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陥没乳頭のメリット・デメリット・リスクとは?ダウンタイムや料金・男性施術の可否について医師が徹底解説

陥没乳頭とは

陥没乳頭(陥没乳首)とは、乳頭が突出せず、乳輪より奥へ引き込まれている状態のことを指します。

美容・整容上もその形態が問題となりやすく、乳頭は陥没していると、その部分に汚れが溜まりやすく、乳腺炎などの病気を引き起こしたり、赤ちゃんに母乳を飲ませづらい「授乳障害」へとつながる可能性があります。

その場合、陥没した乳頭が妊娠しても突出してこない場合は授乳できず、母親は乳房が腫って疼痛に苦しみ、乳児は乳頭をくわえられずにイライラするため双方にとってよくありません。

保存的な治療法としては、持続的吸引を用いた方法がありますが、これに抵抗する陥没乳頭は手術により健常な状態を取り戻しておく必要があります。

陥没乳頭は、乳頭部にある約15~20本集まった乳管束が、その周囲の瘢痕などにより未発達となり、乳頭が引き込まれてしまうことにより発生するので、乳管をそれらの瘢痕様組織から解除することで、症状の改善につながります。

真性と仮性について

陥没乳頭には種類があり、指で乳首を引っ張っても埋没したままのものを「真性」、引っ張ったり刺激をすると出るものを「仮性」と呼びます。

陥没乳頭をそのまま放っておくと、授乳ができないというケースもあります。

「仮性」の場合、授乳可能な場合もありますが、「真性」と同様、へこんでいる部分に汚れが溜まることで雑菌が繁殖し、乳腺炎を起こす可能性があります。

ご出産を考えられている方は妊娠前に陥没乳頭の治療を行っておくことを推奨しています。

当院では健康保険は取り扱っておりません(保険適用外)が、陥没乳頭の機能的な改善だけでなく、見た目(形態的な)変化にもこだわりを持って手術を担当させていただきます。

陥没乳頭の原因

陥没乳頭の主な原因は以下の要因が考えられますが、珍しいことではありません。

成長期の発達

個人差はありますが、成長期に女性の胸は大きくなります。

胸が大きくなるのはバストに脂肪が集中するようになるためですが、その段階で乳管の発達が追い付かなくなり乳頭が埋没してしまうことがあります。

さらに近年では食生活の変化で女性が摂取する脂肪分の量は増加している傾向にあるので、バストサイズの平均値も上がっています。

そのため、陥没乳首の発症率も上がっていると言われています。

生まれつきのもの(先天性)

