“ショッピングの合間に受けられる”ことが呼び名の由来になったとされるほど、ダウンタイムの少ない施術として知られる「ショッピングリフト」。

本記事では、そのショッピングリフトの効果や注意点について、医師の観点から詳しく解説します。

「顔のたるみを解消したいがダウンタイムが長いのは困る…」

「あくまでも自然な範囲内でリフトアップがしたい」

という方の参考になる内容ですので、ぜひ最後までお読みください。

ショッピングリフトの効果・特徴

ショッピングリフトは主に肌の若返りを目的とした美容施術です。ここでは、その効果や特徴を確認していきましょう。

皮膚のタイトニング効果

皮膚の内部に挿入された糸が吸収されていく過程で、持続的にコラーゲンやエラスチンといった美容物質の生成が促進されることで、その引き締め効果によってたるみを改善します。

肌のハリ・色ツヤ、毛穴の引き締めといった肌質改善に高い効果が見込め、麻酔をして針を挿入して抜くだけの簡単な施術なので時間も短く済み、安全、手軽に受けられることから人気です。

なお、糸にはポリディオキサノン（通称PDO）と呼ばれる時間経過で溶ける素材が使われているため、安全性が高いことも嬉しいポイントです。

自然な仕上がりを維持できる

ダウンタイムについては後述しますが、施術には極細の針を使用するため針穴の赤み程度で傷跡はほとんど目立ちません。

また、他のリフトアップ施術のように物理的に皮膚を引き上げているわけではなく、あくまで人体が本来持つ美容成分の生成を促すというメカニズムなので、不自然な感じや引きつれ感がないこともメリットといえるでしょう。

極細針で細やかなデザインができる

極細の針を使用するため、挿入する本数や角度などをある程度自由に調節することができ、一人ひとりのお悩みに合わせて細かいデザイン変更ができる点もメリットです。

ショッピングリフトのビフォーアフターイメージ

ショッピングリフトでは、無数の針を平行または格子状に挿入していきます。

当然のことながら糸の密度が高い部分ほど刺激を受けやすく、美容成分の生成がより促進されます。

どこに重点的に糸を挿入するのか、一人ひとりのご希望を伺いながら医師と相談しつつデザインを決めていくことが一般的です。

施術後から徐々に肌のハリが感じられるようになり、効果のピークはだいたい施術後約1～2ヶ月後くらい。約3ヶ月～半年ほど効果が持続します。

セレクトクリニックでは、カウンセリングにて患者様のご希望を詳しくお伺いし、施術経験豊富な医師が施術を担当させていただきます。

ショッピングリフトがどのような施術か何となく理解はできたが、具体的なイメージが湧かないという方もいらっしゃるかと思いますので、実際の施術の様子をご覧いただきましょう。

ショッピングリフトにデメリットはある？

気軽に受けられる美容施術として人気のショッピングリフトですが、施術を検討する上で注意しなければならないこともあります。

永続的な効果は期待できない

ショッピングリフトで利用する糸は体内に吸収されるため、その効果は永続的ではなく一定期間で消失して元の肌質に戻ってしまいます。

糸の素材にもよりますが約1年～1年半程度の持続となり、たるみを解消し続けるためには定期的な治療が必要です。

たるみの度合にもよりますが、当院では、前回の施術から効果が持続しているか確認しながら、だいたい3～6か月ごとに定期的に受けていただくことを推奨しております。

「リフト」と名前に付いていますが、厳密には引き締め（タイトニング）効果がメインであるとお考えいただくと良いでしょう。

即効性があるわけではない

ショッピングリフトで挿入される糸はたるんだ皮膚を物理的に引き上げるものではなく、皮下の線維芽細胞に働きかけてコラーゲンやエラスチンといった成分の生成を促すことが目的です。

そのため、施術後からハリ感などの効果を徐々に効果は感じられるようにはなるものの、見た目にもわかるような引き締め効果が出るのは施術から数週間経った後です。

緩やかに少しずつ肌の引き締まり効果や美肌効果が出てくるため、施術を受けるタイミングには注意が必要です。即効性が欲しい方は他のリフトアップ施術をご検討ください。

▼セレクトクリニックが提供するリフトアップ施術▼

• フェイスリフト：中程度のたるみも適応となり、長期的な効果も見込める
• ミニリフト：フェイスリフトほどでなくても効果がほしい方へ
• こめかみリフト：目元のたるみ特に気になる方はこちら
• スレッドリフト：返し付きの糸を挿入することで物理的に皮膚を引き上げる
• セレクトスモールリフト：脂肪吸引と糸リフトの相乗効果

ショッピングリフトのダウンタイムについて

冒頭でも触れましたが、“ショッピングの合間に受けられる”ことが呼び名の由来となったことエピソードからも分かるように、ダウンタイムはほとんどないと考えて差し支えありません。

