルビウムヤグレーザーは、水分に吸収されやすい波長の光を利用して肌表面の組織を精密に蒸散させる治療で、SPOT・SCANNER・CLEARという3つのモードを使い分けることで、悩みの深さや広がり方に応じたアプローチができます。
ピンポイントで深い凹凸に働きかけたい場合はSPOTモード、浅く広がった悩みを整えたい場合はSCANNERモード、肌質全体の底上げを目指したい場合はCLEARモードというように、それぞれ得意とする悩みや照射方法、ダウンタイムの出方にも違いがあります。
ただし、実際にどのモードが適しているか、また組み合わせが必要かどうかは、悩みの深さや肌状態によって一人ひとり異なるため、自己判断で決めるのではなく、医師に肌状態を診察してもらったうえで治療方法を相談することが大切です。
セレクトクリニックでは、エルビウムヤグレーザークリスタを表参道院・銀座院・新宿院・大阪院の全院で導入しており、医師が丁寧に診察したうえで、お一人おひとりに適したモードや治療プランをご提案させていただきます。
ニキビ跡や毛穴、肌質のお悩みでご検討中の方は、まずはお気軽に当院までご相談ください。