先天性の陥没乳頭は乳腺と呼ばれる母乳を作る組織と、母乳が通る乳管の発達のバランスが悪く、乳頭を内側に引き込んでしまうことによって起こります。

傷や病気の後遺症

乳房に対する打撲や突然の体重減少、乳腺炎の後遺症、乳房への外科治療などで乳房の形が変わることでも引き起こされます。

下着が合っていない

サイズの小さいブラジャーをし続けることは、乳頭を長時間圧迫し続けることも陥没する要因になりえます。

特に成長期や妊娠中など、バストが大きくなる時期は注意が必要です。

女性の約7割がサイズの合わないブラジャーを着けているというデータもありますので、妊娠していない成人女性でも無関係ではありません。

陥没乳頭が引き起こす問題

衛生面のトラブルを起こしやすくなる

へこんでいる部分は汚れがたまり、雑菌が繁殖しやすい不衛生な状態です。

そのため、乳腺炎という病気になるリスクが高くなります。

悪化すると膿がたまって乳房内に膿瘍ができてしまい切開して排膿する処置が必要になることもあります。

授乳に支障が出る可能性がある

乳首が出にくいため、飲ませにくかったり、乳首が短いことで赤ちゃんの吸い付きが悪くなります。

重度の陥没乳頭では乳管の通り自体が悪くなり、乳腺で母乳が作られるものの、乳管を通って外に出すことができなくなり、胸が張ることもあります。

場合によっては、乳頭や乳腺の炎症が起きて痛みや熱の原因(うっ滞性乳腺炎)になる恐れがあります。

乳腺炎の発症リスクが高まる

陥没乳頭は乳頭のへこんでいる部分に汚れが溜まりやすく、不潔な状態になりがちです。

汚れが溜まっていると雑菌が繁殖しやすく、乳腺炎を発症するリスクが高くなってしまいます。

乳腺炎とは、乳腺が炎症を起こしている状態で痛みや発熱が出ます。

乳腺炎が悪化すると感染性乳腺炎に進行し、乳房の中に膿の塊ができて処置が必要になってしまうこともあるため、注意しましょう。

陥没乳頭手術を行う3つのメリット

メリット①:見た目のコンプレックスが解消される

乳頭陥没手術のメリットはなんといっても見た目が改善される点です。

陥没乳頭でご相談にいらっしゃる方のほとんどが見た目を気にされているため、審美面のコンプレックスの解消は大きなメリットと言えます。

温泉やサウナ・プールなどでの着替えも周囲を気にすることなく行えます。

メリット②:乳頭を清潔に保てる

陥没乳頭は雑菌が繁殖しやすいリスクがありますが、手術で乳頭を突出させることでキレイに洗浄でき、清潔に保ちやすくなります。

陥没乳頭手術を行うデメリット・リスク・ダウンタイム

デメリット①:効果が不十分

乳管が大変短くなっていますと、乳頭を十分引き出せないことがあります。

また、陥没している乳頭の大きさが小さいため、引き出しても乳頭の高さが低くて物足りないことがあります。

デメリット②:乳頭が大き過ぎる

術後3 ヶ月はむくみがあるため、乳頭が大きく見えます。

むくみがとれるまで経過をみて頂く必要があります。

引き込まれている乳頭を隆起させる手術ですので、基本的に元々の乳頭の大きさが反映され、思ったより乳頭が大きく感じることがあります。

デメリット③:術後に乳頭の感度が落ちる可能性がある

個人差はありますが、陥没乳頭手術の後は、乳頭の感覚が鈍くなることもあります。

手術が原因だったり、局所麻酔が残っていて、以前に比べて感度が落ちたと感じることがあるようです。

また、手術前の陥没乳頭は外からの直接的な刺激を受けていないため、元々乳頭の感覚が弱く、手術後に通常の乳頭に戻った際、感度が落ちたように感じることもあるようです。

どちらも、数ヶ月かけて徐々に改善されていくとされていますが、感度が戻るまでには少し時間がかかるのは、手術前に理解しておくべきデメリットといえるでしょう。

デメリット④:術後乳頭の色がまだらになる可能性がある

陥没乳頭の手術後に、乳頭の色がまだらになる可能性もあります。

原因としては、手術により、
1. 手術の傷跡
2. 色素が抜ける
上記の影響を受けることで、乳頭の色がまだらになることがあります。

隆起させる程度が左右で異なると、術後に左右差が生じる可能性があります。

元々の乳頭の大きさや形に左右差があることは珍しくありませんが、その場合術後も左右差が残りやすくなります。

デメリット⑤:授乳ができない可能性がある

陥没乳頭の手術は、乳腺を傷つけないように行うため、手術後も授乳が可能です。

しかしながら、陥没乳頭の状態にもよりますが、へこむほど完全に乳頭が陥没している場合は、そもそも授乳が出来ない可能性があります。

セレクトクリニックの陥没乳頭手術の料金

※自由診療には本国における未承認医薬品・医療機器が含まれます。

治療に使用する機器は当院医師の判断の元、個人輸入にて手続きを行っております。

陥没乳頭手術を受けるならセレクトクリニックへ!

陥没乳頭は比較的、若い女性に多い疾患です。

放っておくと審美的な見た目の問題だけでなく、健康や機能の観点からも問題が生じてきます。

そのままの状態ですと授乳が困難です。

また、へこんでいる部分に汚れがたまりやすくなる事で不衛生な状態になり雑菌が繁殖しやすくなります。

そのため乳腺炎という病気になるリスクも高くなります。

以上の理由から、陥没乳頭は出産までに治療を推奨している疾患です。

セレクトクリニックでは当クリニックには、産婦人科専門医として女性器を機能的・形態的に熟知した女性ドクターが、相談・手術(施術)・アフターフォローまで責任をもって担当いたします。

なかなか話にくい女性器のお悩みについて気になることがあれば、お気軽にご相談ください。

陥没乳頭手術についてよくある質問

手術は必ず必要ですか?

手術が必要かどうかは、陥没乳頭の程度や原因、そして患者さんの希望によります。

一部の人々は特別な装具やエクササイズで改善を見ることができます。

一方で、重度の陥没や乳がん等の病気が原因である場合には手術が必要となることもあります。

手術のリスクは何ですか?

手術には常にリスクが伴います。

これには感染、出血、瘢痕、乳頭の感触や外観の変化、そして乳腺管の損傷による乳汁分泌障害、乳頭壊死、乳腺炎などが考えられます。

また、陥没乳頭が再発する可能性もあります。

陥没乳頭を治す手術は傷跡が目立ちますか?

牽引法では乳首の根元をわずか5mm、2ヵ所切開するだけですので、傷跡は目立ちません。

また、切開法では傷跡は乳首の中心につきますが、乳首は元々傷が非常に目立ちにくい部位なので、時間とともにほとんどわからなくなります。

後戻りはしますか?

手術方法やもとの状態によりますが、後戻りする場合がありますので、術後検診でフォローしていきます。

 

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