ただし個人差があり、皮下組織に針を刺す以上、炎症による多少の痛みや腫れ、熱感、つっぱり感などが生じる場合があります。

とはいえ通常の糸リフトに比べるとダウンタイムは短く、長くても2～3日で落ち着くため、それほど心配する必要はないでしょう。

施術当日から入浴していただいても構いませんが、万が一炎症の症状が見られる場合はシャワーのみにするのが無難です。さすがにフェイスマッサージや顔を擦る動作は施術から約1ヶ月程度は控えるようにしてください。

セレクトクリニックのショッピングリフトについて

ここでは、セレクトクリニックのショッピングリフトについてご説明します。

治療の流れ

1. カウンセリング
   医師とのカウンセリングでは、ご希望を詳しくお伺いします。カウンセリング時間は余裕を持ってお取りしていますので、施術についてご不明な点・ご不安なことがありましたら、どんなことでもご相談ください。
2. 治療
   治療直前にメイクを落としていただきます。表面麻酔を塗布し、複数回針を挿入し、糸を皮下組織に残していきます。
3. アフターケア
   治療直後からメイクをしても OK ですが、針で刺した場所は避けてくださいますようお願いいたします。当日から洗顔やシャワーは可能ですが、お肌は強く擦らないようにご注意ください。

無料カウンセリングはこちら

施術概要

施術概要は下記をご覧ください。

実際に施術を受けられた方の声

当クリニックでショッピングリフトを受けられた方から、以下のような嬉しいお声をいただきました。

口横のポニョっとした感じがなくなりました！
１回でもお肌にハリ感やフェイスラインがスッキリした感じがわかります。
今後も定期的に受けていきたい治療でした。

お役に立てて大変光栄です。今後も定期的に受けていきたいとのこと、ぜひまた当クリニックへお越しください。

料金

セレクトクリニックでは針20本単位で料金を設定しております。詳しくは下記をご確認ください。

【Q＆A】ショッピングリフトに関するよくある質問

ここでは、ショッピングリフトに関してよくお寄せいただく疑問にお答えしていきます。

Q1.効果はいつから実感できる？

記事の中でも述べておりますが、施術直後からご自身でハリが出てくるのを徐々に実感できるようになります。

施術から数週間経ったくらいから、見た目で分かるような引き締め効果が得られるでしょう。

Q2.効果はどれくらい持続する？

これも記事中の繰り返しになりますが、効果のピークは施術後約1～2ヶ月くらいで、個人差はあれど約3～６ヶ月ほど効果が持続するとされます。

Q3.施術の推奨間隔は？

セレクトクリニックでは、前回の施術の効果が弱まってきたくらいのタイミングでの施術を推奨しております。

そのため、前回の施術から早くて3ヶ月、遅くとも6ヶ月くらいで再度受けていただくことで効果を持続できるでしょう。

Q4.糸リフトとの違いは？

ショッピングリフトと糸（スレッド）リフトは、皮下に針の付いた糸を挿入する美容施術という点で共通していますが、即効性や効果の持続といった点では糸リフトに軍配が上がります。

糸リフトでは「コグ」という返しの付いた糸を用いており、それが皮下組織に引っ掛かり、内部から物理的に顔の皮膚を引き上げる構造となっています。

ただし通常の糸リフトは高いリフトアップ効果と引き換えに、肌のつっぱり感や痛み、腫れといったダウンタイムの症状が強く出ることもあります。

そもそもショッピングリフトはあくまで肌のハリ・引き締めを目的とした施術であるため、強いリフトアップ効果をご希望の場合は「スレッドリフト」や「セレクトスモールリフト」がおすすめです。

Q5.ほうれい線を薄くするのに効果はある？

多くの場合、ショッピングリフトはほうれい線の改善にも効果的といえるでしょう。

ほとんどの場合、加齢などによって皮膚がたるむことでほうれい線が強調されるため、ショッピングリフトの引き締め効果でたるみが改善されることによって、ほうれい線を目立たなくする効果が期待できます。

まとめ

本記事ではショッピングリフトについて解説しました。

本文でも触れましたが、「リフト」と名前は付いているものの、実際には物理的に皮膚を引き上げるというよりは内部からの肌の若返りを目的とする施術です。

また、挿入した糸によって皮下の線維芽細胞に働きかけ、コラーゲンやエラスチンなどの美容成分の生成を促して徐々に肌のハリ・ツヤをアップさせ引き締めるといった特性から、即効性のある施術ではありません。

何よりも「気軽に施術を受けたい」「ダウンタイムが心配」といったことを重視する方に特におすすめの施術といえるでしょう。